「エクセルで足し算をしたいだけなのに、どのボタンを押せばいいのかわからない…」「オートSUMって何?どこにあるの?」そんなふうに、ちょっとした足し算の操作に手間取ってしまった経験はありませんか?
Excelは便利なソフトですが、初めて使う人や慣れていない人にとっては、どこをどう操作すればいいのかが分かりにくく、つい時間がかかってしまうことも多いものです。
でも実は、「ショートカットキー」や「アクセスキー」を使えば、わざわざマウスを動かさなくても、簡単に合計を出すことができるのです。
キー操作に慣れてくると、作業のスピードもぐんとアップし、Excelの使い方に少し自信が持てるようになるはずです。
そこで今回の記事では、「エクセルで足し算をするためのショートカット操作」について、初心者の方にも分かりやすく解説します。
実際のデータ例を使いながら、合計の出し方や数式のコピー、マウスを使わずに操作する方法など、基本からしっかりご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
足し算の基本入力などについては、下記の記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。
Excel(エクセル)で足し算する方法|入力基本から関数・エラー対処
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エクセル 足し算のショートカットキー
エクセルで足し算(合計)を出したいとき、「SUM関数」のボタンを使って計算していませんか?
SUM関数のボタンは「ホーム」タブの「編集」グループに配置されていますが、エクセルを使っている時に常に「ホーム」タブを表示しているとは限りませんよね?
例えば、「挿入」タブや「データ」タブなど他のタブを開いている時に「SUM関数」を使いたい場合、わざわざ「ホーム」タブに戻って操作を行わなければいけません。
わずかなことですが、これが長くエクセルを使う中でこの操作をする回数はかなり多くなり、結果的にもったいない時間が増えてしまいます。
操作中にどのタブを開いていても「SUM関数」を使うことができれば、時間を無駄にすることなく、スムーズに作業を行うことができるためとても便利です。
効率よく「SUM関数」を使うオススメの方法はショートカットキーです。
合計を出すショートカットキーは
「Shift」+「Alt」+「=」
という組み合わせです。
これを使えば、選んだセルの左側や上にある数字を一瞬で合計できます。
下記の例を見てみましょう。
A列に「店舗名」、B列に4月の各店の売上、C列に5月の各店の売上、D列に6月の各店の売上が入力されています。
今回は、E列の合計の列に各店の3か月分の売上の合計金額をショートカットキーを使って求めます。
まず、セル【E2】をクリックします。続けて、「Shift」キーを押しながら、「Alt」キー、そして「 =(イコール)」キーを順番に押します。
「=SUM(B2:D2)」と自動で入力されます。「Enter」キーを押して確定しましょう。
これで、A店の4月〜6月の合計表示されます。
下の行にも数式をコピしましょう。セル【E2】の右下の四角(フィルハンドル)にマウスを合わせます。
マウスカーソルが「+」の形になったら、下にドラッグしてセル【E5】までコピーします。
こうすることで、B店・C店・合計の行にも、自動でそれぞれの横の合計が出せます。
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アクセスキーを使って足し算する方法(Alt → M → U → S)
Excelでは、「アクセスキー」と呼ばれる機能を使って、マウスを使わずにリボンのボタン操作をキーボードだけで行うことができます。
今回のように、合計(オートSUM)を出す操作も、アクセスキーで実行可能です。
まず、セル【B5】を選択します。
続いて、「Alt → M → U → S」の順にキーを押しましょう。
自動で「=SUM(B2:B4)」と入力されるので、「Enter」キーを押して確定します。
セル【B5】を選択し、セルの右下の■(フィルハンドル)にポインターを合わせて右方向へドラッグしましょう。
これで、各月の合計を求めることができました。
アクセスキーとは
アクセスキーとは、キーボードでリボン(上部のメニュー)を操作するためのキーの組み合わせです。
ショートカットキーと違って、キーを順番に押していくのがポイントです。
