コラム

20代社会人がパソコン苦手な理由とパソコンを得意にさせる方法

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「最近の新入社員の中に、パソコンを使えない社員が混じっている」と、思われている方多いのではないでしょうか?

大学時代を通じてスマホしか使ったことがない新世代の社会人が職場に進出してきます。

ニュースでもかなり話題になりました。

スマホのあげられますが、なぜスマホの普及がパソコンが使えないということになるのかが理解できない方が多いかと思います。

そのあたりを知った上で、若い世代にパソコンを使ってもらう為の対処法をお話します。

スマホ登場以前の家庭環境

1995年にウインドウズ95が登場しました。

その結果、今までは、一部の方のものだったパソコンが、徐々に一般家庭に進出して行きました。

主に大きく普及したのはウインドウズXPの頃でしょう。

2002年頃から一般家庭に1台は行き渡った時代です。

その頃の、パソコンを使う目的は「インターネット」でした、

ウインドウズXPが出てくる頃に、ちょうどブロードバンドも普及をし始めます。

この2つが重なりあり、「インターネットを見ることがパソコンを使う」という感じになってきました。

一般家庭のパソコンの使用目的はインターネットだったのです。

スマホの登場で何が変わったのか?

iPhoneが登場したのが、2007年です。

一部ユーザーが使い始め、そのよさが徐々に浸透していきました。

iPhoneだけだったスマートフォンを各社が出し始め、今までの携帯電話の買い替えのタイミングでスマートフォンに買える方が増えてきました。

予想よりもかなり急激なスピードでスマートフォンは普及しました。

2011年頃から多くの方が持ち始めました。

スマホが登場したことで大きく変わった点は、これまた「インターネット」です。

今までは情報を得るための手段として「パソコン」を使って「インターネット」を行なっていましたが、常に持ち歩いているスマートフォンの方がかなり便利です。

起動時間も無い

すぐにつながる

手元にある

どこでも検索できる

他アプリとの連携も出来る

というような点から、インターネットを見るためにわざわざパソコンを使うという事を行なわなくなりました。

ご家庭での、パソコン使用の目的は「インターネット」だったので、家庭内で触る機会が大きく減りました。

また、職場では当たり前のように存在するパソコンですが、家庭ではパソコン自体を必要としない方も増えてきました。

この頃から「パソコンは書類を作るもの。仕事上のもの」「スマホは閲覧用」という流れに変わってきました。

10代や20代は家でパソコンを触る機会がなかった

以前は、インターネットを見るために家庭でパソコンを使っていました。

その時に、キーボードに触るとか、インターネット以外のことも行なう機会が多々ありました。

パソコンを触れば、どんなものなのか?とか、幼少期から慣れ親しむ事が出来る環境にあったのです。

それが、スマホノ普及により、親がパソコンを触らないため、子供もパソコンを触らなくなりました。

その結果、パソコンを触る機会の無い世代が多くなってきました

最近は学校で習わないの?

40代以上の方々はパソコンを学校で学んだ事がありません。

なので勝手なイメージで、学校でパソコンを教えていると思われているでしょう。

確かに教えられていますが、それはあくまでも数時間です。

みっちりやるわけではありません。

いわゆる「技術」「家庭科」「美術」といった部類の授業になります。

週に1時間程度の授業ではマスターする方が難しいでしょう。

また、正直申して、学校の先生もあまりスキルがあるとはいえ無い方が多いかなと思います。

学校のパソコンの先生に会う機会が数度ありましたが、多少は知っていらっしゃいますが、あくまでも、「学校の教団で教えるギリギリレベル」という感じです。

使いこなしの作業を教えるのは難しいでしょう。

社会に出て困る新入社員続出

そんな環境で育った人たちが社会に出て最初に困るのがパソコンの壁です。

40代以上の方から見ると「スマホが出来るのならパソコンも出来るのでは?」と「スマホ」と「パソコン」を一括りにしますが基本的な部分が全く異なります。

そのあたりを書いてきます。

パワーポイントがまったく使えなくてプレゼンが発表できなかった

『プレゼンは学生時代に散々やっていたので得意』と言っていたので期待したのです。しかし、スピーチは上手なものの、パワーポイントがまったく使えず資料作成が出来ないということがあったそうです。

