エクセル・VBA

Excel(エクセル)|足し算で条件に一致した合計を求める関数の活用方法

エクセルで条件に一致したデータのみ足し算する方法

「特定の条件に合うデータだけを足したいのに、うまくいかない…」そんなお悩みを抱えていませんか?

たとえば、「売上が〇〇の商品だけを合計したい」「担当者が〇〇のデータだけを集計したい」など、Excelで条件を指定して合計する場面はよくあります。

しかし、ただの足し算(SUM関数)ではうまく対応できず、「どうやればいいの?」「関数がよくわからない」と手が止まってしまう方も少なくありません。

条件付きの合計には、SUMIF や SUMIFS という関数を使うと簡単に解決できます。

これらを使いこなせると、必要なデータだけを素早く集計できるようになり、集計作業のミスも減らせます。

そこで今回の記事では、「条件に合うデータだけを足し算する方法」をわかりやすく解説します。

ぜひ参考になさってください。


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エクセルの条件付き足し算とは?

条件付き足し算の基本概念

「条件付き足し算」とは、ある特定の条件を満たすデータだけを選んで合計する方法のことです。

たとえば、「売上表の中から“東京”のお店の売上だけを足したい」「“女性”だけの合計人数を知りたい」といった場合に使います。

エクセルでは、このような条件付きの足し算をするために 「SUMIF関数」 や 「SUMIFS関数」 という機能が用意されています。

  • SUMIF関数 は「1つの条件」で合計する場合に使います。
  • SUMIFS関数 は「複数の条件」を指定して合計する場合に使います。

ただの合計(SUM関数)ではできない、より細かい集計ができるので、データ分析や整理にとても便利な機能です。

エクセルでの条件付き足し算の重要性

条件付き足し算は、ビジネスや事務作業において欠かせない機能です。たとえば次のような場面でよく使われます。

  • 支店ごとの売上をまとめたいとき
  • ある期間内のデータだけを合計したいとき
  • 商品カテゴリーごとの集計をしたいとき

このように、条件を付けて足し算できると、必要な情報だけをすばやく取り出すことができます。

これは、正確な判断や効率的な業務のためにとても大切なことです。

また、条件付き足し算を覚えておくと、データをグラフでわかりやすく見せたり、報告書や資料の中で説得力のある数値を示したりといったことができるようになります。


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SUMIF関数の基本的な使い方

SUMIF関数の構文と引数

SUMIF関数は、「特定の条件に一致するデータだけを合計したい」ときに使える、とても便利な関数です。

構文はとてもシンプルで、Excel初心者の方でも理解しやすいのが特徴です。

SUMIF関数の構文

=SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)

このようになっています。

それぞれの引数の意味

引数内容
範囲条件を調べる対象のセル範囲です。【A2:A6】など
条件範囲から検索したい条件です。"東京"や">=100"など
合計範囲実際に合計したい数値が入っている範囲です。【B2:B6】など

たとえば、「A列にある支店名が“東京”の行だけ、B列の売上を合計したい」といったケースで使います。
このような集計は、日常の事務作業や売上管理などでよく使われる場面なので、覚えておくととても役立ちます。

 

基本的な使用例

それでは、実際にSUMIF関数を使ってみましょう。

ここでは、支店別の売上を集計する例を使って解説します。

下記の例を見てみましょう。

今回は、売上表の中から、東京支店の売上合計を求めます。

エクセル足し算 条件付き SUMIF関数の例

 

セル【D2】に、「=SUMIF(A2:A6, "東京", B2:B6)」となるように入力し、「Enter」キーを押して確定します。

エクセル足し算 条件付き SUMIF関数の例

 

東京支店は3行あるので、【B2】(100,000)+【B4】(120,000)+【B6】(95,000)が足し算されて「315,000」という結果が表示されます。

エクセル足し算 条件付き SUMIF関数の例

 

