エクセルで足し算をしようとしたとき、「どの記号を使えばいいの?」「なんでうまく計算できないの?」と困った経験はありませんか?
数字を足すだけのはずなのに、入力した数式が間違っていたり、思った通りの結果にならなかったりすると、不安になりますよね。
実はエクセルでは、足し算ひとつとっても、使う記号や関数のルールがしっかり決まっていて、それを知らないと正しく操作できないことがあります。
でも安心してください。
正しい記号や関数の使い方さえ覚えれば、エクセルでの計算はぐんとスムーズにできるようになります。
しかも、足し算の記号はただの「+」だけではないんです。
今回の記事では、エクセル初心者の方でも迷わず使えるように、足し算で使う基本の記号や関数、それぞれの正しい使い方についてわかりやすく解説します。
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エクセル 足し算などで使う記号の一覧
まずは、エクセルの計算式で使用する記号について確認してみましょう。
計算式で使用する記号の種類と入力方法を覚えておくのが大切です。
記号 | 計算の種類 | 入力方法(半角入力) |
+ | 足し算 | 「Shift」キーを押しながら;(セミコロン) |
– | 引き算 | – |
* | 掛け算 | 「Shift」キーを押しながら:(コロン) |
/ | 割り算 | / |
^ | 累乗 | ^ |
エクセルでの足し算に必要な記号と基本操作
足し算に使用する記号とは?
エクセルで足し算をするときは、「プラス記号(+)」を使います。
たとえば「1000円と2000円を足したい」ときは、次のように入力します。
=1000+2000
これで、1000円と2000円を足して「3000」という結果が表示されます。
足し算の「+」ってどうやって入力するの?
足し算の記号が「+」なのは知っているけど、「+」をどうやって入力したら良いのかわからずに「たす」と入力して変換をかけて「+」を出しているという方は下記の方法を試してみてください。
【テンキーがない場合】
ノートパソコンなど、右側に数字だけのキー(テンキー)がついていないキーボードでは、次のように入力してください。
「Shift」キーを押しながら「れ」キーを押す
これで「+」を入力することができます。
【テンキーがある場合】
デスクトップパソコンや一部のノートパソコンでは、キーボードの右側に数字だけのテンキーがついています。
そのテンキーの中には「+(プラス)」のキーがあるので、こちらを使うとより簡単に入力できます。
テンキーがある場合は、そちらの「+」キーをそのまま押せばOKです。
数字の入力もテンキーのほうが速くて楽なので、可能であればテンキーの使用がおすすめです。
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足し算の基本手順
足し算には大きく分けて「直接数字を入力する方法」と「セルを指定して足し算する方法(セル参照)」の2通りがあります。
どちらも簡単ですので、順番に見ていきましょう。
【方法1】 直接数字を入力する
計算結果を表示させたいセル(今回はセル【C1】)をクリックします。
キーボードで次のように入力します。
=1000+2000
「Enter」キーを押すと、「3000」と表示されます。
【方法2】 セルを指定して足し算する(セル参照)
すでにセル【A1】に「1000」、セル【B1】に「2000」と入力されていて、この2つを足したい場合は次のように入力します。
計算結果を表示したいセル(今回はセル【C1】)をクリックします。
次のように入力します。
=A1+B1
「Enter」キーを押すと、「3000」と表示されます。
この方法だと、元の数字をあとで変更しても、自動的に計算し直してくれるのでとても便利です。
足し算の基本の入力方法や関数の使用方法については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
Excel(エクセル)で足し算する方法|入力基本から関数・エラー対処
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エクセルでの四則演算の記号
エクセルでは、足し算だけでなく「引き算」「掛け算」「割り算」など、いろいろな計算ができます。
