「MOS資格」ってなに?
MOSとは「Microsoft Office Specialist」の略で、オフィスソフトである「Excel(エクセル)・Word(ワード)・PowerPoint(パワーポイント)」を作った会社のマイクロソフト社が公認している資格で、オフィスソフトの操作について、そのスキルを証明するものになります。
また、この資格は、国際的な資格となっており、世界共通の資格と言えます。
MOS資格試験の科目は、
- Word(ワード)
- Excel(エクセル)
- PowerPoint(パワーポイント)
- Access(アクセス)
- Outlook(アウトルック)
の5科目となっています。
中でもExceltとWordは人気の科目となっています。
パソコンで最も人気があるのがMOS資格。特徴や勉強方法がわかれば合格への近道になります。
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MOS Excel (エクセル) とは
MOS Excel(エクセル)とは、Microsoftのエクセルに関する全般的な知識とスキルを問われる実技形式の資格試験です。
問題の指示を理解してどれだけ正しく操作できるかで合否が決まります。
合格するとデジタル認定証で合格の証明をすることができます。
Excel(エクセル)は表計算ソフトで、文書作成ソフトのWord(ワード)とともによく利用されています。
そのためMOSの中でも、トップクラスの人気があります。
Excel(エクセル)もWord(ワード)も会社や企業やオフィスなどの職場で広く使用されていますから、その能力を示せるMOS Excel(エクセル)への注目度は高いです。
MOS Excel(エクセル)の試験時間は50分です。
受験料はそれぞれのバージョンやレベルごとに異なりますので、申し込む前にあらかじめ詳細を確認しておく必要があります。
バージョンはMOS Excel365・2019・2016です。また受験料には、一般と学割の2種類があります。
また受験対象ですが、年齢や国籍は一切関係ありません。
ただ未成年の場合は、申し込む際に保護者の同意が必要です。
申し込み方法ですが、全国一斉試験か随時試験にておこなえます。
MOS Excel(エクセル)は全国各地のさまざまな会場で実施されていますので、自分の家の近くの受験しやすい会場に申し込むのがおすすめです。
どんな試験があるのか
MOS試験はWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5科目があります。
さらにその中に一般レベルと上級レベルに分類され、365、2019,2016のバージョンが分かれています。
今回はワードとエクセルの試験を紹介します。
科目 | 一般レベル (スペシャリスト) | 上級レベル(エキスパート) |
Word (ワード) | Word 365 | |
Word 2019 | Word2019 エキスパート | |
Word 2016 | Word2016 エキスパート | |
Excel (エクセル) | Excel 365 | Excel 365 エキスパート |
Excel 2019 | Excel 2019 エキスパート | |
Excel 2016 | Excel 2016 エキスパート |
このように各レベルとバージョンによって受ける科目が分かれています。(2024年2月現在)
どれを受けるべきか
取得するにあたって特に何も(会社から指定があったなど)なければ、最新版を受ける方が良いです。
2024年2月時点の最新版はMOS 365です。
まずは一般レベルの取得をするといいでしょう。合格後に、さらに上級レベルを取得するものおすすめです。
MOSのWordとExcelどっち?