SUMIF関数のメリットとコツ

メリット

条件をつけて合計できるので、必要なデータだけをすばやく抽出できます。
例えば、「ある商品だけの売上合計」や「特定の担当者の集計」などが簡単にできます。

コツ

最初は「範囲」「条件」「合計範囲」の順番をしっかり覚えることがポイントです。
SUMIF関数をオートフィルでコピーする場合は、「条件の範囲」と「合計の範囲」がズレてしまうので、参照した範囲を固定しましょう。

補足:条件をセルで指定したい場合

たとえば、セル【D1】に「東京」と入力しておき、セル【D2】にSUMIF関数の引数の条件をセル参照にすることで、条件を変更しやすくなります。


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SUMIFS関数の活用法

SUMIFS関数の基本構文

SUMIFS関数は、「複数の条件を満たすデータだけを合計する」ための関数です。

たとえば、「東京支店かつ担当者が山田さんの売上だけを合計したい」といった場面で使います。

SUMIF関数とよく似ていますが、条件を複数指定できるのがSUMIFS関数の強みです。

SUMIFS関数の構文

=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, …)

このようになっています。

それぞれの引数の意味

引数内容
合計範囲実際に合計する数値が入っている範囲です。セル【C2:C6】など
条件範囲1条件を調べる対象の1つ目の範囲セル【A2:A6】など
条件1条件範囲1の中から見つける条件"東京"など
条件範囲2条件を調べる対象の2つ目の範囲セル【B2:B6】など
条件2条件範囲2の中から見つける条件"山田"など

このように、条件を追加したい場合は「条件範囲」と「条件」をセットでどんどん増やせるのが特徴です。

 

複数条件での集計例

ここでは、「支店」と「担当者」の2つの条件に一致する売上だけを合計する例を紹介します。

下記の例を見てみましょう。

今回は、売上表の中から、東京支店かつ担当者が山田さんの売上合計を求めます。

エクセル 足し算 条件付き SUMIFS関数

 

セル【E2】に「=SUMIFS(C2:C6, A2:A6, "東京", B2:B6, "山田")」となるように入力し、「Enter」キーを押して確定します。

エクセル 足し算 条件付き SUMIFS関数

 

東京支店かつ担当者が山田のデータは2件ありますので、セル【C2】の120,000とセル【C6】の130,000が足し算されて「250,000」という結果が表示されます。

エクセル 足し算 条件付き SUMIFS関数

 

SUMIFS関数のメリット

複数条件に対応できるため、より細かく柔軟な集計が可能になります。

SUMIFS関数は、「合計範囲」と「各条件範囲」の行数が同じであることが重要です。

応用:表形式で集計したい場合

たとえば、集計を表形式でしたい場合は、支店名と担当者名を入力した表を準備し、SUMIF関数の引数の条件をセル参照にすることで、効率よく集計をすることができます。


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足し算 条件付き集計のテクニック

比較演算子の利用

条件付き集計では、「数値がいくら以上」「いくら未満」など、数値の比較条件を設定したい場面がよくあります。

このようなときに使えるのが、比較演算子です。

主な比較演算子と意味

演算子意味
=等しい"=100":100と等しい値を対象にする
<>等しくない"<>100":100以外の値を対象にする
>より大きい">100":100より大きい値を対象にする
<より小さい"<100":100より小さい値を対象にする
>=以上">=100":100以上の値を対象にする
<=以下"<=100":100以下の値を対象にする

 

数式内での使い方

SUMIF関数やSUMIFS関数でこれらの演算子を使うときは、必ずダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

たとえば、「150円以上の商品の販売合計数」を求めたいときの式は次のようになります。

=SUMIF(B2:B6,">=150",C2:C6)

エクセル足し算条件付き 比較演算子

 

これで、指定した条件に一致した数値だけを足し算することができます。

エクセル足し算条件付き 比較演算子

 

ワイルドカードの利用

文字列を対象にした条件付き集計では、「ある文字が含まれているデータだけを集計したい」といったケースがあります。

そんなときに便利なのが、ワイルドカードの活用です。

ワイルドカードとは?