これらをまとめて「四則演算(しそくえんざん)」と呼びます。
でも、普通の電卓や手書きの計算で使う「×(かける)」「÷(わる)」などの記号は、エクセルではそのまま使えません。
ここでは、エクセルで使う四則演算の記号と、それぞれの入力の仕方について説明します。
引き算に使用する記号
エクセルで引き算をするときは、「-(マイナス記号)」を使います。
たとえば「3000から1000を引く」場合は、次のように入力します。
=3000-1000
これで、計算結果の「2000」が表示されます。
【キーの入力方法】
「-(マイナス)」は、キーボードの「ほ」キーを押します。
もしテンキーがある場合は、テンキーの「-」キーを押すと簡単です。
【セルを使った引き算】
セル【A1】に「3000」、セル【B1】に「1000」が入力されているときは
=A1-B1
と入力すれば、「1000」と表示されます。
引き算の基本の入力方法や活用方法については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
Excel(エクセル)で引き算をする簡単な方法|便利な関数との組み合わせも紹介
掛け算に使用する記号
エクセルで掛け算をするときは、「アスタリスク( * )」という記号を使います。
普通に使う「×(かける)」はエクセルでは使わず、「アスタリスク( * )」を使用します。
たとえば「100×2」は、エクセルでは次のように入力します。
=100*2
これで、計算結果として「200」が表示されます。
【キーの入力方法】
「Shift」キーを押しながら「け」キーを押します。
これで「*」が入力されます。
【セルを使った掛け算】
セル【A1】に「100」、セル【B1】に「2」が入力されているときは、
=A1*B1
と入力すれば、「200」と表示されます。
掛け算の基本の入力方法や関数の使用方法については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
Excel(エクセル)|掛け算の入力方法を基本からわかりやすく解説
割り算に使用する記号
エクセルで割り算をするときは、「スラッシュ( / )」という記号を使います。
一般的に使用される「÷(わる)」は使いません。
たとえば「100÷2」は、次のように入力します。
=100/2
これで、計算結果として「50」が表示されます。
【キーの入力方法】
「/(スラッシュ)」は、キーボードの「め」キーを押すと入力できます。
テンキーがある場合は、テンキーにも「/」キーがありますので、そちらのほうが押しやすいです。
【セルを使った割り算】
A1に「100」、B1に「2」が入力されているときは
=A1/B1
と入力すれば、「50」と表示されます。
割り算の基本の入力方法や関数の使用方法については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
Excel(エクセル)で割り算をする方法|基本から関数を使った方法まで
累乗に使用する記号
累乗(るいじょう)とは、「2の3乗=2×2×2」のように、同じ数を何回も掛ける計算のことです。
エクセルでは「キャレット( ^ )」という記号を使って表します。
たとえば「2の3乗」は、次のように入力します。
=2^3
確定すると、結果は「8」になります。
【キーの入力方法】
「^(キャレット)」は、キーボードの「へ」キーを押すと入力できます。
このキーは、テンキーには配置されていないので、使用する場合は、「へ」キーを使用します。
【セルを使った累乗】
セル【A1】に「2」、セル【B1】に「3」が入力されているときは
=A1^B1
と入力すれば、「8」と表示されます。
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SUM関数で足し算をするときに使用する記号
エクセルで複数の数値を足し算したいとき、SUM関数を使うととても便利です。
でも初心者の方の中には、「SUM関数の中に“+”を入れる」という間違った使い方をしてしまう方も少なくありません。
ここでは、SUM関数の正しい使い方と、どんな記号を使って計算するのかについて解説します。
SUM関数の基本の形と使い方
SUM関数の構文は
=SUM(数値1, 数値2, 数値3, ...)
