今回の記事はExcel(エクセル)でヘッダー・フッターを作成・編集する方法について紹介します。
作成したエクセルファイルを印刷したときに便利なのが、上部に挿入する「ヘッダー」と下部に表示する「フッター」のページ番号です。
ファイル名やシート名なども簡単な操作で設定することができ、ビジネスでも非常に役立つ機能です。
操作の手順について、初心者の方にもわかりやすく解説していますので、ぜひ参考になさってください。
ヘッダー・フッター(ページ番号) 動画解説
ヘッダー・フッター(ページ番号) 画像解説
ヘッダーとフッター 4つの設定方法
ヘッダーとフッターは通常見えていません。
自分で表示させないとヘッダーもフッターも設定することができないんですね。
設定方法① 表示モードの切り替え
エクセルを開いた時や通常作業するときに見ている画面がこちらになりますね。
エクセルの画面の右下に3つのアイコンが表示されています。
ここで表示モードを切り替えることが可能です。
見慣れているいつもの画面は、一番左の「標準」モードになります。
そして、その隣にある真ん中のボタンをクリックすると、表示モードが「ページレイアウト」に切り替わります。
これで、ヘッダーとフッターが挿入できる状態になります。
設定方法② 挿入タブ
2つ目の表示方法は、「挿入」タブの「テキスト」グループにある「ヘッダーとフッター」ボタンをクリックします。
ここをクリックすると、先ほど同様、表示モードがページレイアウトに切り替わります。
★この設定方法のポイント★
設定方法①と②の場合、セルをクリックしている時には、ヘッダーとフッター設定ができるタブが表示されません。
必ず、ヘッダーまたはフッターの入力欄をクリックしましょう。
入力欄をクリックすると、「ヘッダーとフッター」のタブが表示されます。
設定方法③ ページレイアウトタブ
3つ目の方法は、「ページレイアウト」タブの「ページ設定」グループにある右下のボタンをクリックします。
ここをクリックすると、ページ設定のダイアログボックスが開きます。
「ヘッダー/フッター」タブをクリックすると設定画面になります。
設定方法④ 印刷プレビュー
4つ目の方法は、印刷プレビューの下にある「ページ設定」ボタンをクリックします。
印刷プレビューを見たときに、ヘッダーとフッターの設定がまだだったと気付いたら、ここからでも設定が可能です。
クリックすると、先ほどと同様にダイアログボックスが表示されますので、「ヘッダー/フッター」から設定が可能です。
ヘッダーとフッターの入れ方 基本編
画面の右下にある3つのアイコンの真ん中にある「ページレイアウト」をクリックします。
すると、画面の表示が変わります。
ヘッダーの欄をクリックすると、「ヘッダーとフッター」タブが表示されます。
※ヘッダーまたはフッター以外の場所をクリックしている場合は消えます。
ヘッダーの欄を選択した状態で、「シート名」をクリックしてみましょう。
「&[シート名]」と自動で入力されます。
入力欄の選択を解除すると、文字列が表示されます。
シート名と同じ名前が表示されました。
続いて、右側のヘッダーをクリックしましょう。
選択できたら「現在の日付」をクリックします。
「&[日付]」と表示されます。
選択を解除すると、左側同様、右側にも今日の日付が表示されました。
ヘッダーの欄をクリックし、ヘッダーとフッタータブの「フッターに移動」をクリックしてみましょう。
スクロールなしでフッターに移動することができます。
フッターに総ページ数と、現在のページ数が表示されるように設定します。
まず、「ページ番号」をクリックしましょう。
「&[ページ番号]」と表示されます。
ページ番号も文字の後ろに「/(スラッシュ)」を直接入力します。
最後に「ページ数」をクリックします。
フッターに「&[総ページ数]」と表示されます。
選択を解除すると、今のページ数と総ページ数が表示されました。
今回はスラッシュを入力しましたが、ハイフンなど自由に入力することができます。
印刷プレビューを確認してみましょう。
これで、ヘッダーとフッターが印刷用紙にも印字されることが確認できました。