エクセル・VBA

Excel(エクセル)で日付の引き算ができない理由と対策|エラーとその対処法

Excel(エクセル)で日付の引き算ができない理由と対策|エラーとその対処法

Excel(エクセル)で日付の引き算をしようとしてもうまく計算できなかったり、エラーが出て困ったことはありませんか?

「セルに日付を入力したのに結果が表示されない」「計算式を入れたのに思った数字が出ない」といった状況は、エクセル初心者にとって非常にわかりにくく、作業がスムーズに進まない原因になります。

しかし、日付の引き算の仕組みや、関数やセル参照の使い方を正しく理解できれば、計算ミスやエラーを防ぎ、作業効率を大幅にアップさせることができます。

そこで今回の記事では、日付の引き算ができない原因とその対処法、基本的な計算方法からDATEDIFやDAYS関数を使った応用や、よくあるエラーやトラブルへの対応もわかりやすく解説します。

ぜひ参考になさってください。

エクセルで引き算を行う基本の操作方法については、下記の記事で解説していますのでご覧ください。

Excel(エクセル)で引き算をする簡単な方法|便利な関数との組み合わせも紹介


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エクセルで日付の引き算ができない理由

エクセルで日付の引き算ができない理由(入力形式が正しくない)

エクセルでは、日付同士を引き算することで「日数の差」を求めることができます。

たとえば「納品日から発送日までの日数」や「入社日から今日までの経過日数」など、実務でもよく使う場面があります。

しかし、実際に操作をしてみると「なぜか計算できない」「エラーになる」「思った結果が出ない」と困ってしまう方も多いです。

日付のデータ形式が正しくない

エクセルに表示されている「日付」が、実は「文字」として入力されていることがあります。

見た目は同じでも、エクセルは「日付」と「文字」を区別して扱うため、文字として入力されていると引き算できません。

また、曜日など不要な文字列を日付と一緒に入力しても、文字列として扱われてしまいます。

確認方法

  1. 日付が入力されているセルを選択します。
  2. リボンの「ホーム」タブ → 「数値」グループを確認します。
  3. もし「標準」や「文字列」と表示されていたら、エクセルは日付として認識していません。

対処方法

  1. 「ホーム」タブの「数値」グループにある「表示形式」をクリックします。
  2. 「表示形式」タブから「日付」を選びます。
  3. 「OK」を押して確定します。
  4. すでにデータが入力されている場合は、一度編集状態にして確定します。

 

数式の入力ミスやセル参照の誤り

日付の引き算では、次のようにセルを参照する形で数式を入力します。

例:セル【C2】に「=B2-A2」と入力

  • セル【A2】:開始日(例:2025/08/01)
  • セル【B2】:終了日(例:2025/08/25)
  • セル【C2】:計算結果(日数差、24と表示される)

もし「=B2-A2」と全角のマイナス記号を入力してしまったり、セル番地を間違えて「=B3-A2」と入力すると、正しい結果が得られません。

また、数式が正しくても、参照しているセルに日付以外のデータ(文字列など)が入っていると計算できません。

エラー表示(#VALUE! など)が出ている場合は、そのセルの内容を確認してください。


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計算モードの設定が適切でない

エクセルには「自動計算」と「手動計算」という2種類のモードがあります。

通常は「自動計算」ですが、何らかの操作やファイルの設定で「手動計算」になっていると、数式を入力しても結果が更新されません。

確認方法

  1. 「数式」タブをクリックします。
  2. 「計算方法」グループから「計算方法の設定」を確認します。
  3. もし「手動」になっていたら「自動」を選びます。

これで、入力した数式がすぐに反映され、日付の引き算も正しく計算できるようになります。


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エクセルの日付引き算の基本的な方法

エクセルでは、日付の引き算を使うことで「日数の差」や「経過年数」を求めることができます。

ここでは、代表的な3つの方法をご紹介します。

セル参照を使った引き算

最もシンプルな方法は、日付が入力されたセル同士を引き算するやり方です。

【操作手順】

  1. セル【A2】に開始日(例:2025/08/01)、セル【B2】に終了日(例:2025/08/25)を入力します。
  2. セル【C2】を選択し、「=B2-A2」と入力します。
  3. 「Enter」キーを押すと、開始日から終了日までの日数差(24)が表示されます。