どちらか1つしか選べないのなら、必要な方を受けましょう!という答えになります。
必要というのは、「仕事上、必要な」という意味合いです。
MOS資格でWord(ワード)とExcel(エクセル)のどちらを選択するか迷いがちですが、まずはっきりさせたいのは資格を取得する目的です。
そもそもWord(ワード)は文書作成でExcel(エクセル)は表計算の作業がメインですから、それぞれまったく性質の異なる別物だと認識しなければいけません。
ですのでどちらがより目的にマッチするのか、目的を軸にして考えると選択しやすくなります。
例えば、すでに仕事をされている方で日々の業務でデータ処理や計算が多いのならエクセルが良いでしょう。
データ処理や計算よりも、ご案内などの文書作成がメインの仕事であればワードが良いと言えます。
ただ、これから就職をされる方、転職を考えている方がアピールとしてMOS資格の取得を考えているのであれば、どちらかではなく、両方取得することをおすすめします。
エクセルもワードも両方とも取得がオススメの理由
仕事を探すために就職活動や転職活動で履歴書の資格欄に書きたいのであれば、どちらか一方だけだとやや不自然に見えてしまいかねません。
なぜならWord(ワード)とExcel(エクセル)は、2つで1つのセットとしてとらえられることが多いからです。
採用担当の視点から考えると、資格の欄を見たときに、エクセルしか記載されていないと、もしかしたらワードは使えないのかな?と思うかもしれません。
仮にエクセルの一般レベル、上級レベル両方取得していても、逆に「え?ワードは?」となりそうです。
アピールのつもりがちょっと違和感を与えてしまうかもしれません。
なので、Excel(エクセル)の資格取得を目指すなら、同時にWord(ワード)の資格取得も目指すのが妥当です。
両方の資格を取得すれば、履歴書にもセットで書けます。
セットで書くことで、履歴書の印象が格段に良くなります。
またもしも勉強する時間に余裕がある場合は、PowerPoint(パワーポイント)の取得も目指すのがおすすめです。
Word(ワード)とExcel(エクセル)とPowerPoint(パワーポイント)の3科目の資格を取得していれば、事務作業のスペシャリストだと効果的にアピールできます。
またaccess(アクセス)やoutlook(アウトルック)も同様におすすめです。
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MOS Excel(エクセル)難易度
試験には何が出る?難しい?
一般レベルと上級レベル(エキスパート)で、それぞれ難易度が異なります。受けるレベルによって、もちろん内容も異なります。
科目 | 一般レベル | 上級レベル |
Word (ワード) | Wordでの基本的な編集機能を理解している方 ・文字サイズやフォントの変更 ・表の作成・編集 ・作成した文書の印刷など | Wordでの高度な機能を理解している方 ・スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能 ・他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど |
Excel (エクセル) | Excelでの基本的な操作を理解している方 ・数式や基本的な関数の作成 ・セルの書式設定 ・グラフ作成など | Excelでの高度な機能を理解している方 ・ピボットテーブルなどのデータ分析 ・条件付き書式や入力規則の設定 ・マクロの作成・編集など |
このように基本的な操作を求める一般レベルと、高度な機能の操作を求める上級レベルに分かれ、内容が異なります。
先ほど、一般レベルの取得後に上級レベルの取得をおすすめしましたが、上級レベルだけを学習しても、一般レベルを使いこなせるとは限りません。
エクセルの問題でいえば、出てくる関数がまず違います。
上級レベルの方が高度であり、難しいことは間違いありませんが、基本のSUM関数やAVERAGE関数、実務で使用する頻度が多いIF関数やVLOOKUP関数は一般レベルの問題です。
なので、上級レベルを取得したからと言って実務で爆発的に活躍するということではないです。
オデッセイの公式サイトに出題の範囲についても掲載されいます。
出題される関数や範囲については下記を参考になさってください。
エクセルに自信がない方は、まず一般レベルから受けるのがオススメ
一般レベルの場合はExcelの基本的な機能である書式や条件設定やグラフ作成・編集の操作を問われる程度に対し、上級レベルではさらに高度な機能のブックオプション設定やマクロや関数の作成やテーブル管理などを使えるのか応用力が要求されます。
ですので問題の概要と出題範囲の一覧や資料を余すところなく分析し、試験でしっかりと操作できるようにマスターしておく必要があります。
もしもExcelの操作にあまり自信がない場合は、まず一般レベルから受験するのが無難です。
