今回の記事はExcel(エクセル)|COUNTIF関数で「○○以上」「○○以下」設定方法について紹介します。
COUNTIF関数では、条件を指定して、指定した条件に一致したデータの個数を数えることができます。
数値の指定は「以上」「以下」などで指定することも可能です。
ぜひ参考になさってください。
countifやcountifsに関するほかの関数を知りたい方は下記をご覧ください。
Excel(エクセル)| COUNTIF(カウントイフ)関数の正しい使い方|基本から応用まで
COUNTIFS(カウントイフス)関数の使い方|動画解説付き
Excel(エクセル)|COUNTIF関数で複数条件(AND・OR)を指定する方法
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COUNTIF 以上・以下の設定 画像解説
COUNTIF関数のおさらい
COUNTIF関数は、選択した範囲の中から、指定した条件に一致するデータの個数を簡単に数えることができる関数です。
指定する条件は、文字列だけでなく数値も検索可能です。
例えば、試験の点数が「100」の人だけを数えることも、「80以上」や「50以下」を数えることも可能です。
この指定の方法を覚えておけば、活用の場面も広がり作業効率もアップします。
COUNTIF関数の構文
=COUNTIF(範囲, 検索条件)
範囲 | 個数を数えたいセル範囲 |
検索条件 | 「範囲」の中から探して(検索して)ほしい条件 |
=COUNTIF(範囲, 検索条件)
=もしこの範囲から、○○を数えたら何個?
このようになります。
COUNTIF関数の基本的な活用方法については、下記の記事で詳しく説明していますので、ご覧ください。
Excel(エクセル)| COUNTIF(カウントイフ)関数の正しい使い方|基本から応用まで
以上・以下などの指定方法
それでは、数値での条件の指定方法について詳しく解説します。
今回は「以上」「以下」「より大きい」「未満」といった条件の指定方法について紹介します。
この条件を指定するにあたり、覚えておくべき内容があります。
「比較演算子」です。
この比較演算子は、関数で使用する機会も多く、COUNTIF関数だけでなく他の関数を使用する際にも非常に便利ですので、覚えておいて損はありません。
数値を変更すれば結果も変わります。
関数で習得必須 「比較演算子」
エクセルで使用する比較演算子は以下の通りです。
演算子 | 意味 |
= | 等しい |
<> | 等しくない |
> | より大きい |
< | より小さい |
>= | 以上 |
<= | 以下 |
この比較演算子(記号)の一覧を覚えておきましょう。
ちなみに比較演算子の中でも「等しい」「等しくない」は文字列を対象にした条件でも使用可能です。
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COUNTIF関数 数値条件の指定の仕方
それでは、関数で数値の条件を指定する方法について詳しく解説します。
「以上」の指定方法
今回は上記の例を使って解説します。
まずCOUNTIF関数を挿入しましょう。
結果を表示したいセルをクリックします。
「=cou」と入力すると関数の一覧が表示されるので、「COUNTIF」関数をダブルクリックまたは選択して「Tab」を押すと、関数を挿入することができます。
次 に、データの個数を数えたい範囲を選択します。
範囲の選択ができたら、半角カンマを入力して引数を区切ります。
続いて、検索条件を入力します。
今回は、60点以上の条件を指定したいので、「">=60"」と入力します。
ポイントは、演算子と数値をダブルクォーテーションで囲むことです。
条件の入力が出来たら、内容を確認し、Enterキーを押して確定します。
これで、60点以上の条件を満たすセルの個数を数えることができました。
「以下」の指定方法
続いて、40点以下のセルの個数を数えます。
セルにCOUNTIF関数を挿入します。
範囲を選択したら、半角カンマを入力して引数を区切ります。
今回は40点以下の条件を指定するので、「"<=40"」と入力します。
入力が出来たらEnterキーを押して確定します。
これで、40点以下のセルの個数の結果を求めることができました。
「より大きい」の指定方法
「より大きい」の指定は「">60"」と入力します。
60点よりも高い点数のセルの個数を数えることができました。
"より"大きいの場合、入力した数値は条件の中に含まれません。
今回の場合だと、60は含まれず、対象が61以上の数値になります。
「より小さい」の指定方法
「より小さい」の指定は「"<40"」と入力します。
40点よりも低い点数のセルの個数を数えることができました。
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