VLOOKUPを利用する際にどの範囲を選べばよいか悩むことありませんか?
ちょっとしたコツを覚えれば大丈夫です。
今回の記事はExcel(エクセル)のVLOOKUPで範囲の選び方を徹底解説についてお話します。
VLOOKUP関数に関する関連記事は下記をご覧ください。
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VLOOKUPで範囲の選び方 画像解説
VLOOKUP関数の「範囲」とは
まずVLOOKUP関数の構文ですが、
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)
検索値 | 何に対応するものを探したいのか、どのデータを使って検索するのか |
範囲 | どの範囲から検索してほしいのか |
列番号 | 指定した範囲の左から何列目にあるものを検索するのか |
検索の型 | ピッタリ同じものを探すのか、近いものを探すのか(FALSE または TRUE) |
このような感じになります。
「範囲」とは、検索をするために使用するマスタ表になります。
上記の例を見てみましょう。
右側の表をもとに、左側の表に所属No.に対応する部署名を表示させます。
この時、左側の表の所属No.が検索値となり、その検索値と同じデータを右の表(範囲)の左端から探し、指定した列から検索値に対応するデータを取り出します。
ここで注目すべきは、元となる表が「範囲」となるということです。
範囲って何?と思ったら、まず表を選択しましょう。
表全体を選択しても構いませんが、ここで一つ、ルールがあります。
それは、検索値が一番左端に来るように表を選択するということです。
「検索値が一番左端に来るように表を選択する」というルールを守れば大丈夫です。
では、そのルールを抑えつつ、範囲を正しく選択する方法を解説します。
正しく範囲を選択する方法
上記の例を見てましょう。
検索値を入力してもエラーが表示されています。
関数の中身を確認してみると、範囲の参照がずれているのがわかります。
何もしないままだと、参照がずれるので固定する必要があります。
これを正しく修正しましょう。
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「F4」キーで範囲を固定して参照する
すでに挿入した数式を修正する場合
挿入した関数の範囲を修正しましょう。
VLOOKUP関数を挿入したセルをキーボードの「F2」キーを押して、編集状態にします。
「範囲」の所を選択しましょう。
選択した、キーボードの「F4」キーを押します。
F4キーを押すと、$マークが付きます。
列番号の前と、行番号の前それぞれに$マークが付きます。$マークが付いたところが固定になります。
「列固定・行固定=セル固定」となります。
固定出来たら、Enterキーを押して関数を確定させます。
見た目に変化はありません。
関数を下のセルにもコピーし、検索値を入力すると、正しい結果が表示されます。
関数を最初から挿入する場合
範囲のセル範囲を選択した直後に、キーボードの「F4」キーを押しましょう。
セル範囲選択直後にF4キーを押すと、両方のセル番地に$マークが付いて固定されます。
あとは、通常通り、列番号と、検索方法を入力しましょう。
結果が表示されますが、特に見た目に変わりはありません。
名前の定義をして範囲を固定して参照する
範囲を毎回選択する手間や範囲選択をしたあとにF4キーで固定し忘れるなどを防ぐ方法として、セル範囲に名前を付ける方法があります。
セル範囲に名前を付けることを「名前の定義」と言います。
選択したセル範囲に名前を付けることで、参照する範囲を登録することができます。
では、順に解説します。
VLOOKUP関数で参照する範囲を選択します。
エクセルの画面の左上に、名前ボックスがあります。
名前ボックスに任意の名前を入力してEnterキーを押します。
これで選択したセル範囲に名前を付けることができました。
では、実際に、関数で使用してみましょう。
VLOOKUP関数を挿入して、範囲の所で、「数式タブ」→「数式で使用」の順で選択し、一覧から設定した名前をクリックします。
すると、範囲の所に、選択した名前が入力されます。
あとは、そのまま続けてVLOOKUP関数の列番号、検索方法を入力します。
Enterキーを押して関数を確定すると、結果が表示されますので下のセルにもコピーしましょう。
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