今回の記事はExcel(エクセル)で文字列の不要なスペース(空白)を削除する方法について紹介します。
Excel(エクセル) 不要なスペース削除
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【操作手順】スペースを削除の方法
それでは、スペースを削除する方法について詳しく解説します。
上記の例では、セル【A2】には半角のスペースが2つ、セル【A3】には全角のスペースが2つ入力されています。
「ホーム」タブ→「編集」グループ→「検索と選択」の順に進み、一覧から「置換」をクリックします。
「検索と置換」のダイアログボックスが表示されます。
- 「検索する文字列」にスペースを入力します。
- 「半角と全角を区別する」のチェックマークを外した状態にします。
- 「すべて置換」をクリックします。
置き換えた件数の結果の表示が表示されます。
また、セル【A2】とセル【A3】のスペースが削除されました。
関数を使ってスペースを削除する方法
検索と置換以外にも関数を使ってスペースを削除する方法があります。
今回使うのは「SUBSTITUTE」関数です。
SUBSTITUTE関数では、セル内に含まれる対象の文字列を検索して、それを指定した文字列に置き換えることができる関数です。
今回使用するSUBSTITUTE関数の構文は、
=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,置換対象)
となっており、最大4つの引数を使うことができます。
4つ目の引数は省略が可能です。
今回のような置き換えであれば、3つの引数で実行することができます。
関数の内容としては「このセルの文字列から〇〇を検索して△△に置き換えてね」といった意味になります。
半角スペースまたは全角スペースを削除する方法
上記の例は、「半角スペースを削除する数式」です。
=SUBSTITUTE(B1," ","")となるように入力します。
※全角スペースを指定する場合は「=SUBSTITUTE(B1," ","")」となるように入力します。
数式をコピーすると、半角スペースのみを空欄(削除)で置き換えることができました。
今回の数式では、半角スペースを指定したため、全角スペースはそのままになっています。
半角スペースも全角スペースも同時に置き換える入力方法
次は、半角スペースと全角スペースを同時に指定して、置換う方法です。
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(B1," ","")," ","")
と入力します。
SUBSTITUTEの中に、SUBSTITUTEを入れ子(ネスト)することで半角スペースと全角スペースを同時に指定することが可能です。
この数式でコピーすると、半角スペースも全角スペースも削除することができます。