エクセル・VBA

エクセル|縦書きで2桁以上の数字だけを横にする方法を徹底解説

2025年9月9日

エクセルで縦書きで2桁以上の数字を横にする方法

Excel(エクセル)で縦書きを使ったときに「2桁以上の数字が縦に並んでしまって困った」という経験はありませんか?

例えば「2030年4月30日」と入力して縦書きに設定すると、本来は「2030」が横に並んでほしいのに「2」「0」「3」「0」と縦方向に1文字ずつ表示されてしまいます。

資料を整えたいのに思い通りにならず、違和感のある見た目になってしまうと、どこを直せばよいのか分からず手が止まってしまいますよね。

こうした細かな部分で作業が滞ると、エクセルが苦手だと感じている方にとっては特に大きなストレスになりがちです。

しかし、実際には「数字だけを横向きに保ったまま縦書きに見せる」方法はいくつもあります。

セルの改行を利用するやり方、入力時に工夫するやり方、さらにテキストボックスを活用して自由に配置するやり方など、それぞれの特徴を知っておけば用途に合わせて使い分けることができます。

そこで今回の記事では、そんな縦書き表示で数字をきれいに整えるための具体的な方法を、わかりやすく解説していきます。

ぜひ参考になさってください。

文字列を縦書きにする基本の操作方法については、下記の記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。

Excel(エクセル)で文字を縦書きにする方法|基本から裏ワザまで紹介


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縦書きの2桁数字を横書きにしたい

エクセルで文字を縦書きにしたいとき、まずはセルの書式設定を縦書きに変更します。

基本の操作は以下のとおりです。

  1. セルを選択する
    例として、セルに「2030年4月30日」と入力します。このセルをクリックして選択します。
  2. 縦書きに設定する
    「ホーム」タブの「方向」から「縦書き」を選択します。
    セル内の文字が縦書きになります。

ここまでで縦書きの設定はできました。

しかし、実際に表示を確認すると、問題があることに気づきます。

セルに入力した「2030年4月30日」を縦書きにすると、「2」「0」「3」「0」と数字が1文字ずつ縦に並んでしまいます。

つまり、2桁以上の数字を横に並べたまま縦書き表示することはできないのです。

これはエクセルの仕様であり、文字を縦書きにすると数字は自動的に1桁ごとに分割されて表示されてしまいます。

そのため、「数字だけを横にしたまま表示したい」という場合は、別の工夫が必要になります。


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2桁以上の数字だけ横にする方法

エクセルの縦書き機能を使うと、2桁以上の数字は自動的に1桁ずつ縦に並んでしまいます。

しかし工夫をすれば、数字だけを横に保ったまま縦書き風に見せることが可能です。

ここではまず、横書き入力に改行を加えて縦書きに見せる方法を紹介します。

改行して縦書きに見せる

通常どおり横書きで入力しておき、改行を挟んで縦に配置することで、縦書き風の見た目を作る方法です。

例えば「2030年4月30日」を縦書きにしたい場合、次の手順で操作します。

  1. セルに文字を入力する
    セルに「2030年4月30日」と横書きで入力します。
  2. 改行を入れる
    ・「2030」と「年」の間で「Alt + Enter」を押して改行を入れます。
    ・同様に「年」と「4」の間、「4」と「月」の間、「月」と「30」の間、「30」と「日」の間でも改行を入れます。
  3. セルの配置を調整する
    「ホーム」タブ →「配置」グループから「中央揃え」を選ぶと、数字や文字が縦方向にきれいに並びます。

これで、セルを縦書きに設定しなくても縦に配置された見た目になります。

そしてポイントは「2030」や「30」といった数字は横に並んだまま残るため、「二桁以上の数字だけ横にする」という表示が可能になります。

この方法は「見た目を縦書きに見せる」工夫であり、実際には横書き設定のまま使っています。

そのため本当の縦書き設定とは少し異なりますが、手軽に実現できる点が大きなメリットです。

入力時に縦書きにすることも可能

先ほどは、すでに入力済みの文字を改行して縦書きに見せる方法を紹介しましたが、実は入力の段階から改行を入れて縦書き風にすることもできます。

例えば「2030年4月15日」を入力する場合、次のように操作します。

  1. 対象のセルを選択します。
  2. 「2030」と入力したあと、「Alt」キーを押しながら「Enter」キーを押して改行します。
  3. 次に「年」と入力し、再び「Alt+Enter」で改行します。
  4. 「4」と入力して改行、「月」と入力して改行…というように、必要に応じて繰り返します。

こうすることで、「2030」は数字が横方向に並び、その下に「年」「4」「月」「15」「日」と縦に続く形になるため、入力と同時に縦書きに近い見た目に整えることができます。


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テキストボックスを使った方法

テキストボックスを使った基本の入力

セルの縦書きでは、2桁以上の数字を横に並べて表示することができませんが、「テキストボックス」を使えば解決できます。

ここでは「令和12年4月30日」を例に解説します。

  1. 「挿入」タブをクリックし、リボンの中から「テキストボックス」を選びます。
  2. 「横書きテキストボックス」を挿入し、シート上に配置します。
  3. テキストボックスの中に「令和12年4月30日」と入力します。
  4. テキストボックスを選択した状態で、リボンの「図形の書式」タブから「図形の書式設定」作業ウィンドウを開きます。
  5. 作業ウィンドウの「テキストオプション」から「テキストボックス」を選び、「縦書き」に設定します。