このようになっています。
たとえば「100」と「200」を足し算したい場合は、次のように入力します。
=SUM(100, 200)
「Enter」キーを押すと、「300」と表示されます。
ここで注意していただきたいのが、「+」記号は使わないという点です。
SUM関数では「半角カンマ(,)」を使う
SUM関数で複数の数値やセルを足すときは、「,(カンマ)」で区切るのが正しい書き方です。
たとえば、セル【A1】に「100」、セル【B1】に「200」、セル【C1】に「300」と入力されているときは
=SUM(A1, B1, C1)
と書くと、「600」と表示されます。
このように、セルとセルの間は「+」ではなく、「,(半角カンマ)」で区切るのがルールです。
範囲をまとめて足し算する場合は「:(コロン)」を使う
もし、連続したセルを一気に足したいときは、セルを一つずつ指定しなくても、範囲選択するだけでOKです。
たとえば、セル【A1】からセル【A5】までの数値を足したい時は
=SUM(A1:A5)
と入力すると、セル【A1】からセル【A5】までのすべての値をまとめて足してくれます。
このときに使われている「:(コロン)」は、範囲を表す記号です。
「A1:A5」と書くことで、「A1からA5まで全部」という意味になります。
※範囲選択は、数式を入力しているときにマウスでドラッグするだけで自動的に入力されます。
SUM関数の基本の使い方については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
Excel(エクセル)|SUM関数の使い方|数値の合計を出す方法
文字列を足し算する時に使用する記号
エクセルでは、数字だけでなく「文字」や「言葉」も扱うことができます。
たとえば「姓」と「名」を別々のセルに入力しておき、1つのセルに「姓+名」を表示させたいこともあるでしょう。
このように「文字列をつなげる(結合する)」ときに使う記号は、「&(アンパサンド)」です。
下記の例を見てみましょう。
セル【A1】に「山田」、セル【B1】に「太郎」と入力されています。
セル【C1】に「山田太郎」と表示させたい場合、「=A1&B1」となるように入力し、「Enter」キーを押します。
これで、2つのセルのデータが結合されて「山田太郎」と表示されます。
このように、「&」は文字列をくっつける記号として使います。
スペースや記号を間に入れたいときは?
姓と名の間にスペースを入れたいときは、次のように書きます。
=A1&" "&B1
スペースをダブルクォーテーションで囲んで入力することで、姓と名の間にスペースを入れることができます。
エクセルでは、数式の中に文字を入れたいときは、「ダブルクォーテーション( " )」で囲んで入力します。
入力例
■「様」をつけたい場合
「=A1&B1&"様"」と入力すると、「山田太郎様」と表示されます。
■「〒」マーク+郵便番号で表示したい場合
「="〒"&A1」と入力すると、「〒123-4567」と表示されます。
【キーの入力方法】「&」の入力のしかた
「&(アンパサンド)」は、キーボードで以下のように入力します。
「Shift」キーを押しながら「6」のキーを押します。
「6」のキーは、上の数字キーの「6」を使用します。
テンキーを使用しても入力することはできないので注意しましょう。
その他の文字列を結合する方法については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
Excelで文字列を"&"や関数で結合する方法|空白や記号の追加
CONCAT関数(コンカット)|セル参照や文字列を追加して結合する方法
記号が使えない足し算は関数で対応する
エクセルで合計を出したいとき、まず思い浮かぶのが「足し算」や「SUM関数」だと思います。
でも実際には、「足し算の記号(+)」や「SUM関数」だけでは対応できない集計もあります。
たとえば、次のようなことをしたいときには、「+」では計算できません。
- 「特定の文字が入力されているセルの数を数えたい」
- 「ある条件に当てはまるデータの合計を出したい」
- 「空白ではないセルの数を知りたい」
こうした場面では、それぞれ目的に合った関数を使う必要があります。
○○を数えたい → 「COUNT」「COUNTA」「COUNTIF」
数値が入力されているセルの数を数える
=COUNT(範囲)
例:セル【A1】からセル【A5】に入力されている数値の個数を数えたいとき
=COUNT(A1:A5)
数字が3つ入っていれば「3」と表示されます。