ポイント

  • 日付は必ずエクセルが認識できる形式(YYYY/MM/DDなど)で入力すること。
  • 数式のマイナス記号は半角で入力すること。
  • 結果が日付のように表示されてしまう場合は、セル【C2】を右クリックし「セルの書式設定」→「数値」に変更すると日数で表示されます。

 

DATEDIF関数を使った日付差の計算

「日数」だけでなく「年数」や「月数」を計算したい場合は、DATEDIF関数が便利です。

DATEDIF関数の構文は

=DATEDIF(開始日, 終了日, 単位)

このようになっています。

引数の意味は下記のようになります。

  • 開始日 … 計算の基準となる日付(例:セル【A2】)
  • 終了日 … 計算の終わりの日付(例:セル【B2】)
  • 単位 … 差を求めたい単位を文字で指定
    "Y" … 年数の差
    "M" … 月数の差
    "D" … 日数の差

例えば、セル【C2】に「=DATEDIF(A2,B2,"D")」と入力すると、日数差が表示されます。

単位を「M」に変えて、「=DATEDIF(A2,B2,"M")」なら月数差を求められます。

注意点

  • 開始日より終了日が前だとエラーになります。
  • 日付が文字列形式だと計算できませんので、形式を確認してください。

DATEDIF関数の使い方やポイントについては、下記の記事で解説していますのでご覧ください。

エクセルで年齢を求める|生年月日から計算・自動表示するDATEDIF関数

Excel(エクセル) | DATEDIF関数が使えない時の対処法と使い方|年齢や社歴計算方法

DAYS関数を利用した日付の差分計算

単純に「終了日-開始日」の日数差を求める場合は、DAYS関数を使うと分かりやすいです。

DAYS関数の構文は

=DAYS(終了日, 開始日)

このようになっています。

各引数の意味は、下記のようになります。

  • 終了日 … 計算の終わりの日付(例:セル【B2】)
  • 開始日 … 計算の基準となる日付(例:セル【A2】)

例えば、セル【C2】に「=DAYS(B2,A2)」と入力すると、日数差(24)が表示されます。

注意点

  • 開始日の方が後の場合は、結果が負の数で表示されます。
  • その場合は、数式を逆にして「=DAYS(A2,B2)」と入力し直すと正の数で表示できます。

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日付の引き算ができないエラーとその対処法

エクセルで日付の引き算を行う際には、思った通りの結果が出ず、エラー表示になってしまうことがあります。

ここでは代表的なエラーとその原因、そして解決方法を解説します。

#####が表示される原因と対処法

日付の引き算をした結果、セルに「#####」と表示されることがあります。

これは次のような原因が考えられます。

  • セルの幅が狭く、結果を表示しきれない
  • 日付が不適切な形式で入力されている
  • 数式が誤って入力されている
  • 計算結果がマイナスになっている

対処法

  • セルの境界をダブルクリックして幅を広げることで、多くの場合は解決します。
  • また、日付の形式を「セルの書式設定」で確認し、正しい形式に修正しましょう。
  • 数式の誤りがないかも再確認することが大切です。

日付の引き算の結果がマイナスになる場合の対処方法については、下記の記事で解説していますのでご覧ください。

Excel(エクセル)|時間の引き算|日付をまたぐ計算方法の基本と応用を解説

 

結果の日付がおかしい場合の対処

日付の引き算を行ったのに、結果が「シリアル値」や別の日付になってしまうことがあります。

これは計算式の入力ミスが原因の可能性が高いです。

例えば、日付を引き算したいのに「=B2+C2」と入力すると、加算されてしまい、思わぬ結果になります。

対処法

  • 数式が正しく「=終了日セル-開始日セル」となっているかを確認してください。
  • 入力している数式が正しいのに、結果の表示がおかしい場合は、表示形式の設定をしましょう。

 

