ピボットテーブルは関数同様にビジネスの必須ツールで、データの集計や分析にも便利で、ピボットテーブルを使った作業の中で、作成や編集のほかにピボットテーブルの削除や解除などの作業も必要になってきます。
しかし一言で、ピボットテーブルの削除と言っても、ピボットテーブルそのものを削除するのか、「フィールド」を削除するのか、「値」を削除するのかによって方法が異なります。
そこで今回の記事では、Excel(エクセル)で、ピボットテーブルを削除する方法について紹介します。
ピボットテーブルの作り方と併せて、削除・解除の方法もお覚えておくと良いですね。
その他のピボットテーブルの作り方の基本や操作など、ピボットテーブル関連の記事は、下記で解説していますので、ぜひご覧ください。
Excel(エクセル)|ピボットテーブルのデータを手動・自動で更新する方法
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ピボットテーブルの削除とは?
冒頭にお話ししたように、ピボットテーブルの削除は、3つあります。
- ピボットテーブルそのものの削除
- フィールドの削除
- 値の削除
以上の3つです。
それでは、それぞれの詳しい操作方法について説明します。
ピボットテーブルを削除する方法
ピボットテーブルそのものを削除する方法は2つあります。
ピボットテーブルのみを削除する方法
まず、ピボットテーブルのみを削除する方法です。
ピボットテーブルは作成するときに「新規シート」と「既存のシート」から選択することができます。
「既存のシート」にピボットテーブルを挿入するときは、開始位置を選択して1枚のシートに複数のピボットテーブルを作成することができます。
今回の方法は、シートは残しつつ、ピボットテーブルを削除する方法です。
ピボットテーブルが複数ある場合も、指定したピボットテーブルのみを削除することができます。
削除の手順
まず、削除したいピボットテーブルの範囲を選択します。
ドラッグしてセル範囲を選択するか、もしくは、ピボットテーブル内のセルをクリックして、「Ctrl」+「A」を押すと、ピボットテーブル全体を選択することができます。
ピボットテーブルの範囲の選択ができたら、キーボードの「Delete」キーを押しましょう。
これで、選択したピボットテーブルのみを削除することができます。
シートを削除する方法
次の方法は、ピボットテーブルがあるシートそのものを削除する方法です。
この操作では、シート自体がなくなってしまうので、よく確認をしてから削除の操作を行いましょう。
削除の手順
削除したいピボットテーブルが挿入されているシートの見出しを右クリックします。
メニューの一覧から「削除」を選択します。
「このシートは完全に削除されます。続けますか?」という確認のメッセージが表示されますので、「削除」をクリックします。
これで、選択したシートが削除されます。
ピボットテーブルのフィールドを削除する方法
フィールドの削除は、Deleteキーを押してもできません。
フィールドの削除は他の方法で削除する必要があります。
「行」フィールドを削除する方法
■方法①
フィールドリストの「行」の項目を、リスト外にドラッグします。
エクセルのシートの上にドラッグすると、バツ印が出ますので、そのタイミングで離すと削除されます。
■方法②
ピボットテーブルの行フィールドの項目の上で右クリックします。
メニューの一覧から「○○の削除」(例:商品名の削除)をクリックすると、行フィールドが削除されます。
「列」フィールドを削除する方法
■方法①
フィールドリストの「列」の項目を、リスト外にドラッグします。
エクセルのシートの上にドラッグすると、バツ印が出ますので、そのタイミングで離すと削除されます。
■方法②
ピボットテーブルの列フィールドの項目の上で右クリックします。
メニューの一覧から「○○の削除」(例:売上日の削除)をクリックすると、列フィールドが削除されます。
「値」フィールドを削除する方法
■方法①
フィールドリストの「値」の項目を、リスト外にドラッグします。
エクセルのシートの上にドラッグすると、バツ印が出ますので、そのタイミングで離すと削除されます。
■方法②
ピボットテーブルの値フィールドの項目の上で右クリックします。
メニューの一覧から「○○の削除」(例:合計/売上金額の削除)をクリックすると、値フィールドが削除されます。
VLOOKUPの仕組みを知るには全体像を知るのがよいです。
VLOOKUPって難しいです。
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ピボットテーブルの値を削除する方法
ピボットテーブルの値そのものを削除したい時は、Deleteキーを押しても削除できません。
また、値フィールドそのものを削除する場合は、前述した方法でできますが、一部のデータを削除する場合は、元のデータを修正する必要があります。
手順① 元データを削除する
まず、ピボットテーブルを作成するときに参照した元の表のデータを削除します。
行を選択して、右クリックしたら、メニューの一覧から「削除」を選択します。
離れた行を複数選択して削除する場合は、「Ctrl」キーを押しながら選択して削除しますが、元の表がテーブルになっている場合は、右クリックしても「削除」が押せないので、1行ずつ削除しましょう。
手順② ピボットテーブルを更新する
元データを修正・変更してもピボットテーブルには自動で反映されませんので、自分で内容を反映させる必要があります。
ピボットテーブルを選択して、「ピボットテーブル分析」タブの「データ」グループにある「更新」ボタンをクリックします。
これで、ピボットテーブルの値を削除することができます。
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