今回の記事はExcel(エクセル)|COUNTIF関数で空白セルをカウントする方法と、COUNTIF関数で空白以外のセルを数える方法について紹介します。
COUNTIF関数では、条件を指定して、それに一致したセルの個数のみを数えることができるので、「空白以外」という条件を指定することで、空白以外のセルの個数を数えることが可能です。
その他のデータの個数を数える関数については、下記記事よりご覧ください。
■条件に一致したセルの個数を数えたい時
Excel(エクセル)| COUNTIF(カウントイフ)関数の正しい使い方|基本から応用まで
Excel(エクセル)|COUNTIF関数で空白セルをカウントする方法の画像解説
COUNTIF 空白以外のセルを数える方法
COUNTIF関数は、条件に合ったセルの個数を数えることができる関数です。
今回はその「条件」に比較演算子を活用して「空白以外」つまり何かしらのデータが入力されているセルを指定します。
演算子を活用する
演算子 | 意味 |
= | 等しい |
<> | 等しくない |
> | より大きい |
< | より小さい |
>= | 以上 |
<= | 以下 |
今回は、こちらの演算子の中から「<>」を使って、条件を指定します。
「"<>"」このように、「<>」をダブルクォーテーションで囲むと、「空白ではない」という条件を指定することができます。
では、COUNTIF関数で空白以外のセルを数える方法について解説します。
COUNTIF関数の構文
COUNTIF関数の構文は
=COUNTIF(範囲, 検索条件)
となっていて、指定した範囲の中から検索条件に一致したセルの個数を数えてくれます。
今回は、この「条件」に「"<>"」と入力することで、空白セル以外をカウントします。
COUNTIF 空白以外のセルを数える手順
今回は、こちらの例で紹介します。
赤で囲まれたセル範囲には、参加は〇、不参加は×で回答がされています。
回答済みのセルの個数をCOUNTIF関数を使って数えましょう。
関数を挿入する
まずは、結果を表示させたいセルにCOUNTIF関数を挿入します。
範囲を選択する
続いて、個数を数えたいセル範囲を選択しましょう。
選択ができたら、半角カンマを入力して引数を区切ります。
条件を入力して確定する
条件に「"<>"」と入力し、Enterキーを押して確定させます。
※閉じのカッコは無くても自動で付くので大丈夫です。
すると指定した範囲の中から空白以外のセルの個数がカウントされました。
空白以外のセルを数えるその他の方法
COUNTIF関数では、「空白セル以外」という条件を指定する必要がありました。
実は、わざわざ条件を指定せずに空白以外のセル、つまり何かしらのデータが入力されたセルの個数を数えることができる関数があります。
COUNTA関数です。
COUNTA関数は、空白以外のセルを数えることができる関数で、構文も
=COUNTA(範囲)
というとてもシンプルなものです。
COUNTA関数は、文字列や数値、スペース(空白)など、何かしらのデータが入力されていればその個数を数えることができる、まさに、空白セル以外を数える関数です。
COUNTA関数を挿入します
範囲を選択してEnterキーを押します
完成です
どうでしょう。
こちらの方が簡単で早いですね。