これで、次のように縦書きが整います。



12

4

30

このように、2桁の「12」や「30」も横方向のままキレイに表示されるのが大きなメリットです。

また、最初から「縦書きテキストボックス」を選んで挿入すれば、文字を入力するだけで自動的に縦書きになりますが、数字が縦に並ぶので設定の変更が必要です。

テキストボックスを組み合わせる方法

例えば、横書きのテキストボックスに「2030年4月30日」と入力してから「縦書き」に切り替えると、期待どおりに「2030」が横のままはならず、次のように「20」「30」と2段で表示されることがあります。

これはテキストボックスの自動折り返しと縦書きレイアウトのルールによるものです。

縦書きにすると文字は上→下に流れ、幅(=列のサイズ)に合わせて折り返されます。

半角の連続した英数字はボックス幅に応じてまとまりごとに折り返されやすく、結果として「2桁ずつ段になる」現象が起きます。

縦書きで「2桁の数字は横に表示させたい」場合、次の手順でテキストボックスを組み合わせると確実で扱いやすくなります。

【2桁以上の数字をテキストボックスで横に表示させる手順】

①下側の縦書きテキストボックスを作る

「挿入」タブ → 「テキストボックス」→ 「縦書きテキストボックス」(あるいは横書きテキストボックスを挿入してから「図形の書式設定」で縦書きにする)を選びます。

テキストボックスに「年4月30日」の部分だけを入力します

②上側の横書きテキストボックスを作る(年の前に来る西暦部分)

再び「挿入」タブ → 「テキストボックス」→ 「横書きテキストボックス」 を選び、「2030」と入力します。

横書きのままにしておきます(横の数字をそのまま表示させるため)。

③見た目を統一する(フォント・サイズを合わせる)

どちらのテキストボックスも文字のフォント・サイズ・太さを揃えて、見た目が不自然にならないようにします。

④図形の塗りつぶし/枠線を「なし」にする

2つのテキストボックスを選択(片方をクリック → 「Shift」キーを押してもう片方をクリック)し、リボンの「図形の書式」タブで次を設定します。

  • 「図形の塗りつぶし」→ 「塗りつぶしなし」
  • 「図形の枠線」→ 「線なし」

これで、白い余白や枠線が見えず、セルの上に直接文字だけが浮いているように表示されます。

⑤配置を調整する(重ね順/位置合わせ)

「2030」のテキストボックスをドラッグして、縦書きの「年4月30日」の「年」の上に重ねます。

必要なら「図形の書式」タブ → 「配置」グループで「左右中央揃え」「上下中央揃え」などを使って微調整します。

<ポイント>

位置が決まったら、2つを同時に選択して右クリック → 「グループ化」→「グループ化」 すると、移動やコピーが楽になります。

横書きの数字を別オブジェクトとして扱えば、Excel側の縦書き折り返しルールに左右されずに、常に横向きの数字を表示できます。

見た目の自由度が高く、フォントや位置を微調整して印刷物レベルの整ったレイアウトが作れます。

ただし、データ的に扱う(並べ替え/集計)用途には向きません。資料や見出しなど「見た目優先」の場面に使うのが適切です。


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縦書き数字の設定をするメリット

いかがでしたか?

エクセルで縦書きを使う際、2桁以上の数字をどう表示するかは意外に見落とされやすいポイントです。

特に「2030年4月30日」といった日付や年度などの表記では、数字が縦に並んでしまい、思ったような見た目にならないことがあります。

今回解説したように、数字を横に表示させるための方法にはいくつかの方法があり、それぞれの特徴を理解して使い分けられることが大切です。

セルに直接入力して改行を加える方法は、シンプルで操作も分かりやすく、短い文字列を扱う場合に有効です。

また、入力しながら改行を入れることで、完成後に修正しやすいというメリットもあります。

ただし、長い文章や複数のセルにわたるデータには不向きで、あくまでも限られた場面で役立つ方法といえるでしょう。

一方、テキストボックスを活用する方法は、レイアウトの自由度が高く、印刷物や資料として仕上げたいときに非常に便利です。

縦書きテキストボックスなら2桁の数字が横向きに表示されやすく、さらに横書きと縦書きを組み合わせることで、3桁以上の数字や複雑な書式にも柔軟に対応できます。

塗りつぶしや枠線を消して重ね合わせる工夫をすれば、セルに直接入力するのでは難しい整った見た目を作れる点も大きなメリットです。

これらの方法を理解しておくと、状況に応じて最適なやり方を選べるため、効率よく作業できるだけでなく、資料全体の見栄えも向上します。

数字の縦書き表示は一見細かい部分ですが、プレゼン資料や報告書では相手に与える印象を左右する大切な要素です。

日付や年度の表示をきれいに整えられることで、読みやすさや説得力が増し、業務の正確さや信頼性の向上にもつながるでしょう。

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