パソコン教室を開業するためには、パソコンやデスクの他、様々な備品も必要となります。
自分でまとまった初期資金を用意できない場合は自治体が提供している助成金を検討してみましょう。
助成金は厚生労働省が提示する要件に該当する場合に、必ず給付されるお金のことです。
資金不足でパソコン教室を開業することを諦めている方も助成金を貰えば開業チャンスがありますよ。
この記事では、パソコン教室開業に使える助成金の種類と初期費用について解説します。
パソコン教室を開業するには、様々な設備を準備するため、初期費用がかかります。
まとまった初期費用を用意するのが難しい場合、自治体が提供している助成金を活用する方法かあります。
今回は、パソコン教室の開業資金と助成金について解説します。
パソコン教室の開業資金はどれくらい?
パソコン教室を開業するにはどれくらいの資金が必要でしょうか。
パソコン教室と一口に言っても、フランチャイズ契約で開業するのか、または個人開業するかによって開業資金は異なります。
個人事業主としてパソコン教室を開業する場合、自宅を教室にすると、家賃・テナント代が不要になります。
パソコン教室を賃貸して開業する場合は、賃料の他にも式金・礼金・物件の保証金などが必要です。
パソコン教室を開くには
開業する場合に必ず必要なのが「資金」です。
初めて開業する時は、不安や疑問はつきませんが、最初に全体像をつかむことで、詳細な部分にも気づくようになります。
パソコン教室を開くために必要な資金の「目安」と、開業するまでの「流れ」について紹介しています。
パソコン教室を始めたい!とお考えなら、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
パソコン教室開業と申請できる助成金
パソコン教室は自宅開業すれば、初期費用を抑えて始めることができます。
それでもパソコンを購入したり、デスクや椅子など設備導入にもお金はかかります。
全てを自己資金で始めるには難しいですが、国から支給される助成金を活用すると大変役立ちます。
助成金は金融機関からの融資・ローンとは異なり、返済不要のため、メリットは大きいです。
産業系の補助金に力を入れていない自治体もあり、市区町村によって種類や金額は異なります。
助成金の受給には条件があるため、申請後に審査に通らなければなりません。
主に人を雇った時、教育をした時、労務環境を改善した時の施策として支給されています。
助成金が支給されるまで3ヶ月から1年半の時間がかかるため、時間に余裕を持って申し込みましょう。
45歳以上の3人以上が法人で設立し、雇用保険に加入する人が出た際には支給される助成金です。
高年齢者等共同就業機会創出助成金は、最大500万円が受給され、3人は事業の専任になる必要があります。
別会社の役員や会社員は兼用できないため、注意しましょう。
公共職業安定所を通して、60歳以上の高齢者を採用した場合にのみ支給される助成金です。
パソコン教室の開業で60歳以上の高齢者を採用するケースは少ないかもしれません。
特定求職困難者雇用開発助成金は1年間の給与の3分の1が支給されます。
中小企業定年引上げ等奨励金は高齢者の雇用により、最大で160万円まで支給されます。
登記をしてから1年間以内に55歳以上65歳未満の雇用保険者が全体の従業員の半分になった場合、または60歳以上65歳未満の雇用保険加入者が全体の4分の1以上、3人以上いることが条件です。
非正規雇用の従業員を、自社でキャリアアップさせる時に申請する雇用関係助成金です。
職業訓練やアルバイトから正社員へ昇格したり、賃金規定を改定するといった条件があります。
キャリアアップ計画を作成して、労働局またはハローワークに提出します。
学校の既卒者、中退者が応募可能な新卒求人・募集を雇うと支給される奨励金です。
新卒求人の申し込み、採用後に一定の期間定着させた事業主に対して支給されます。
ココがポイント
助成金だけでパソコン教室開業は難しい
助成金の審査に通っても、実際にお金が支給されるのは開業した後になります。
実際に使った費用の一部の補助という形になるため、助成金だけでパソコン教室を開業するのは難しいといえます。
それでも、開業後の資金やりくりに役立つので、適切な助成金がある場合は申し込むと良いでしょう。
パソコン教室の開業運営に必要な費用
そもそも、パソコン教室を個人開業する場合、初期費用はどれくらい必要なのでしょうか?
