Excelは、MicrosoftのOfficeソフトの中でもビジネスでの使用頻度が高く、数式や関数、グラフの作成などのスキルを求められることが多いです。
関数は、単純に計算をするだけの物ではなく、集計する時にも便利なものがあります。
今回紹介するCOUNTIF関数は、条件に一致するセルの数を数えることができる関数で、例えばリストの中から「男性」だけを数えるとか、「合格」だけ数えるなど、指定した条件のセルだけ数えることが可能です。
初心者の方にもわかりやすく解説していますので、ぜひ参考になさってください。
COUNTIF関数の応用は下記の記事で紹介していますので、ご覧ください。
COUNTIF関数|演算子を使って「○○以上」「○○以下」の値を設定する方法
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COUNTIF関数ってどんな 関 数?
COUNTIF関数は、1つの条件に一致するセルの数をカウントしてくれる関数です。
「COUNT」と「IF」で、「もし○○を数えたら△個あるよ」と教えてくれる関数なんです。
例えば、名簿の一覧から参加者を数えたら何人なのか、受験者一覧から合格者を数えたら何人なのか、他にも指定した範囲に〇が何個あるのか…などなど、条件さえ指定することができれば、活用できる範囲はとても多いです。
自分で数えると、果てしなく時間がかかる作業も、COUNTIF関数を使えば一瞬で終わってしまう、ビジネス シーンでもとても便利な関数ですので、覚えておいて損はないですね。
また、人が数えるとミスが起こる可能性もありますが、関数を正しく活用すれば、簡単に正しく数を数えることができます。
今回は、COUNTIF関数を使ったことがない方にもわかるように、挿入の方法や基本から応用の使い方、気を付けておくべきポイントまで詳しく解説します。
COUNTIF関数のザックリ解説
わかりやすい動画解説①
わかりやすい画像解説①
わかりやすい画像解説②
COUNTIF関数の構文はこちら
=COUNTIF(範囲, 検索条件)
範囲 | 個数を数えたいセル範囲 |
検索条件 | 「範囲」の中から探して(検索して)ほしい条件 |
=COUNTIF(範囲, 検索条件)
=もしこの範囲から、○○を数えたら何個?
こんな感じです♪関数の中でもシンプルなものになりますので、ぜひ覚えてくださいね。
それでは、実際に関数を挿入して、どのような手順で使うのかを解説します。
基本編 COUNTIF関数の使い方
それでは下記の例で紹介します。
左の表をもとに、男性の人数をCOUNTIF関数を使用して数えましょう。
COUNTIF関数を挿入する
セルを選択したら、半角で「=cou」と入力し、「COUNTIF」をマウスでダブルクリック、またはキーボードの「Tab」キーを押し、関数を確定させます。
★ポイント①
入力は半角で行います。全角で入力した場合、関数の候補の一覧が表示されませんし、入力も難しくなります。
★ポイント②
関数の入力は、小文字でOK!わざわざ大文字で入力しなくても関数を挿入したら自動的に大文字になるので、小文字でOKです。
★ポイント③
「=c」だけでもいいのですが、「C」が付く関数が多いので、表示される候補も多くなります。関数を入力するときは、2~3文字入れてあげると、候補が絞り込まれ操作もしやすくなります
ダブルクリック、または「Tab」キーで関数を確定させると、「=COUNTIF( 」と表示されます。
これで準備は完了です。
※ちなみに、関数は一覧からの選択ではなく、自分で手入力することももちろん可能です。
その際は、「=COUNTIF( 」と関数の後ろのカッコまで入力しましょう。
範囲を選択する
今回は、性別の列から条件に合うものを探したいので、セルC2からC11を選択します。
セルをクリックすることで、自動的にセルが入力されます。
★ポイント
セルの入力は、マウスでセルを選択して行いましょう。もちろん手入力も可能ですが、数式や関数でセルを手入力すると、効率も悪いですし、入力ミスが起こる可能性もあるので、マウスの使用がオススメです。
手入力で関数を挿入する場合、それぞれの引数の間を半角のカンマで区切る必要があります。
キーボードで半角カンマを入力しましょう。
検索条件を入力する
続いて、検索条件を入力します。
今回は、結果を求めたい表を作っているので、条件が入力されているセルF2を選択しましょう。
セルF2には、「男」というデータが入力されていますので、検索条件が「男」となります。