いきなり上級レベルにチャレンジしても、操作がうろ覚えでは不合格になりかねません。
上級レベルを合格するには、まず基本と基礎のマスターが必要不可欠です。
それらを身につけたいなら、最初に一般レベルの勉強から始めるのが自然です。
一般レベルを受験して合格すれば、合格の手ごたえがそのまま自信になります。
基本と基礎をマスターしていれば上級レベルの内容も理解しやすいですし、まず一般レベルの合格を目指すのが無難です。
エクセルの勉強をするメリット
仕事とパソコンは、切っても切れない強い関係があるので、MOS資格は取っておいて損はない資格と言えます。
エクセルの勉強をすれば、事務関連の業務スキルが確実に向上します。
いろいろな仕事の事務作業で使う場面があり、表作成や集計やデータ入力やグラフ作成など、エクセルでできる情報処理や事務作業はこれらの他にも数多くあります。
ですので勉強をしておけば、事務の仕事がやりやすくなるのは間違いありません。仕事の幅を広げたい人向けです。
また勉強をした後にMOSの資格を取得すれば、就職活動や転職活動で断然有利です。
特に事務職ではMOSの資格が能力の証明となり、採用の決め手になっておかしくありません。
どんな会社の仕事でも実際に事務は必要不可欠ですから、事務をこなせる優秀な人材を雇おうとします。
事務職は人気ですから求人への応募者は多いですが、多数の応募者の中から採用されるのにMOS エクセルの資格が武器になります。
エクセルの勉強をしておくとプライベートのPCで使ってみたい時にも活用できますし、ビジネスとプライベートの両方で役立つことがあります。
MOS取得でスキルが活躍する時
MOS資格の取得を通して身についたスキルが一番活躍する場面は「仕事」と言えます。
事務職 | 言わずもがなでオフィスソフト使用率No.1と言える仕事です。 データの入力や分析、書類の作成など幅広い場面で活かされることにより、作業効率のアップにつながります。 |
営業職 | 外回りが多いイメージですが、デスクワークも意外と多いのが営業職です。 取引先への資料作成、社内外へのプレゼンなどスキルを身につけることで外勤内勤のバランスとりやすくなるでしょう。 |
管理職 | 管理職の方だと、例えば売上のデータの集計や分析などさらに高度な技術が必要な場面もあります。 エクセルはそういった処理が非常に得意ですので、もってこいの学習と言えますね。 |
教職 | 成績のデータ管理や処理、その他、校内に掲示するお知らせで活かされるスキルです。 保育園や幼稚園などのお便りやお知らせなどはワードのスキルが特に活かされると思います。 |
接客業 | 接客業だと身体を動かしているイメージが強いですが、責任者クラスになると売上などデータ管理をエクセルで行う場面は多いです。 また、チラシの作成などの場面ではワードのスキルが光るに違いありません。 |
ほんの一部ですが、スキルが活躍する仕事に就いてご紹介しました。
ただ、パソコンは多くの仕事で使用されています。
働くこととパソコンの使用は切っても切れない関係となっており、年々パソコンの使用は増加傾向にありますので、MOSで習得したスキルが活かされる場面は多いと言えます。
MOS資格取得は就職・転職に有利か
よく「資格を取ったら転職とかにも有利ですか?」という質問を受けます。
答えは「就かれる仕事によります」ということです。
詳しく見ていきましょう。
資格がそれだけで決定打になるのは難しい
MOS資格を取得することで、あなたのアピール材料が増えることは間違いありませんが、決定打になるとまでは言い切れません。
例えば、事務職に就こうとしている人が資格を取得していればそれは企業にとってもプラスになりますし、判断材料の一つになるでしょう。
しかし、接客業など身体を動かすことが多い仕事だと、資格よりもそれまでの経験や人柄の方が重視されることが多いので、資格の力を発揮しづらいかもしれません。
ですので、アピールが目的ならば、アピールできる仕事に就く必要があるということです。
資格はあなたのスキルの明確な証明になる
「パソコンが使えます」という言葉は非常にあいまいです。
さらに企業の言う「パソコンが使える方」「Excel・Wordが使える方」もあいまいです。
それに比べて資格は非常に明確ですよね。
「MOSスペシャリストを取得しているならこれができる」「MOSエキスパートを取得しているからこんなことまでできる」非常にわかりやすい。
自分のスキルの明確な証明になるとともに、企業側が求めているレベルなのかも判断しやすいのです。
入社してから「こんなはずじゃなかった」ということが起こりにくいと言えますね。
MOS資格で就職・転職に有利なのはどの科目?徹底的に調べてみた
MOSエクセルの対策方法
MOSに過去問はありません。
もしもMOS Excelを独学で学習しようとするなら、対策テキスト教材を購入して勉強に励むのが最適な考え方です。
