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ラーメン店経営の難しさ・原因は何?廃業率50%?

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ラーメン店経営の難しさ・原因は何?廃業率50%?

飲食業界は新規開店を目指す人が多い特徴があり、中でもラーメン店は毎年多くの店舗が出店しています。

飲食業界でも比較的参入しやすいこと・他の飲食店に比べて省スペースで開業できることなどから、ラーメン店の人気が高いことがわかります。

ただし、せっかく開店をしても継続していくことが難しいのもラーメン店の特徴といえるでしょう。

この記事では廃業率が高いと言われるラーメン店経営の難しさについて、その原因について詳しく解説します。

これからラーメン店の開業を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

飲食店の廃業率は他の業種に比べて高い

ラーメン店だけではなく、飲食店の廃業率は他の業種に比べて高いことが分かっています。

日本政策金融公庫総合研究所の発表したアンケートによると、5年後の廃業率は飲食業(宿泊業含む)が圧倒的に多いのです。

  • 飲食業・宿泊業:18.9%
  • 情報通信業:15.8%
  • 小売業:14.5%
  • 教育・学習支援業:12.5%
  • 運輸業:10.1%

参考:「新規開業パネル調査」/https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_161228_1.pdf

中でもラーメン店は開業してから1年後までの廃業率が50%ともいわれ、経営が非常に難しい形態として報告されています。

なぜラーメン店の廃業率が高いのか・その理由は?

継続が難しい飲食業界の中でも、廃業率の高さが目立つラーメン店…いったいどんな理由が考えられるのでしょうか。

立地条件が悪い

立地条件が悪いことはラーメン店の経営に大きな影を落とします。

もっとも考えられるのは、競合店が多すぎること。

いくらビジネスマンや学生などが多く行き交う良い立地であったとしても、ラーメン店の数が多すぎれば、需要と供給のバランスが崩れてしまいます。

辺鄙なところでも有名店にはお客様は足を運びますが、知名度の低い新規ラーメン店に関しては「知ってもらってなんぼ」です。

繁華街に出店すれば儲かるという訳でもないので、出店する立地については十分すぎるほどのリサーチが必要になるでしょう。

回転率が悪い

ラーメンの相場は1杯約1,000円。平均原価率は30%~35%といわれています。

多くのお客様に来店してもらい、回転率を上げなければ利益は少なくなります。

座席の配置や食事の提供時間・客単価など、売り上げを左右するものはさまざまですが、回転率自体が悪ければ利益につながりません。

回転率の悪さは、経営に大きな打撃を与える要因の1つといえるでしょう。

ラーメン店の競争激化

場所によっては飲食店の数が多く、競合となるラーメン店が多く軒を連ねる所があります。

たくさんのお客さんが足を運ぶ可能性は高いのですが、多くのラーメン店があれば必然的に競争が激しくなります。

味・値段・店舗の雰囲気・接客態度・・・目の肥えたお客さんが多ければ多いほど、評価は厳しくなるのは必須。

激化した競争の中で生き残るのは、至難の業といえるかもしれません。

ラーメン店経営の難しさを解説!

ラーメン店は経営が厳しいと言われることが多い業態の1つです。

新規の開店数は多いものの、比例して廃業率も高くなっているのが現状・・・どのようなポイントがラーメン店経営の難しさになるのでしょうか。

人員の確保が難しい

ラーメン店を継続する上で必要となるのが、アルバイトの人員です。

ラーメン店は長時間営業する形態が多く、中には夜遅い時間まで営業している店舗も見受けられます。

すべての時間の業務を店主一人で賄うのは物理的に無理ですので、時間ごとにアルバイトをお願いなくてはいけなくなります。

近年では「ホワイトバイト」という言葉があり、きれいな場所で楽に稼げる店舗が人気になっています。

暑い・手が荒れる・きついと言われるラーメン店のアルバイトは、募集をしてもなかなか集まらない傾向がみられるのです。

各時間帯・曜日に十分なアルバイトの人員を確保するのは、少々ハードルが高いといえるでしょう。

体力的に厳しい

ラーメン店の経営は、体力的にとてもハードです。

店主が店に立つのであればなおさら。

料理人であり経営者であり指導者であり、一人で多くの役をこなさなければいけません。

味にこだわるあまり長時間の仕込みを必要としたり、経理などの事務作業が必要となったり、とにかくやることが山積する状態になってしまうのです。

忙しすぎるあまり身体を壊すということもよくある閉店理由の1つ。

体が資本である以上、無理は禁物です。

競合店が多い

他の業種に比べて競合が多いというのも経営の難しさといえるでしょう。

突出した「何か」がなければ、並み居る競合を押しのけて営業継続することはできません。

また日本人はラーメンが大好きです。

ラーメンに関する情報はあふれていますし、ラーメン通と呼ばれる人たちの評価なども気軽に見ることができます。

少しでも悪評が流れてしまえば、すぐに客足に影響が出てしまうのです。

失敗しないラーメン店開業の条件とは

失敗しないラーメン店開業の条件とは、何といっても緻密な情報収集です。

出店を考えている店舗周辺の状況・客足の流れ・ラーメンの味・借り入れの必要金額・初期費用の金額など、ラーメン店の開業に向けて必要な情報はたくさんあります。

漠然と「やってみたいから」という安易な気持ちで始めてしまうと、「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。

集められる情報はできるだけ収集して、分析をしっかりと行ってから行動に移すことがポイントといえるでしょう。

まとめ

ラーメン店の経営については、非常に厳しい声が多く聞かれます。

ただし、すべての人が失敗するわけではありません。

中には小さな店舗から全国規模のチェーン店にまで発展しているケースもあります。

失敗の理由と継続の難しさをきちんと踏まえて、自分なりの計画を立ててみましょう。

準備をするに越したことはありません。

さまざまなケースをシミュレートし、準備を整えていくことが大切なポイントになるのです。

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