通常、リボンの中のボタン([ホーム]タブや[数式]タブ、[挿入]など)をクリックするときはマウスを使いますが、アクセスキーを使えば、マウスを使わずにキーボードだけで同じ操作ができます。
例えば、Excelで「合計(オートサム)」を出す場合のアクセスキーは「Alt → M → U → S」ですが、「Alt」キーを押すと、画面上に操作案内(アルファベットのヒント)が表示され、そのあと順番にキーを押していくことで、リボン内のボタンをキーボードで操作できます。
「M」を押すと「数式」タブへ移動し、続けて「U」を押すと「オートSUM」のメニューが開きます。
最後に「S」を押すことで一覧から「合計」のSUM関数を選択することができます。
アクセスキーは、画面を見ながらマウス操作と同じ操作が可能ですが、覚えるとなるとキーが多くなるので難しく感じる人も多いです。
今回のような、よく使う足し算などはアクセスキーよりもショートカットキーを覚えておくと便利ですね。
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横と縦の合計を一気に出すショートカットの使い方
次は、横方向の合計(各店舗の売上合計)と縦方向の合計(各月の売上合計)を同時に出す方法を紹介します。
前述した方法では、それぞれの合計を別々にショートカットキーで出しましたが、実は、一度にまとめて出すこともできるんです。
先ほどと同じ表で解説します。
セル【B2】からセル【E5】までをまとめてドラッグして選択します。
このとき、横にも縦にも合計を出したい範囲(=売上データ+合計を入れる場所)を選びます。
選択した状態で、「Shift」キー + 「Alt」キー + 「=(イコール)」キーを同時に押します。
すると、E列と5行目に合計の数式が入り、以下のように一気に合計が表示されます。
このショートカットは、選択した範囲の右端と下端に自動でSUM関数を入れてくれる機能です。
手作業で一つずつ入力するより、ずっと早く・正確に合計が出せます。
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範囲を先に選んでからショートカットを使う方法
エクセルで合計を出すとき、「一つずつ合計を出して、それをオートフィルでコピーする」という方法がよく知られていますが、あらかじめ複数のセルを選んでおいて、一括で合計を出す方法もあります。
E列(各店舗の合計)を一括で出す方法
まずは、E列の各店の合計を一発で出す方法です。
セル【E2】からセル【E4】までをドラッグして選択します。
「Shift」キー + 「Alt」キー + 「=(イコール)」キーを同時に押します。
それぞれの行に対して、自動で以下のような式が入り、複数のセルへまとめて合計を入力することができます。
5行目(各月の合計)を一括で出す方法
このときも、さきほどと同じ方法で行えば一気に合計を出すことができます。
このように、あらかじめ「答えを出したいセルの場所」をまとめて選んでおくことで、操作がとてもシンプルで効率的になります。
オートフィルを使うのが少し苦手…という方にもおすすめの方法です。
オートフィルでコピーする方法と合わせて知っておくと、状況に応じて使い分けることができるので便利ですね。
マウス不要!ショートカットキーだけで合計を出す
パソコンに慣れてくると、「できるだけマウスを使わずに操作したい」と感じることもあるかもしれません。
エクセルでは、キーボードだけでもすべての操作が可能です。
今回は、セルの選択から合計の入力まで、すべてをキーボードのみで行う方法をご紹介します。
「Shift」キーの有効活用
まずは、セル【E2】を選択します。
次に、「Shift」キーを押しながら「↓」キーを2回押します。
これで、セル【E2:E4】の3つのセルをまとめて選ぶことができます。
「Shift」キー + 「Alt」キー + 「=(イコール)」キーを同時に押します。
これで、選択したすべてのセルに合計を求めることができました。
「Shift」キーを押しながら、方向キーを使うことで、連続したセル範囲の選択が可能になります。
マウスを毎回使わなくても選択が可能なので、覚えておくと作業効率もアップしますね。
キーボードだけで合計をコピー!「Ctrl + D」の使い方
これまでの操作では、「オートフィル」や「範囲選択→ショートカット」で複数のセルに合計を出してきました。
今回は、まず1つ目のセルだけに合計を出しておき、その数式を下にまとめてショトカのみでコピーする方法をご紹介します。
