Excel(エクセル)のピボットグラフは、売上などのデータの視覚化と分析を行うための強力なツールの1つで、大量のデータから情報を要約し、合計、平均、最大、最小などの集計を行うのに便利です。
フィルタリングやソートを変更するだけで、異なる視点からデータを分析できるため、実務でも役立つ機能として、会社でもよく使われており、スキルを身につけることで作業効率も良くなります。
ピボットグラフを作成する際、さまざまなグラフタイプ(棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなど)を選択し、色やスタイルをカスタマイズが可能です。
ビジネス分析、意思分析、市場調査、プロジェクト管理など、さまざまな分野で幅広く活用されており、ピボットテーブルの操作と併せて、業務でも重要な役割を果たす機能となっています。
そこで今回の記事では、ピボットグラフの作成方法から活用方法まで詳しく紹介します。
その他のピボットテーブルの作り方の基本や操作など、ピボットテーブル関連の記事は、下記で解説していますので、ぜひご覧ください。
Excel(エクセル)|ピボットテーブルのデータを手動・自動で更新する方法
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ピボットグラフの特徴
ピボットテーブルを元に作成するグラフのことを「ピボットテーブルグラフ」と言います。
ピボットグラフは、ピボットテーブルと連動しており、ピボットテーブルのフィールドの入れ替えをするとピボットグラフにもすぐに反映されます。
データの数値をグラフで視覚化できるため、ピボットテーブルの内容を相手に分かりやすく伝えることができるので、プレゼンなどの資料作成にも有効です。
もちろん、通常のグラフでもピボットグラフと同じように作成できるものもありますが、ピボットグラフにはフィルター機能があり、ボタンを押すだけの簡単な操作でデータの分析が可能です。
通常のグラフでは、グラフの内容を変更したいとき、その都度作成し直す必要がありますが、ピボットグラフであれば簡単な操作でグラフの構成を変更することができます。
ピボットグラフは非常に便利なツールですが、ピボットテーブルの作り方や操作といった基本がわかっていないと操作が難しく感じるため、ピボットテーブルの基本を理解しておく必要があります。
ピボットグラフの構成要素
- レポートフィルターエリア
- 凡例(系列)エリア
- 軸(分類項目)エリア
- 値エリア
ピボットグラフは以上4つの要素で構成されています。
ピボットテーブルとも連動していますので、ピボットテーブルが変更されると、ピボットグラフの要素も変更されます。
手順 ピボットグラフ 作り方・編集
ピボットグラフの作成には、ピボットテーブルが必須です。
あらかじめ、元となる表を使ってピボットテーブルを作成しておきましょう。作成したピボットテーブルを元にグラフが作成されます。
まず、ピボットテーブルをクリックします。
「ピボットテーブル分析」タブの「ツール」グループにある「ピボットグラフ」をクリックします。
「グラフの挿入」ダイアログボックスが開きますので、左の一覧から任意のグラフの種類を選択します。
一般的によく使われるグラフは、「縦棒」「横棒」「折れ線」「円」「組み合わせ」です。
グラフの種類を選択すると、ピボットグラフがシートに挿入されます。
「グラフタイトル」を変更しましょう。
各グラフの違いや特徴については、下記を参考してください。相手に伝えたい目的によって作成するグラフの種類を選択すると良いでしょう。
【各グラフの特徴】
■棒グラフ
カテゴリデータや離散的なデータの配信を視覚的に示すのに適しています。特定の時間帯やカテゴリの比較に使用され、棒の高さは数や頻度を示すことができます。
■折れ線グラフ
時系列データや連続的なデータの変化を視覚的に示すのに適しています。データのパターンや傾向を簡単に確認し、連続性を強調することができます。
■円グラフ
カテゴリデータの優先的な割合や構成を示すのに適しています。一般的にデータ全体に対する各カテゴリの割合を比較する場合に使用されます。
■組み合わせグラフ
複数のグラフは、縦棒グラフと折れ線グラフの組み合わせを同じ上グラフに表示し、異なるデータを視覚的に比較できます。第1軸と第2軸を使い、異なる値やデータの関係を示すことができます。
作成されたピボットグラフは、通常のグラフを同じように見えますが、グラフの範囲の左上・左下・右側にボタンが表示されます。
各ボタンには必要に応じで、フィルター機能で表示するデータを絞り込んだり、並べ替えボタンでデータの配置を入れ替えることもできます。
