エクセル・VBA

エクセル|COUNT関数の使い方と個数を数えるその他の関 数

2022年11月28日

COUNT関数とその他の個数を数える関数

COUNT関数はExcelでもよく使われる関数で、指定した範囲内の数値が入っているセルの個数を数えることができます。

例えば、試験結果のように点数が入力されている表など、その範囲を数えれば、実際に試験を受けた人数を数えることが可能です。

ビジネスでも使用しやすい基本の関数の1つですので、必要最低限習得しておくべき PC スキルとも言えます。

そこで今回の記事では、COUNT関数の使い方や挿入する方法について詳しく紹介します。

COUNT関数 数値の個数を数える

COUNT関数は、指定したセル範囲の数値が入力されたセルの個数を数える関数です。

=COUNT(範囲)

構文はこのようになっています。

この範囲の中で数値の個数を数えたら何個?という意味の関数となっています。

数式を挿入したら、後は数えたい範囲を選択するだけの簡単な関数です、初心者の方にも使いやすい関数となっています。

引数も計算などの複雑なものはなく、シンプルに数えたい対象の範囲を選択するのみなので、初心 者の方にも活用しやすい関数です。

COUNT関数使い方

【COUNT関数の使い方】

  1. 結果を出したいセルを選択する(※ダブルクリックしない)
  2. 「ホーム」タブの「オートSUM」の[v]をクリックする
  3. 一覧から「数値の個数」をクリックする
  4. 数を数えたい範囲を確認・選択する
  5. 「Enter」キーを押して確定する

  • COUNT関数は、「オートSUM」の一覧から挿入できる
  • 引数は1つで、数値の個数を数えたいセル範囲を選択するだけでOK

COUNT関数はボタンで挿入でき、範囲選択して確定するだけなので初心者の方にも使いやすい関数となっています。

それでは、手順の詳細を解説します。

今回の例では、受講者のテストの点数の範囲をもとに受講した人数を求めます。

 

①セル【C9】をクリックする

COUNT関数の使い方

まず、COUNT関数の結果を表示したいセルをクリックします。
※ダブルクリックはしないようにしましょう。

 

②オートSUMの右側の「v」をクリックする

COUNT関数の使い方

「ホーム」タブの「編集」グループにある「オートSUM」の右側の「v」をクリックします。

 

③一覧から「数値の個数」をクリックする

COUNT関数の使い方

プルダウンリストから「数値の個数」をクリックします。

 

COUNT関数が挿入され、セル範囲が自動で選択されます。

COUNT関数の使い方

セルに、COUNT関数が挿入され、自動で、セル範囲が参照されます。

 

④セル範囲を選択し直す

COUNT関数の使い方

正しいセル範囲をマウスで選択します。

 

⑤「Enter」キーを押して確定する

COUNT関数の使い方

「Enter」キーを押して確定すると、選択した範囲のデータの個数が表示されます。

 

⑥右のセルに数式をコピーする

COUNT関数の使い方

セル【C9】をクリックし、セルの右下にある■(フィルハンドル)を右側にドラッグして、右のセルに数式をコピーします。
これで完成です。

 

個数を数えるさまざまな関数

エクセルでは、COUNT関数のほかにもデータの個数を数えることができる関数の種類がいくつかあります。

データの個数を数えることができる関数

上記の例のように、数字のセルが入力されたセルの個数を数えるCOUNT関数以外にも

  • COUNTA関数
  • COUNTIF関数
  • COUNTIFS関数
  • COUNTBLANK関数

があります。

それぞれに数えることができる対象があるため、何を数えたいのか目的に応じて使い分ける必要があります。

COUNTA 空白以外のセルを数える

=COUNTA(範囲)

COUNTA関数は空白以外のセルの個数を数えることができます。

COUNTA関数の使い方については、下記の記事をご覧ください。

個数を数える関数|COUNTA・COUNT|違いもわかりやすく解説

条件に一致したセルを数える

1つの条件に一致したセルの個数を数える COUNTIF

=COUNTIF(範囲,検索条件)

指定した1つの条件を満たすセルの個数を数えることができます。

COUNTIF関数の使い方については、下記の記事をご覧ください。

Excel(エクセル)| COUNTIF(カウントイフ)関数の正しい使い方|基本から応用まで

複数の条件に一致したセルの個数を数える COUNTIFS

=COUNTIFS(範囲1,条件1,範囲2,条件2,…)

COUNTIF関数で指定できる条件が1つだったのに対し、COUNTIFS関数を使うことで2つ以上の複数の条件を指定することができます。

すべての条件に一致したセルの個数を数えることができます。

COUNTIFS関数の使い方については、下記の記事をご覧ください。

COUNTIFS(カウントイフス)関数の使い方

COUNTBLANK 空白セルを数える

=COUNTBLANK(範囲)

COUNTBLANK関数で選択した範囲内の空白のセルを数えることができます。

COUNTBLANK関数の使い方については、下記の記事をご覧ください。

Excel|COUNTBLANK関数で空白のセルを数える方法

 


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COUNT関数 数えられないデータ

COUNT関数を使って結果を求めたら、0(ゼロ)が表示されてしまったという人が多いと思います。

COUNT関数に似た関数で「COUNTA(カウントエー)関数」というものがあります。

この2つの違いを理解していないと正しい結果を求めることができません。

ザックリ言うと

COUNT関数:指定した範囲の中から「数値」を数えるもの

COUNTA関数:指定した範囲の中から「空白以外のセル」を数えるもの

という感じです。

COUNT関数では文字が入力されたセルの個数を数えることができません。

COUNTA関数が数えられる「空白以外のセル」とは、数値も文字列も含むセルになるので、データが入力されているセルをすべて数えます。

下記の記事でこの2つの違いについて書いていますので、参考になさって下さい。

Excel(エクセル)|COUNTA(カウントエー)関数とCOUNT(カウント)関数の違い

 

COUNT系関数 その他のポイント

資料を作成する時の集計に便利なCOUNT系の関数ですが、下記のポイントも一緒に覚えておくと役立ちます。

 

■比較演算子

COUNT系の関数の中でも条件を指定する「COUNTIF関数」「COUNTIFS関数」では、「100以上」などの「以上・以下・より小さい・より大きい・等しい・等しくない」といった条件を指定することが多いです。

その際に必要となるのが比較演算子「>=」「<=」「>」「<」「=」「<>」です。関数の使い方と一緒に覚えておきましょう。

 

■ダブルクォーテーション

こちらも条件を指定する「COUNTIF関数」「COUNTIFS関数」で必要となります。

条件に比較演算子を含む数値、あるいは文字列を指定する際にダブルクォーテーションで囲む必要があります。

ダブルクォーテーションで囲み忘れてしまうとエラーになってしまうので注意が必要です。

 

■COUNT関数とCOUNTA関数の使い分け

COUNT関数はオートSUMの中に格納されていて使いやすい関数ですが、結果が「0」になるということがよくあります。

氏名から人数を数える場合、商品名から商品数を数える場合など、文字列の入力された範囲を数えたい場合は「COUNTA関数」でなければなりません。

最初から「COUNTA関数」を使っておけばいいという場合もありますが、参照するセルのデータが「数値と数値以外のデータが混在している場合」は注意が必要です。

混在している範囲をCOUNTA関数で数えてしまうと、正しくデータをカウントすることができません。

状況に応じて使い分けに慣れるまでは、数えたい対象が「数値」なのか、「数値以外」なのかで使用する関数を使い分けてみましょう。

 

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