セル【E2】を選択した状態で「Shift」+「Alt」+「=(イコール)」を押します。
「=SUM(B2:D2)」が入力されたら「Ctrl」+「Enter」を押して確定します。
※「Ctrl」+「Enter」を使うと、確定後も選択したセルがそのままになります。
セル【E2】が選択された状態で、「Shift」キーを押しながら「↓」キーを2回押すと、セル【E2:E4】の3つのセルが選択された状態になります。
「Ctrl + D」で数式をコピーします。
「Ctrl」キーを押しながら「D」キーを押しましょう。
これで、範囲選択した下のセルに自動で数式をコピーすることができました。
「D」は「Down(下へ)」の意味なので覚えやすく、よく使う便利ショートカットの一つです。
キーボードだけで右方向にコピー!「Ctrl + R」の使い方
エクセルでは、「Ctrl + R」を使うと「Right(右)」の方向に数式やデータをコピーできます。
今回は、月ごとの合計(B5〜D5)をすべてキーボード操作で出してみましょう。
セル【B5】を選択して、「Shift + Alt + =(イコール)」キー を押します。
自動で =SUM(B2:B4) が入力されたら、「Ctrl + Enter」で確定します。
セル【B5】が選ばれた状態で、「Shift」キーを押しながら「→」キーを2回押します。
これでセル【B5:D5】までの3つのセルが選択されます。
選択ができたら「Ctrl + R」で右方向にコピーします。
「Ctrl」キーを押しながら「R」キーを押しましょう。
これで、数式がセル【B5】からセル【C5:D5】にもコピーされ、各月の合計を求めることができました。
Ctrl + Aで表全体を選択して、一気に合計を出す方法
「表の中のすべての合計を出したい!」というときに便利なのが、「Ctrl + A」の全選択と「Shift + Alt + =」の合計の組み合わせです。
これを使えば、横方向の合計(店舗ごとの合計)と縦方向の合計(月ごとの合計)といった全体の合計まで、キーボードの操作のみで一気に出すことができます。
まず、表内のセルのどこでも良いので選択をします。
表内のセルが選択できたら「Ctrl + A」を実行します。
「Ctrl+A」はキーボードの「Ctrl」キーを押しながら「A」を1回押します。
これで、表の範囲を自動で全選択することができました。
さらにこの状態で、「Shift + Alt + =」を押しましょう。
これで、表の右端に横方向の合計を、表の下端に縦方向の合計をまとめて、一気に求めることができました。
「Ctrl + A」で表の範囲を選択した際に、数値以外のセル範囲も自動で選択されてしまいますが、合計のショートカットキーを実行した際は、自動で数値が入力されたセル範囲のみを参照してくれるので、正しく合計の結果を求めることができます。
この方法は、データの量が多い場合にもとても便利です。
たとえば店舗や月の数が10個以上あっても、同じ手順で一発で処理できます。
このように、「Ctrl + A」+「Shift + Alt + =」の組み合わせは、エクセル作業の時短テクニックの代表格です。
マウスを使わずにすばやく合計を出したいときには、ぜひ活用してみてくださいね。
ショートカットキーで作業効率アップ
いかがでしたか?
今回ご紹介した「合計を出すためのショートカットキー」やその使い方を理解しておくと、日々のExcel作業が格段に効率よくなります。
単に「合計を出す」という操作でも、やり方はいくつかあります。
それぞれの方法に特徴やメリットがあり、状況に応じて使い分けができるようになると、作業のスピードや正確さに大きな差が出てきます。
「Shift + Alt + =」は、数式を手入力せずに合計を自動で出してくれる便利なショートカットなのでまず覚えておきたいテクニックです。
マウスで[オートSUM]ボタンを探す必要もなく、手早く処理ができます。
また、オートフィルや「Ctrl + D」「Ctrl + R」と組み合わせることで、横や縦の複数のセルに数式を効率よくコピーできるのも大きな魅力です。
さらに、「Shift + 矢印キー」を使った範囲選択や、「Ctrl + A」で表全体を一括選択する方法を活用すれば、マウスを使わずに操作が完了します。
ショートカットキーに慣れておくと、Excel作業全体の効率も変わってきます。
まずは一つの操作を試してみて、「これならできそう」と感じたところから少しずつ慣れていくとよいでしょう。
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