エクセルなのに計算機を使う

「エクセル使える?」と聞いて「大丈夫です」というので、見ていると「計算」が出てきたら、スマホを開いて電卓で計算していました。

「こうやったら簡単だよ」とSUM関数を教えると「そんな裏技があるんですね!」と言われました。裏というかかなり王道の表なのですが。

そもそもファイルが開けない

メールで送られてきたデータをそもそも開くことが出来ない。添付されている事も分っていないし、それを教えても、保存も開き方も分らない

現状はそんな20代若者が増えています。

スマホとパソコンの大きな違い

スマホとパソコンの大きな違いを上げます。

キーボードを使う

これはわかるでしょう。

キーボードの使いこなしが出来ないと、パソコンを使う事は出来ません。

ローマ字入力は出来ますが、入力のスピードが遅いです。

また、細部の「ボタン」が理解できていません。

「Ctrl」「Alt」「Shift」といったものなど、どう使ったらよいかが見えていない方が多いです。

ファイルやフォルダといった保存の概念が無い

これは非常に大きなポイントです。

パソコンでは保存が出来ます。

例えば「エクセル」で作ったものを「ドキュメント」に保存しておけば、次回続きからまた出来ます。

スマートフォンの場合、「どこに保存する」という部分を簡略化しています。

アプリを使って行なって、アプリ内で自動保存される事が多い設計です。

よって、保存したファイルを引っ張り出すという概念がそもそも無いのです。

「どこに保存したの?」と聞いても「アプリの中です」という答えが返って来ます。

間違いではないのですが、アプリで管理されているだけで、実際の保存は、「見えないフォルダ」の中にあるわけです。

スマホは分りやすくする為に保存作業を簡略化した設計です。

それが、パソコンになると「自分で保存場所を決める」という作業が出てくるのです。

その作業がわからないのでとりあえず保存は出来ますが、「どこに保存したのか?」という概念がありません。

その結果「あのエクセルで作ったファイルはどこに保存したの?」って質問すると「エクセルの中です」といったトンチカンな答えが返ってくるのです。

仕事上でキーボードやパソコンがなくなる事は無い

こういう話をすると「そのうちパソコンも無くなって、スマホとかで作業できるようになり、キーボードもなくなって、音声入力になるよ」という声が聞こえます。

確かに、そういう可能性はあるでしょう。

ですが、それが数年、十数年の間で起こりうるとは考えにくいです。

なんだかんだで、パソコンが出てきてから、数十年経過しています。

形、性能、デザインなどは変わってきましたが、仕事上の基本は、「パソコンで行なう」というのが基本です。

作業面で楽になる事はあるでしょうが、基本的にパソコンがなくなる事は無いでしょう。

システムを大きく変えるとなると、膨大な費用がかかります。

それらを買える費用を捻出するくらいなら、従来のパソコンのままで行く事でしょう。

全体の仕組みが変わるには、まだまだ先のお話です。

そのいつ起こるか分らない時代を待つよりも、20代の若者を指導してく方がよほど効率よいです。

20代の若者にパソコンを覚えてもらうポイント

意外と簡単です。

業務上使うものは何かというと「エクセル」「ワード」「パワーポイント」「メール」くらいです。

それ以外は、徐々にという事で良いでしょう。

これらを使う仕事が8割です。

メールは、送信、返信、添付くらい分ればよいので、実際は「エクセル」「ワード」「パワーポイント」あたりを覚えておけば大丈夫です。

これだけなら、若い人はすぐに覚えていけるでしょう。

タイピングに多少時間がかかるかと思います。

その辺は、コツがあるので、別記事に書きました。

ブラインドタッチのコツ|出来ない人が1日で出来る様になる為の上達方法

エクセル・ワード・パワーポイントを覚えてもらうコツ

「パソコンが出来ないから休日に勉強したら?」

といって言う事を聞くと思いますか?

基本的に聞くことは無いでしょう。

ただでさえ、仕事でいっぱいいっぱいの状態です。

休みは「寝る」「遊ぶ」「デート」のどれかでしょう。

パソコンを覚えている時間はありません。

「最近の若いやつはやる気が足りない!」

と思ったところで、何の解決にもなりません。

そこは「時代の流れ」と考えるしか無いでしょう。

それよりも、自発的に勉強させる方法を考えたほうが良いです。

自発的に勉強させる良い方法

「ワード」「エクセル」「パワーポイント」といったスキルアップを図るには「基礎的な技術力」を挙げるのが一番です。でも、それは勉強しないと上りません。

そこで、その20代の若者にどうやって勉強させるかという事なのですが、「資格を取らせる」というのが良いです。

ポイントは「会社で試験代金を負担する」「期日を2ヶ月程度も受ける」この辺です。

「え?会社が負担するの?」と思われるかもしれませんが、試験代金だけです。それも合格した時だけ出すという事にしたほうが良いでしょう。

試験代金と言っても「1科目1万円」くらいです。

たったの1万円で、20代若者のパソコンスキルアップが出来るのであれば良いでしょう。

仮に、教える時間をとるって事になると、かなりの時間を割きますし、それは全て仕事中に行なわれるので、人件費がかかります。

また、教えたところですぐ忘れるので、また教えるとといった手間が2度3度ではないくらいで襲ってきます。

そのような無駄な使い方をするのではなくて、勝手に勉強してもらうような環境を作ってしまうのです。そうすれば、自分で時間をとって勉強してくれますし、教える手間も省けます。

この方法、大手でも良く使われます。

大学生に「入社前にMOS資格を取っておきなさい」という支持を出しておくのです。そうすれば、入社してからパソコンを教えるという手間が省けます。

出来るのあればそれが一番です。もう入社されているのであれば、期日を設けて、行なうのが良いでしょう。

MOS資格用のテキストをお渡しするのも良いかもしれません

テキストに関しては別記事に書きました

MOS試験でおすすめのテキスト・本・参考書はこれ|MOS講師公認

勉強方法が分らない場合は下記をご参考になさってください

パソコン初心者が独学で人気のMOS資格に一発合格する秘密勉強方法公開

まとめ

今回は「20代の若者がパソコンが苦手な理由と対策」をお話しました。

20代の人は、大変な状況かなと思います。

仕事を覚える事もしないといけないのですが、その前にパソコンの壁が立ちはだかる。

そんな状況で仕事は出来ないと思います。

まずは、パソコンの悩みを解決させて上げる事が先決かなと思います。

ブログを書いている講師紹介(初心者の気持ちが日本で唯一わかるパソコンが苦手だった講師)

森分 然(もりわけ しかり)ミスターしかっち

パソコンが大の苦手だったところから、パソコンを覚えてきた経験を元にパソコン教室を開講。自身の経験から「専門用語を使わない」「例え話」「初心者の気持ちが唯一わかる講師」で人気。全国対応の遠隔レッスンで多くの問い合わせが殺到。初心者向けに少しでも役に立ちたいと、馴染み易いように始めた動画「ミスターしかっち式動画」が大人気。小学生が見てもわかるような動画を無料で掲載中。「ミスターしかっち」で検索!


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