ワイルドカードは、あいまいな文字列の条件を指定するための記号です。

部分一致や特定の文字数だけ一致させたい場合に使います。

主なワイルドカードと使い方

ワイルドカード意味
*(アスタリスク)0文字以上の任意の文字列に一致"東*":東で始まるすべて(例:東京、東北、東日本)
?(クエスチョンマーク)任意の1文字に一致"?田":山田、太田、小田など1文字分だけ違うもの

数式内での使い方

ワイルドカードも、文字列として条件を設定するので、ダブルクォーテーション(")で囲みます。

例えば、A列に支店名が入っていて、「“東”で始まる支店の売上」を合計したい場合は、「=SUMIF(A2:A6,"東*",B2:B6)」となるように入力します。

エクセル 足し算条件付き ワイルドカード

 

これで、指定した条件に一致した数値だけを足し算することができます。

エクセル 足し算条件付き ワイルドカード

 

エラーを避けるためのポイント

合計範囲と条件範囲の設定ミス

SUMIF関数やSUMIFS関数を使うときに、合計がうまく出ない・エラーになるというトラブルは意外とよくあります。

その多くは、「範囲の指定ミス」によって発生しています。

以下のポイントを押さえておくことで、ミスを防ぐことができます。

■範囲を正確に指定する

まず基本となるのは、合計範囲や条件範囲を正しく指定することです。

たとえば、【A2:A6】を条件範囲としている場合、合計範囲も【B2:B6】など、同じ行数の範囲を対応させる必要があります。

=SUMIF(A2:A6, "東京", B2:B6) ← 正しい
=SUMIF(A2:A6, "東京", B3:B7) ← 間違い(行がズレている)

範囲の開始位置や終了位置がズレていると、意図しないデータが計算されるか、エラーになる可能性があります。

 

■同じサイズの範囲を使う

SUMIFS関数では、複数の条件範囲を使いますが、それらもすべて同じサイズ(行数・列数)にする必要があります。

サイズが違うと、#VALUE! エラーになるか、計算結果が間違ってしまいます。

=SUMIFS(C2:C6, A2:A6, "東京", B2:B6, "山田") ← OK
=SUMIFS(C2:C6, A2:A5, "東京", B2:B6, "山田") ← NG(A2:A5の行数が違う)

どの範囲も、行数・列数をきちんと揃えるのがルールです。

 

■絶対参照を活用する

複数のセルに数式をコピーしたい場合は、絶対参照(ドルマーク $ を使った参照)を使うと便利です。

たとえば【$A$2:$A$6】のようにすると、数式をコピーしても範囲が固定されます。

これにより、思わぬズレを防ぐことができ、正確な集計が保てます。

=SUMIF($A$2:$A$6, "東京", $B$2:$B$6)

このように書いておけば、関数を他のセルにコピーしても、範囲が変わらないので安心です。

 

条件付きの足し算を覚えて効率アップ

いかがでしたか?

今回の記事では、「特定の条件を満たすデータだけを合計したい」という場面で役立つ、Excelの条件付き足し算の方法について解説してきました。

具体的には、1つの条件で合計する場合には SUMIF 関数を、複数の条件を指定したいときには SUMIFS 関数を使う方法を紹介しました。

これらの関数の使い方を理解しておくことで、表の中から必要な情報だけを素早く集計することが可能になります。

たとえば「営業担当が田中さんの売上合計」や「3月中の東京支店の販売数合計」など、シンプルな合計だけでは対応できないケースでも、条件付きの関数を使えば簡単に対応できます。

関数の使い方を知っておけば、フィルターや手作業で探す手間を省けるため、作業時間の短縮にもつながります。

特に SUMIFS 関数は柔軟性が高く、実務でもよく使われるため、早めに慣れておくと今後のExcel作業がグッと楽になります。

条件付きの足し算ができるようになると、データの分析力が一段階アップします。

集計表や売上管理、在庫管理など、あらゆる業務で活用できるので、ぜひ積極的に使ってみてください。

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