今回は、エクセルシートをコピーする方法をお話しします。
エクセルには、シートがあります。本でいうと1枚1枚のページに相当する部分です。
エクセルはルーズリーフのように「増やす」「移動する」が簡単です。その中でも今回は「コピーして増やす」方法をお伝えします。
エクセルシートのコピー方法 画像解説
エクセルシートコピーの動画解説
エクセルシートコピーの基本手順
まずはエクセルでシートをコピーするための基本手順を見てみましょう。
エクセル画面下部で現在選択中のsheet名が表示されたタブにポインタを当て、右クリックします。
表示されたメニューの中から、「移動またはコピー」を選択します。
ダイアログボックスで、コピーしたシートを挿入したい場所を選択します。今回はsheet2の後、一番後ろに挿入したいので「末尾へ移動」を選択します。
次に「コピーを作成する」にチェックを入れます(このチェックがないとシートはコピーされず、sheet1が末尾へ移動しただけになってしまいます)。
あとはOKをクリックすれば、コピーされたシートがsheet1(2)として作成・挿入されます。

シートを簡単にコピーしたいときはショートカットキーを使うと便利です。
方法は簡単です。まずコピーしたいシートをクリックします。次にCtrlキーを押しながら、コピーしたい位置までドラッグします。
↓
sheet1のコピーができました。
エクセルではショートカットを利用することで、簡単にシートの挿入ができます。他にもExcel(エクセル)にはショートカットはたくさんあるので、必要なものから覚えておくと良いでしょう。

次に同じエクセルファイルの中ではなく、別のエクセルファイルにシートをコピーする方法についてみてみましょう。
「コピー元」というタイトルのファイルと、「コピー先」というタイトルのファイルがあるとします。
「コピー元」のシートsheet1を「コピー先」にコピーしてみましょう。
まずは基本操作で見たように、sheet1タブを右クリックし「移動またはコピー」を選択します。
表示されるダイアログボックスの「移動先ブック名」のボックスをクリックし、「コピー先.xlsx」を選びます。
※エクセル形式で保存されたファイルのことをブックと呼びます。
そのため、ダイアログボックスには「移動先のブック」というタイトルがついているのです。これは「移動先のファイル」と読み替えて構いません。
「コピーを作成する」にチェックを入れてOKを選択すると、「コピー先」ファイルにsheet1のコピーが作成されます。
このような手順をとれば複数ファイル間でシートをコピーすることができます。
複数シートのコピーを作成するには
複数シートをコピーするのも基本的には同じ手順です。
まず、コピーしたいシートを複数枚ShiftもしくはCtrlキーを押しながら選択します。
その後、右クリックし、「移動またはコピー」を選択します。
コピーしたシートを挿入したい場所を選択し、「コピーを作成する」にチェックを入れてOKをクリックします。
例ではsheet1とsheet2がsheet1(2)、sheet2(2)という名前で同時にコピーできています。
エラーでシートのコピーができない時
便利なシートのコピーですが、エラーが出てうまくコピーできない場合があります。その対処方法を見てみましょう。

シートをコピーしようとすると「名前’〇〇〇’は既に存在します」というメッセージが表示されて、シートをコピーすることができない場合があります。
この原因はセル範囲につけた名前が無効になっていることです。
通常セル範囲の名前はA1:B3など決まっているのですが、数式バーの左のボックスを使えばセル範囲に自分の好きな名前を付けることができます。
例えば、A2のセルを選択して、ボックスに「氏名」という名前を入力します。
別のセルに「=名前」と入れることで、A2の内容をそのまま反映させることができるのです。
しかし、この状態でA2の「氏名」セルを削除してしまうと、F2ではセルの参照先を失った状態になってしまいます。
つまりこのシートにはエラーが存在することになります。
エラーが存在する状態でシートをコピーしようとすると、「名前”〇〇”は既に存在します」というメッセージが表示されてしまうことがあるのです。
解決方法は、使わなくなってしまったセルの名前を消すことです。
「数式」タブの「名前の管理」を選択し、定義されている名前の一覧を表示します。
一覧が表示されたら、使わなくなっている不要な名前を削除しましょう。