COUNT関数の基本の使い方については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
空白以外のセル(文字や数字)の数を数える
=COUNTA(範囲)
例:セル【A1】からセル【A5】のうち、空白でないセルの数を数えたいとき
=COUNTA(A1:A5)
文字でも数字でも、何か入力されていればカウントされます。
COUNTA関数の基本の使い方については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
個数を数える関数|COUNTA・COUNT|違いもわかりやすく解説
条件に合うセルの数を数える
=COUNTIF(範囲, 条件)
例:セル【A1】からセル【A5】の中で「合格」と書かれているセルの数を数えたいとき
=COUNTIF(A1:A5, "合格")
「合格」が3つあれば、「3」と表示されます。
COUNTIF関数の基本の使い方については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
COUNTIF・COUNTIFS関数 使い方 | 複数条件指定 | ワイルドカード | 以外 | 空白
条件に合う値を合計したい → 「SUMIF」
例:B列に点数、A列に名前があり、「田中さんの合計点数」を出したい
このような表で、田中さんの点数だけを合計したいときは
=SUMIF(A1:A3, "田中", B1:B3)
結果は「170」と表示されます。
このように、「条件に合うデータだけを合計したい」というときは、SUMIF関数が便利です。
SUMIF関数の基本の使い方については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
Excel|SUMIF関数使い方|条件に合った値の合計を出す
Excel(エクセル) | SUMIFS関数の使い方 | 複数条件の合計方法
足し算だけでは解決できない集計も、関数で対応できます。
足し算の記号「+」やSUM関数だけでは、条件付きの数え方や合計はできません。
ですが、「数を数える」「条件に合うデータだけを合計する」などの処理には、それぞれに適した関数が用意されています。
やりたいこと | 使う関数 | 説明 |
数値のセルの数を数える | COUNT | 数値が入っているセルだけをカウント |
空白でないセルの数を数える | COUNTA | 文字・数字問わず、何か入っていればカウント |
特定の条件に合うセルの数を数える | COUNTIF | 例:「合格」と入力されたセルの数を数える |
特定の条件に合うセルの合計を出す | SUMIF | 例:「田中さんの点数だけを合計する」などに対応 |
空白のセルの数を数える | COUNTBLANK | 空白のセルだけをカウント |
「合計したい」と思ったときに、つい「+」や「SUM」だけで済ませようとしてしまうかもしれません。
でも、「何を」「どう合計・集計したいのか」を明確にすることで、正しい関数を使って効率よく集計ができるようになります。
記号や関数の使い方を理解することが大切
いかがでしたか?
エクセルでの「足し算」とひとことで言っても、実は目的や状況によって使う記号や関数はさまざまです。
数値を2つだけ足すなら「+」でシンプルに計算できますが、複数の値をまとめて計算するには「SUM関数」が便利ですし、文字をつなげたいときには「&(アンパサンド)」を使います。
条件付きの集計やカウントには、「COUNTIF」や「SUMIF」など、目的に応じた関数が必要です。
つまり、「何をしたいのか」が変わると、それに合わせて使う記号や関数も変わります。
これを知らないまま「とにかく+で足せばいい」と思い込んでいると、思った通りの結果が出なかったり、エラーになってしまったりします。
逆に、それぞれの役割や使い分けを理解しておけば、作業の幅が一気に広がり、日々のエクセル操作がぐっと楽になります。
特に今回ご紹介した記号「+」「-」「*」「/」「^」「&」「,」「:」などは、エクセルでの基本中の基本ですが、最初のうちにきちんと理解しておくと、今後どんな計算や集計をする場合でも土台として役立ちます。
また、関数の基本的な構文や記号の使い方に慣れておくことで、関数の種類が増えても応用が効くようになります。
「ただの足し算」だと思っていた操作にも、実はこんなにたくさんのルールや工夫が詰まっているのです。
今回の記事で紹介した記号や関数を正しく使えるようになれば、日々の業務や資料作成の効率が大幅にアップします。
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