以前は生徒さんで賑わっていたのに、最近は収益が不安定になって心配…とお悩みではありませんか?
近年のスマートフォン、タブレットの急速な普及、そして高齢化社会により、パソコン教室業界は変化の時代を迎えています。
従来のようなオフィス講座を中心とした経営をされている経営者は危機感を肌で感じているかもしれません。
2020年時点でパソコン教室の市場は170億円あり、決して儲からない分野ではありません。
高齢者や小学生といった新たな顧客層も増えておりパソコン教室は一定数の需要があるのです。
この記事では、パソコン教室の経営者、開業を検討している方に向けて、成功者の共通点をご紹介しましょう。
パソコン教室経営 時代の流れに影響されやすい
「パソコン教室が儲からない」「稼げない」と言われている理由は時代の流れに影響されやすいビジネスだからです。
90年代はワードやエクセルといったパソコンスキルの基礎を学びたいニーズが多くを占めていました。
しかし、スマートフォンとタブレット出現により、多くの人々はパソコンスキルが不要になったのです。
スマートフォンからネット検索やメッセージのやり取り、オンラインショッピングも簡単にできるようになりました。
そのような時代の流れとともに、パソコン教室の需要も変化しているのです。
例えば、エンジニア不足の影響を受けて、小学生の習い事としてパソコン教室でプログラミング講座を受ける需要が高まっています。
高齢者がタブレット端末を使って、孫とメッセージをやり取りしたり、写真や動画を送受信できるようになりたい需要も高いです。
従来、パソコン教室に通う生徒さんは仕事でパソコンを使う人がほとんどでした。
しかし現代は「趣味や遊びで使うために教えて欲しい」という流れにシフトしているのが特徴です。
パソコン教室に求められている最新のニーズ
2020年も、パソコン教室はまだまだ稼げるビジネスです。
時代の流れにしっかり乗り、ニーズを見極めて人気のパソコン教室を目指しましょう。
パソコン教室に求められている最新の現状を敏感にキャッチし、時代の流れに合わせて軌道修正することは重要です。
2020年、今のニーズは何か?
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
パソコン教室経営を成功させた人の共通点
ここからは、パソコン教室を安定的に経営している人に見られる共通点を見ていきましょう。
ターゲットの幅を広げている
近年は、パソコン教室に通う人の年齢層が急速に変化しています。
2020年において、パソコン教室に通いたい人は社会人、シニア層、主婦層、小学生〜大学生、フリーランスと幅広いです。
盛り上がっているパソコン教室は必ずといっていい程、シニア層向けの講座を用意しています。
定年退職した人、自宅で引きこもりがちの高齢者には画面が大きくて見やすいタブレット需要のニーズが高いです。
「パソコンは難しそうだけど、タブレットはタッチパネルだから簡単そう」とチャレンジする人が増えています。
日本は超高齢化社会ですから、エリア・地域によっては高齢者をターゲットにした方が収益化できるケースもあります。
それぞれの年齢層で需要が異なるので、ニーズにマッチした講座を複数用意すると効果的です。
近年はプログラミング講座専門のパソコン教室も増えており、専門性をアピールする戦略もあります。
現段階で「パソコンスキルを教える場所」として固定している場合は、「遊び・娯楽の場所」を提供してみることをおすすめします。
高齢者のメンバーで写真を取りに行ってSNSにアップしたり、旅行に出かける教室もあります。
生徒さんの年齢層が広げると、新たな顧客層を獲得に繫がるでしょう。
戦略的な集客をしている
安定的な収益を出しているパソコン教室は戦略的な集客を行っています。
「パソコン教室を探す人はネットを使わないのでは?」と思うかもしれませんが、そうとは限りません。
社会人やフリーランス、学生、主婦はネットからパソコン教室を検索する人がほとんどです。
ただし、ターゲットとする年齢層に合わせて集客方法を使い分ける必要があります。
生徒数が多いパソコン教室は戦略的な集客を実践しています。
「ネット社会には新聞の折込チラシは意味ない」という噂もよく聞きますが、それも事実ではありません。
定年退職した人や高齢者は新聞の折り込みチラシやポスティングチラシを見て問い合わせをする人は多いです。
ただし、新聞広告やポスティングはコストがかかりますので、他の集客方法と併用していきましょう。
学生やフリーランス、主婦層にはブログや自社ホームページのウェブ集客やSNS広告を取り入れると効果的です。
集客は簡単ではない
チラシを配ればいい。SNSで宣伝すればいい。広告を掲載すればいい。単純にただ何かをしただけでは集客できません。
集客方法も、入念に計画した行動が必要です。
筆者自身の経験から、重要なポイントと、新規集客の心構えまで解説しています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
クロージングスキルを上げる
多くのパソコン教室は「無料体験」を実施していると思いますが、なかなか入会に結びつかない場合はクロージングスキルを高める必要があります。
パソコン教室が上手くいっている経営者はクロージングスキルに優れています。
「パソコン教室に通ったらこんなことができるようになります」と画像や動画で示すと分かりやすくなります。
無料体験に来てくれた方は既に興味を持っている訳ですから、もう一歩進んでもらえるように提案しましょう。
無料体験が良かったとしても、通うメリットを見いだせなければ入会してもらえないのです。
イマイチ入会率が低い経営者はクロージングの流れや提案方法を見直してみましょう。
本当に大切なことはたったひとつ
自分のセールス方法が悪いのか、説明が下手なのか、押しが足りないのか、サービス内容に魅力がないのか。
せっかく体験してもらっても、入会につながらないのはなぜでしょうか。
実は、重要なのはテクニックでも、サービス内容でもありません。
本当に大切なのはたったひとつ「相手の本当の気持ちを知ろうとする」ことです。
パソコン教室の経営について:まとめ
パソコン業界は目まぐるしく変化しているので、経営者が時代のニーズを把握することも大切です。
時代のニーズに合わせてどのターゲットに向けてどんな講座を提供するか決定しましょう。
安定した収益のために集客方法とクロージングについても見直してみることをおすすめします。
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