やみくもに勉強するのは非効率ですので、対策テキストの内容に沿って勉強を進めるのが近道です。
テキストを購入すれば模擬試験もできるので、自分のスキルが合格点に達しているかなども把握しやしです。
パソコンが得意な人は独学で合格もできる
ある程度スキルをお持ちの方であれば、独学も可能でしょう。
書店やネット販売でテキストを購入し、自分一人で問題を解いて解決できる力があるのであればそれが一番コストもかかりません。
あとは、学習のスケジュール管理をして合格できればそれが一番いい方法です。
実際に受験される方の中には、独学で学び試験を受ける方もいらっしゃいますので、自分一人で全てできるようであれば挑戦するのが良いと思います。
ただそもそもExcelになじみがなかったり触れた経験がない場合は、独学にはこだわらずExcel講座のある有名なパソコン教室のWebサイトを検索して利用するのが、MOS Excelの対策方法です。
苦手な人はパソコン教室に通ってみるのもいい
だた、中にはパソコンが苦手な方もいますよね。
そんな方はパソコン教室に通うことも検討してみるとといいでしょう。
パソコン教室ならエクセルになじみのない初心者にも講師が丁寧に指導と解説と支援をしてくれますし、わからない部分は質問によって解決できます。
独学だとわからない部分があってつまづいた時、解決するまでに時間を要してしまいがちです。
ですがパソコン教室なら講師に質問すればわかるまで対応してくれますので、つまづいても短時間で突破可能です。
性格的に独学が苦手なら、独学でのMOS Excelの資格取得にこだわる必要はありません。
MOS Excelの講座があるパソコン教室を受講すれば、MOS Excelの試験対策が効率的におこなえます。
パソコン教室によっては、サービスで無料体験から受講できる場合があります。
わざわざパソコン教室でMOSを学ぶ必要があるのか
中には、パソコン教室まで通ってわざわざ学習するのはお金と時間の無駄という意見もありますが、それは一概に言えません。
確かに自力でやる方がお金はかかりません。パソコンがあれば、テキスト代だけで済むでしょう。
しかし、時間は違います。
問題につまづく→テキストを読む→できない→テキストを読む→解決しない→調べる→よくわからない→テキストを読んで色々試す→進まない
こんな状況になった時、間違いなく時間がかかります。
急いでない方、年単位で長い目で取得ができたらいいなぁという方は、自分のペースでゆっくりとされるのもいいと思いますが、もし、早めに取りたい、いつまでに取りたいなど一定の目標を持っている方は、パソコン教室で学習される方が良いと思います。
もちろんお金はかかりますが、将来の自分への自己投資としては十分に価値があると思います。
MOS資格のための学習方法については別記事に詳しくまとめています。まずはこちらをお試しください。
それでももし難しい時は、パソコン教室を検討されるのも一つの手です。
パソコン教室パレハではMOS資格対策講座をご用意しています
パソコンが苦手な方専門のパソコン教室パレハでは、MOS資格対策講座もご用意しています。
元々パソコンが苦手だったインストラクターだからこそできるレッスンで、合格までしっかりサポートさせていただきます。
わからないことは何度でも聞ける!説明も分かりやすい!とお声を頂いております。
もし、MOS資格取得でお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
パソコンの資格取得が難しい方にはパソコン教室を利用するのがおすすめ
人気のMOS資格取得を目指す時に大変になってくることが3つあります。
- 内容を理解していく
- わからない点を把握する
- 勉強時間の確保とスケジューリング
このあたりです。
ご自身で内容を理解できて、毎日コツコツと学習できるタイプの方は良いですが、それってかなり大変なことです。
特に苦手分野の事を勉強するのは非常に難しいです。
そんな時には、パソコン教室を利用するのも一つの手です。
パソコン教室パレハは「苦手な方専門」に特化したパソコン教室です。
オンラインを主体として運営しております。
オンラインというと「動画を見るだけ」とか「オンラインなんてやったことがない」というご不安があるかと思います。
ですが「苦手な方専門のパソコン教室パレハ」の「オンラインレッスン」は、動画ではなく、直接講師に質問できる生レッスンです。
生レッスンでありながらリーズナブルに学べるのが人気の秘密です。
また、苦手な方に特化しているのでパソコンが特に苦手だと言う方には最適です。
パソコンが苦手でも、オンラインできる仕組みがあります。
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パソコンの資格取得をすればパソコン操作が楽になってきますし履歴書にも書けるようになります。
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