シートをコピーしようとしたら、「このコマンドは、共有ファイルで実行することはできません。
排他モードで開いてください。」と表示されることがあります。
これはエクセルファイルを共有モードで編集している場合に出るエラーです。
共有モードでは他の人と一緒に1つのファイルを編集できますが、一方でシートのコピー等の機能は制限されているのです。
設定を共有モードから排他モード(1人だけが編集可能な状態)に切り替えれば解決します。
「校閲」タブの中から、「ブックの共有を解除」をクリックすれば、「排他モード」に切り替わり、コピーができるようになります。
シートを別のファイルにコピーしようとしたとき、
「移動先またはコピー先のブックの行列数が元のブックの行列数よりも少ないため、シートを移動先またはコピー先のブックに挿入できません」
と表示されることがあります。
このメッセージは最新のExcelブック形式である.xlsxファイルから旧式のエクセルブック形式xlsファイルにコピーを行おうとするときに表示されます。
実は最新のxlsxファイルに比べ、旧式のxlsファイルでは行数、列数ともに非常に少ないのです。
コピー元のxlsxファイルのシートに入力されているデータの量がxlsファイルのシートに収まらないため、エラーが出てしまうというわけです。
またExcel2019ではコピー自体は可能ですが、保存を使用としたときに以下のようなメッセージが現れてそのまま保存ができないことを教えてくれます。
解決方法は簡単です。コピー先であるxlsファイルを「名前を付けて保存」し、保存画面で最新のxlsx形式を指定します。
これでコピー先も最新のファイル形式になり、シートのコピーが可能になります。
エクセルのシートコピー機能を使えば、最初に作ったひな型をどんどん増やすことができるので非常に便利です。
ショートカットキーを使えば、コピーは一瞬で終わります。使いこなして事務作業を効率化しましょう。
わかりやすい動画の解説はこちら
シートのコピー具体的操作方法 その1
「シート名」部分を右クリックします。(今回は、11月と書かれたシート名をコピーします)
↓
「移動またはコピー」を選択します。
↓
「シートの移動またはコピー」の設定画面が表示されます。
「シートの移動またはコピー」の設定画面の「挿入先」下の「11月」を選択します。
↓
「コピーを作成する」左□に✓を入れて☑にしてください。
↓
「OK」ボタンを押します。(設定画面下に表示されています。)
エクセルのシート名を見ると「11月」のシートの同じ内容のシートがコピーされて表示されていますので確認してみてください。
※シート名は同じ名前で複数のシート名をつけることはできませんのでシート2と数字が入りますのが同じ名前ではなかったら変更をすることはできます。
シートのコピー具体的操作方法 その2
「シート名」部分を2回クリックしたまま
↓
「Ctrl」キーを押したまま
↓
2回クリックしたままのマウスを左右に動かすと下向き▼が表示されます。
※下向き▼の表示部分にシートのコピーが表示されます。
↓
マウスのクリックを外してください
↓
「Ctrl」キーをはなしてください。
エクセルのシート名を見ると「11月」のシートの同じ内容のシートが移動した場所にコピーされて表示されていますので確認してみてください。
シートの「移動」具体的操作方法
「シート名」部分を2回クリックしたマウスを左右に動かすと下向き▼が表示されます。
※下向き▼の表示部分にシートが移動されて表示されます。
↓
マウスのクリックを外してください。
エクセルのシート名を見るとシートの移動した場所に表示されていますので確認してみてください。
分かりやすい動画解説 その2
エクセルでは最初にシートが出ています。
この場所に「文字」「表」「計算式」などを入れていきます。
逆に言うとこの場所がないと作成することができません。
それで。
そのシートですが、最初は1枚しかありません。
エクセルの2010年以前の方は3枚です。
こうあると
「1枚しかできない」
「3枚しかできない」
と思われる方が多いのですが簡単に増やせます^^
例えば12か月分のものを「1ヶ月ごと」にしたいなと思ったり12枚作成できます。
自分の思うように作成しましょう。
エクセルシートのコピーまとめ
仕事でパソコンを使う人はExcel(エクセル)を使う機会が多いですよね。当然、シートを新しく作成して増やすこともあります。
エクセルのブックのコピーはできても、シートをコピーして別ブック(エクセルファイル)にコピーしたいときも。
今回ご紹介したエクセルのシートをコピーする方法は、仕事で役に立つテクニックです。ぜひ覚えておくと良いでしょう。
また、Excel(エクセル)で入力したシートをバックアップとして残しておきたいときは、ショートカットを使うことで簡単にシートのコピーができました。
一度に覚えると大変ですが、必要な時に積極的にショートカットを使うことで、自然と使えるようになりますよ。
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