今回の記事はExcel(エクセル)で条件付き書式だけをコピーする方法について紹介します。
条件付き書式の基本的な使い方を覚えたら、便利な技も覚えていきましょう。
条件付き書式の役立つその他の情報は下記の記事をご覧ください
Excel|条件付き書式を使って指定した文字列や値に色を付ける方法
Excel(エクセル)|条件付き書式に複数の条件を指定する方法
Excel(エクセル)| 条件付き書式で行を塗りつぶしする方法
条件付き書式だけをコピーする方法 動画解説
条件付き書式だけをコピーとは?
条件付き書式とは、指定した条件に合ったセルに書式を適用する機能のことです。
例えば、
- 試験の結果で50点以下のセルだけ赤い文字にする
- 「欠席」という文字列だけ黄色の塗りつぶして赤い文字にする
- 売上成績の値に合わせてデータバーを表示する
などの設定が簡単にできます。
また、一度設定すると、セル内の値が変更されてもそれに合わせて書式が適用・変更されるのでとても便利です。
そして、この条件付き書式は、表の範囲が拡張された場合に、条件付き書式のみをコピーして拡張された範囲に適用することができます。
条件付き書式をコピーする方法 画像解説
条件付き書式をコピーする方法
条件付き書式を追加された範囲にコピー・設定する方法は
- 形式を指定して貼り付け
- ドラッグでコピー
- ルールの管理から設定
のいずれかで行うことができます。
それでは実際に詳しい操作を解説します。
上記の例のようにセル【C2】からセル【C4】に50以下の値にはセルに赤い塗りつぶしが適用されるように設定されています。
新しく5行目と6行目にデータが追加されました。
追加された範囲にはまだ条件付き書式が設定されていないので、セルに塗りつぶしが適用されません。
形式を指定して貼り付け
では、形式をして貼り付ける方法です。
最初に、条件付き書式が設定されているセルを選択してコピーします。
次に、条件付き書式を適用したい範囲を選択し、ホームタブの貼り付けのオプションから「書式設定」を選択します。
すると、コピー元に適用されていた条件付き書式が、追加されたセルに設定され、塗りつぶしが適用されました。
セルの値を変更すると、それに合わせて書式も変更されます。
ドラッグでコピー
続いて解説する方法は、ドラッグで条件付き書式をコピーする方法です。
まず、追加された行のすぐ上のセルを選択します。
セルの右下に表示されている■(フィルハンドル)を使って、下にドラッグしてコピーします。
すると、通常のコピーが適用され、同じ値が表示されます。
オートフィルオプションから「書式のみコピー」を選択します。
すると、値は元のまま、条件付き書式の設定だけが適用されます。
ルールの管理から設定
最後に、ルールの管理から条件付き書式の設定を変更する方法です。
ホームタブの条件付き書式から「ルールの管理」を選択します。
現在選択されているシートに適用されている条件付き書式が表示されます。
※ダイアログボックスで開かれた内容が、現在のワークシートの内容でない場合は、ダイアログボックスの上部にある「書式ルールの表示」から「このワークシート」を選択しましょう。
適用先の欄をクリックしましょう。
クリックすると、適用されているセル範囲が示されます。
条件付き書式を適用するセル範囲を改めて選択し直します。
新しく選択したセル範囲が適用先をして更新されました。
正しく範囲選択できたら「OK」をクリックしましょう。
これで、適用するセルの範囲の参照が変更されたので、追加した範囲にも条件付き書式が適用されました。
条件付き書式の応用はこちら
Excel|条件付き書式を使って指定した文字列や値に色を付ける方法