「パソコン教室は儲からない」「パソコン教室はオワコン」など様々な噂を耳にすることがあります。
確かに従来のやり方と変わらず経営している場合は運営が厳しくなるのも否めません。
しかし、2021年度に入ってもパソコン教室は170億円市場があるので、まだまだ稼げる時代です。
結論から言えば、時代のニーズに合わせた戦略をすれば、人気パソコン教室へ導くことは可能です。
そこで今回は、2021年にパソコン教室に求められる需要とニーズをまとめてご紹介しましょう。
パソコン教室に求められる需要とニーズ
近年パソコン教室の需要が急速に高まっている年齢層・講座を見ていきましょう。
シニア層のタブレット端末講座
定年退職した人やシニア層は時間に余裕があり、「パソコンを使いこなせるようになりたい」と思う方が増えています。
日本政府は指先を使うパソコン操作は「認知症予防にも効果がある」と公表していることも影響しているのでしょう。
シニア層の目的はネット検索やメールの送受信といった基本操作からオフィス資格を目指す人まで様々です。
シニア世代には画面が大きくて見やすいタブレット操作を使いこなしたいという需要も増えています。
タブレットはキーボード操作が不要で、目が疲れにくく、デスクに向かわなくても良いのがメリット。
タブレット講座では、LINEやSkypeなどコミュニケーション系アプリの操作、You Tube、ラジオのアプリ操作を指導します。
シニア世代には「教える」というよりは、まずは楽しんでもらい、「もっとできるようになりたい」と思ってもらえるようにしましょう。
シニア専門講座はパソコンやタブレットを初めて触る人にも分かりやすく進めることが大切です。
特に地方や過疎地域では、個人経営のパソコン教室はシニア世代をターゲットにすると良いでしょう。
「シニア世代」に向けた集客方法
ターゲットを絞ったなら、集客のための方法もターゲットに合わせることは非常に重要です。
シニア向けに効果的なのは、「SNS」と「チラシ」のどちらでしょうか。
ターゲットであるシニア世代に合わせた集客をする必要があります。
効果のある集客でなければ意味がありません。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
学生向けのプログラミング講座
小学生から中学生向けの習い事で人気急上昇しているのはプログラミング講座です。
日本ではエンジニア不足が深刻化しており、小学生からプログラミングスキルを身に付けたい需要は高まっています。
小学生・中学生限定のプログラミング教室も増えており、パソコン教室でも導入例が増加中です。
プログラミングの知識やスキルの他にも、設計する力、表現する力も学べるのがメリット。
プログラミング講座は基本だけを学ぶ短期講座や継続して通うコースなど、複数用意すると良いでしょう。
また、自宅で好きな時間に取り組めるようにオンラインで学習できる講座も人気があります。
パソコン教室：プログラミング講座運営
パソコン教室で「プログラミング講座」を設けるだけでなく、「プログラミング教室」を始めるのもいいでしょう。
全国の小中学校でプログラミングの授業が必修となり、注目度は高まっています。
スキルはあっても、経営は不安という人には、プログラミング教室のフランチャイズ経営という選択肢も検討してみるのはいかがですか。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
パソコン教室：主婦層のオフィス講座
主婦層は子育てが一段落して、事務系の再就職を目指すために、ワードやエクセルといったオフィス講座に通うケースも多く見られます。
マイクロソフト社の認定資格「MOS試験」「簿記検定」「医療事務」は主婦層に人気が高いです。
近年は在宅ワークも増えており、自宅でパソコンを使って仕事をしたいと考える主婦も多いです。
マンツーマン講座からグループ講座、オンライン講座など、主婦が続けやすい授業形態を用意しましょう。
学生・社会人向けの動画編集講座
近年は、You Tubeを始めとする動画サイトの注目度が高く、それに伴って動画編集の需要が高いです。
動画編集はフリーソフトやスマホアプリからも可能ですが、もう一歩本格的に学びたい人に人気。
撮影した動画を編集してタイトルやテロップ、アフレコ、音楽を入れ、画質を調整するスキルです。
「Adobe Photoshop」など編集ツールを使った動画編集スキルは学生、社会人、フリーランスなど様々な人に注目されています。
パソコン教室：出張型のレッスン
これからの時代は出張型のパソコン教室の人気が高まるでしょう。
生徒さんが教室へ通うのではなく、パソコン講師が自宅や会社、カフェなど出張するスタイルです。
出張パソコン教室のメリットは隙間を使ってパソコンを学びたい客層を獲得できること。
出張型のパソコン教室は、グループレッスンが苦手な方、子育てや介護によって外出できない人にも人気があります。
出張型のパソコン教室は個人だけでなく、法人の生徒さんの客層の獲得チャンスにも繫がるでしょう。
フリーのインストラクター
パソコン教室に限らず、「出張型」は人気があります。
移動する時間が不要、自宅の近くで受講できるのは、限られた時間を有効に使える大きなメリットです。
場所が必要ないためコスト削減にもなり、副業として空いた時間を利用し教えることもできます。
パソコンインストラクターに興味がある方は、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
パソコン教室の需要とニーズ：まとめ
より細かいニーズに応えられるパソコン教室は今後も生き残っていくことができます。
安定したパソコン教室の経営をするには、新規の生徒さんを獲得し、同時に生徒さんに長く通ってもらえる工夫が必要です。
近年の傾向としては、シニア層や小学生の習い事としての需要が目まぐるしく高まっています。
生徒さんに長く継続して通ってもらうために、授業形態も出張や動画講座なども導入すると良いでしょう。
幅広い年齢層の生徒さんを獲得するために、バラエティ豊かな講座を用意することも大切です。
時代のニーズに合わせたパソコン教室経営を戦略的に行い、成功へ導きましょう。
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