条件を入力し終わったら、Enterキーを押しましょう。
※カッコで閉じなくても大丈夫です。
これで結果が表示されます。
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絶対参照でCOUNTIF関数を使う方法
1回ずつ同じ数式を入れるのは非効率です
続いて、下のセルにも答えを求めましょう。
もう一度先ほどと同じようにCOUNTIF関数を挿入するという手もありますが、これは手間ですね。
数式を下にコピーする方が早いのですが・・・。
数式をドラッグしてコピーするときは気を付けなければいけない
先ほど求めた結果を下にコピーしてみましょう。
そうすると結果が表示されて、一見合っているように見えますが、下記をご覧ください。
合っているように見えますが、実は、結果を求めるセルが1つ下にズレると、範囲も1つ下にズレてしまうんです。
これでは正しい結果を求めることができません。
でもまぁ、結果的には合ってるし、いいのでは?と思いたくもなりますが、なぜこれではダメなのか解説しますね。
例えば、セルC2の受験者の性別が間違っていたので「女」に修正したとします。
問題はここで発生します。
男の人数は、自動的に正しく計算され、「4」から「3」に変更されますが、女の人数はどうでしょう。
1人増えたはずなのに「6」のままですね。
このように、セル範囲を固定しない場合、たとえデータの修正を行ったとしても、正しく反映されない可能性が十分にあるんです。
今回は、セルC2は選択の範囲外となっていたので、修正しても正しい結果を表示することができませんでした。
ドラッグしてコピーするなら「範囲」を「絶対参照」で行うこと
セルG2に入れた数式を修正しましょう。
まず、数式を修正したいセルをクリックします。
次に固定したいセル範囲を選択します。今回は「C2:C11」を固定したいのでこちらを選択します。数式バーを使うとやりやすいです。
選択ができたら、キーボードの「F4」を1回押しましょう。
すると「C2:C11」に$マークが付いて、「$C$2:$C$11」に変わります。変わったらEnterキーを押しましょう。
これで、数式が正しく修正されましたので、下のセルにドラッグしてコピーしましょう。
「$C$2:$C$11」で固定されているので、正しい結果を求めることができます。
このように、数式をドラッグして下のセルにコピーする際、同じ範囲を使用する場合は、「F4」で固定して絶対参照にします。
そうすることで、結果を求めるセルが1つ下にズレても、同じ範囲を参照することができます。
また、条件となるセルの参照も結果を求めるセルが1つ下にズレるので、F2から1つ下がりF3を参照します(相対参照)。
複数条件を指定する方法
例えば、カウントする条件を2つや3つなど複数指定したい場合があります。
例の場合だと、「科目がExcel」「性別が女性」など複数の条件に一致したセルの数を数えたい時などです。
この場合は、COUNTIF関数ではなくCOUNTIFS関数を使い、個数を数えるのがオススメです。
詳細は、下記の記事をご覧ください
COUNTIFS(カウントイフス)関数の使い方|動画解説付き
比較演算子を使って数える方法
カウントする条件を指定する際に、比較演算子を使った条件の指定方法を知っておくと便利です。
比較演算子は、「=」「<>」「>」「<」「>=」「<=」を使う方法で、「等しい・等しくない」「より大きい・より小さい」「以上・以下」という条件を指定することができます。
使用する種類によって、対象となる値との比較条件を変えることができ、「より大きい・より小さい」の場合は、指定した値は含まれず、「以上・以下」の場合は指定した値を含んだ条件を指定できます。
詳細は、下記の記事をご覧ください
COUNTIF関数|演算子を使って「○○以上」「○○以下」の値を設定する方法
部分一致したセルを数える方法
通常、指定できる条件は「〇〇に一致したセル」というように、それが「〇〇以上」であったり「○○という文字列」であったり、条件に完全に一致したセルの個数を数えることが前提です。
しかし、場合によっては、例のように一部の条件に一致したセルのみカウントしたいという場合があります。
この場合は、アスタリスクを使用した方法で、任意のデータのみに一致したセルの個数を数えることができます。
詳細は、下記の記事をご覧ください
COUNTIF関数で○○を含む条件の指定|ワイルドカードの使い方
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