パソコン教室を開業するにはフランチャイズ契約する方法もありますが、個人開業する場合で見ていきます。
パソコン教室の初期費用
- パソコン
- 周辺機器
- ソフトウェア
- 教材、テキスト
- 電気代
- 工事代(光回線・外装・内装・看板設置)
自宅でパソコン教室を開業するには20万円〜30万円を相場に準備しましょう。
教材やテキストは市販または専門業者に依頼すると準備も早くなり、コストも抑えられます。
自社制作すると時間とコストがかかりますので注意してください。
自宅を教室にする個人事業主の場合は、家賃(テナント代)を抑えられるので、低予算で始めることが可能です。
すでに自宅でパソコン教室を持っており、一定数の生徒数を保有していて、規模を拡大したい場合は貸店舗を探すと良いでしょう。
貸店舗には毎月のテナント代の他、初期費用として
敷金・礼金・物件保証金、不動産仲介手数料などが必要です。
パソコン教室のランニングコスト
パソコン教室の経営は初期費用だけでなく、毎月かかってくるランニングコストも考慮しましょう。
- 家賃、テナント代
- 光回線などの通信費
- 電気代
- 広告費
上記のランニングコストは毎月必ず発生する料金ですから、安定収入がなければ資金回収が難しくなります。
通信費や宣伝費のプラン選びは慎重に決定して、運営状況に合わせて変更するなど工夫しましょう。
パソコン教室開業に使える助成金の種類
パソコン教室を開業するには、最低でも6ヶ月分の資金を用意しておく必要があります。
一定の生徒数を確保するまでに2〜3ヶ月はかかりますので、まとまった初期費用を用意しましょう。
開業から半年先まではマイナス収支になると見込んで資金を準備しておく必要があります。
しかし、一定の生徒数を確保できれば安定収入となり、資金繰りもスムーズになるでしょう。
まとまった資金を用意するには国から支援を受ける助成金制度を活用する方法があります。
助成金は銀行ローンのように返済する必要がないのがメリットですが、受給条件があります。
ここからは、パソコン教室開業に使える助成金の種類と条件を見ていきましょう。
高年齢者等共同就業機会創出助成金
高年齢者等共同就業機会創出助成金の条件
- 45歳以上の3人以上が法人で設立した場合
- 雇用保険に加入する人に支給される
- 最大500万円が受給される
- 別会社の役員や会社員は不可
特定求職困難者雇用開発助成金
特定求職困難者雇用開発助成金の条件
- 公共職業安定所を通して60歳以上の労働省を採用した場合
- 支給額は1年間の給与の3分の1
中小企業定年引上げ等奨励金
中小企業定年引上げ等奨励金の条件
- 登記から1年間以内に55歳以上65歳未満の雇用保険者が全体の従業員の半分になった場合、または60歳以上65歳未満の雇用保険加入者が全体の4分の1以上、3人以上いること
- 支給額は最大160万円まで
キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金の条件
- 非正規雇用の従業員をキャリアアップさせる場合
- 職業訓練、アルバイトから正社員へ昇格させる
- 賃金規定を改定する
三年以内既卒者等採用定着奨励金
三年以内既卒者等採用定着奨励金の条件
- 既卒者、中退者が応募可能な新卒求人・募集を採用した場合
- 新卒求人の申し込み、採用後に一定の期間定着させた場合
パソコン教室開業で助成金をもらう際の注意点
助成金の審査には条件があり、実際にお金を受け取るのは開業した3ヶ月〜1年半年後になります。
そのため、助成金だけを元にしてパソコン教室を開業するのは難しいです。
実際に開業にかかった費用を後払いされる形になるので、ある程度の初期費用は自分で用意しましょう。
助成金は市町村によって種類や条件、支給金額が異なりますので、詳しくは自治体のホームページを確認してください。
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開業資金の融資審査に通る方法|重要な3つの項目と通らない3つの理由
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開業できれば一安心ではありません。実際に経営するために必要な資金とは?
直前になって困ることがないように、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
パソコン教室開業の助成金:まとめ
パソコン教室を開業するには、初期費用と毎月のランニングコストが必要となります。
開業したばかりの頃は集客の効果が現れるまで時間がかかるため、助成金が出れば足しになります。
助成金は市町村によって内容と金額が異なりますので、登記する自治体のホームページを確認しましょう。
パソコン教室開業の際に助成金を支給してもらえれば、初期段階の資金繰りが楽になるでしょう。
助成金は開業後の支給になりますが、生徒数が少ない時期には大いに役立ちます。
これからパソコン教室開業をお考えの方は、自治体の助成金制度をチェックしてみましょう。
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