#VALUE!エラーの原因

日付の引き算を行ったときに「#VALUE!」エラーが出る場合は、次の原因が考えられます。

  • 日付が文字列として入力されている
  • 日付形式が正しくない
  • 数式の参照先に誤りがある

対処法

セルの書式を「日付」に設定し直す、あるいは正しい形式(YYYY/MM/DDなど)で入力しましょう。

#NUM!エラーの原因

「#NUM!」エラーは、計算結果が無効な数値となった場合に表示されます。

日付計算では、開始日より終了日が前に設定されている場合などに発生します。

対処法

日付の順序を確認し、正しい範囲で指定してください。

DATEDIF関数を使用する際は特に注意が必要です。

#NAME?エラーの原因

「#NAME?」エラーは、関数名や数式が正しく入力されていない場合に発生します。

  • 関数名のスペルミス
  • 存在しない関数名の入力
  • セル参照が無効

対処法

関数名が正しく入力されているか確認して、修正しましょう。

例えば、「=DATEIF」ではなく正しくは「=DATEDIF」になります。

日付の引き算に関するよくある質問

ここでは、エクセルで日付の引き算を行うときに多くの方が疑問に感じる点をまとめました。

Q1. 日付を引き算したらマイナスの値になりました。どうすればいいですか?

開始日より終了日が前の日付の場合、結果はマイナスになります。

必要に応じて、データの入力形式を「年月日+時刻」にしたり、IF関数を使って計算式を入力するなどで対応しましょう。

日付の引き算の結果がマイナスになる場合の対処方法については、下記の記事で解説していますのでご覧ください。

Excel(エクセル)|時間の引き算|日付をまたぐ計算方法の基本と応用を解説

Q2. 数式を入力したのに反応がありません。

エクセルの計算モードが手動になっている可能性があります。

「数式」タブ→「計算オプション」で「自動」に設定してください。

Q3. DATEDIF関数でエラーが出ます。

開始日と終了日を逆にしている場合や、関数名の入力ミスが原因です。

正しい構文は「=DATEDIF(開始日, 終了日, "単位")」です。

DATEDIF関数の使い方やポイントについては、下記の記事で解説していますのでご覧ください。

エクセルで年齢を求める|生年月日から計算・自動表示するDATEDIF関数

Excel(エクセル) | DATEDIF関数が使えない時の対処法と使い方|年齢や社歴計算方法

Q4. 日付を引き算しても思った通りの値になりません。

セルの形式が日付でない場合、文字列として認識されている可能性があります。

セルの書式を「日付」に変更しましょう。

Q5. 日付と曜日を一緒に入力したいけど計算ができなくなります…

数字以外の文字列が含まれている場合は、エラーが出ます。

基本は文字列を削除するか、別のセルで日付のみ入力してください。

もし、同じセルに日付を曜日を同時に表示したい場合は、日付のみを入力し、表示形式で曜日も一緒に表示させる方法がおすすめです。

ユーザー定義の表示形式の設定方法については、下記の記事で解説していますのでご覧ください。

Excel(エクセル)で表示形式の使い方を初心者向けに徹底解説

日付の引き算 押さえておきたいポイント

いかがでしたか?

エクセルで日付の引き算を正しく理解しておくことは、日々の業務やスケジュール管理において非常に大きなメリットがあります。

まず、日付の計算方法や関数の使い方を知っていると、単純な日数の差を求めるだけでなく、プロジェクトの進捗管理や納期の確認、勤務日数の計算など幅広い場面で活用できます。

セル参照を使った引き算はシンプルで直感的に使える方法で、入力した日付が正しい形式であればすぐに結果を得られる点が特徴です。

一方、DATEDIF関数は年・月・日といった単位を自由に指定できるため、年齢計算や契約期間の算出など、より柔軟で精密な計算が可能になります。

また、DAYS関数を活用すると、終了日と開始日を指定するだけで日数差を簡単に求められるため、複雑な数式を使わずに作業効率を高めることができます。

さらに、日付計算に関連するエラーや結果の異常表示について理解しておくことも重要です。

「#####」や「#VALUE!」などの表示が出た場合の原因や対処法を知っていれば、トラブルを迅速に解決でき、無駄な時間を減らすことができます。

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