グラフのデザインや書式の設定
ピボットグラフをクリックすると、「ピボットグラフ分析」タブのほかに、「デザイン」タブと「書式」タブが表示されます。
通常のグラフ同様、「クイックレイアウト」や「グラフスタイル」から簡単なクリック操作でグラフの見た目を変えることができます。
「デザイン」タブと「書式」タブについては、通常のグラフの操作方法を同じです。
データラベルなど必要な要素を追加するときは、「ピボットグラフ分析」タブの「グラフのレイアウト」グループにある「グラフ要素を追加」から必要な要素を追加しましょう。
グラフの見え方を編集する場合は、先に「クイックレイアウト」や「グラフスタイル」を適用したあとに、不足している要素の追加をします。
フィールドの変更・追加・削除
ピボット テーブルとピボットグラフは連動しており、ピボットグラフをクリックすると画面の右側に「ピボットグラフのフィールド」の作業ウィンドウが表示されます。
表示されない場合は、ピボットグラフをクリックした後、「ピボットグラフ分析」タブの「表示/非表示」グループにある「フィールドリスト」をクリックすると表示されます。
「フィルター」「凡例(系列)」「軸(分類項目)」「値」の4つのエリアに分かれています。
それぞれのエリアを入れ替えたり、あるいは項目を追加したり、削除することが可能です。
項目の入れ替えは、各フィールドにドラッグしますが、削除したい時はエクセルのシート状にドラッグするか、項目をクリックしてメニューの一覧から「フィールドの削除」を選択します。
操作した内容はすぐに、ピボットグラフとピボットテーブルの両方に反映されます。
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ピボットグラフ データの絞り込み
ピボットグラフの「フィールドボタン」を活用すると、一部の項目に絞り込んでグラフのデータを表示することができます。
「フィールドボタン」をクリックすると、項目の一覧が開きます。
表示したい項目を選択して「OK」をクリックします。
複数の項目を選択したい時は、「複数のアイテムを選択」にチェックマークを付けると、2つ以上の項目を選択することができます。
選択した内容は、ピボットグラフとピボットテーブルの両方に反映されます。
再び、すべてのデータを表示したい場合は、再度、「フィールドボタン」をクリックし、「すべて」を選択したあとに「OK」をクリックします。
ピボットグラフのスライサー機能
スライサーとは、ピボットテーブルの集計対象が項目として表示され、項目名をクリックするだけで、表示するデータを選択した条件に合わせて表示することができます。
スライサーの挿入方法
ピボットグラフを選択し、「ピボットグラフ分析」タブの「フィルター」グループにある「スライサーの挿入」をクリックします。
「スライサーの挿入」ダイアログボックスが開きますので、挿入したい項目を選択し「OK」をクリックします。
シートにスライサーが挿入されますので、ドラッグ操作でピボットグラフやピボットテーブルと重ならない位置に配置を移動させましょう。
スライサーの設定
■スライサースタイル:スライサーの色を変更することができます。
■配置:スライサーも図や画像と同じように、前後関係の配置を調節することができます。
スライサーの実行
スライサーのボタンを押すと、選択したアイテムに合わせて、ピボットグラフが変更されます。
1つのスライサーから複数のアイテムを選択したい場合は、「Ctrl」キーを押しながらクリックすると、2つ以上のアイテムを選択することができます。
スライサーの条件を解除したい時は、スライサーの右上にある「フィルターのクリア」をクリックすると、絞り込んが条件が解除されます。
スライサーの削除方法
スライサーを削除したい場合は、削除したいスライサーをクリックし、「Delete」キーを押します。
これで、選択したスライサーを削除することができます。
Excel(エクセル)を手っ取り早く覚える方法
Excel(エクセル)は、仕事の中で最も使われているソフトといっても過言でありません。
仕事の現場では、かなり多くの事を要求され、またそれが当たり前になってきています。
中々Excel(エクセル)が覚える事が出来ない方は、ちょっとしたコツを知らないので操作を苦手とされているケースが多いです。
そのコツを覚えるだけで日常のストレスは大幅に改善されます。その感覚を覚えれば使いこなせます。
ご自身で学習されるのもよいですし、弊社のようなパソコン教室を利用するのも良いです。
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