パソコン初心者の方へパソコンを教えるのは結構難しいです。
知識の横流しがパソコンを教える事にはなりません。
初心者の方の気持ちを知った上で初めてパソコンを教えることが出来ます。
今回は、パソコン初心者への教え方をお話しします。
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わかりやすい動画解説
ザックリ解説
まずは「初心者」を区分けすることが重要
操作方法をお伝えすると言っても、目的が異なると何から教えたら良いのかが全く異なってきます。
ということで、よくありがちなパターンにわけてみました
- 「シニア」の初心者の場合
- 「新社会人」の初心者の場合
- 「30~50代」で事務職希望の女性の方の初心者の場合
- 「40歳以上」で今までパソコンを使ったことが無い管理職の男性の場合
- お子さんの場合
このあたりのパターンが多いです。
「シニア」の初心者の場合
シニアの初心者の場合、何がやりたいのかをしっかり聞きだす事が重要です。
とは言っても「何が出来るのかも分からない」と言われてしまいます。(笑)
それはそうですよね。
何が出来るのかわからないのに「やりたい事を教えてほしい」と言われても無理というものでしょう。
特にシニアの「ご年配の方」というのは「コンピューター」自体になじみがありません。
「アーケードゲーム」「テレビゲーム」と言ったものも触ったことが無い世代です。
少しでもコンピューターに触ったことがあれば、多少はイメージが沸くのでしょうが、基本的には未知の世界です。
こちらから提案してあげるのが良いです。
おススメで言うと「インターネット」が良いです。
理由は「趣味」と繋がるからです。
「インターネット」自体は特に興味ないでしょう。
そもそも何が出来るのかが分からないと思います。
でも「インターネット」を使って自分の趣味と重ね合わせる事が出来たら非常に喜ばれます。
スマホでもインターネットは使えますが、画面が小さいのでご年配の方は嫌われます。
タブレットもありますが、タブレットだと「インターネット閲覧のみ」に制限されるので、何か作る意欲がある方にはパソコンの方が良いかなと思います。
その辺りはご判断でしょうが、今回は「パソコンを教える」という趣旨の記事になりますので割愛します。
インターネットを使えるようにするための操作方法を教えてあげると良いです。
別記事に詳しく書きました。下記ご覧ください。
「新社会人」の初心者の場合
これは目的が明確です。
仕事で使う為のパソコン操作方法を伝えれば良いです。
とは言っても「エクセル」「ワード」の操作方法だけでは不可です。
最近の新社会人は、パソコンの概念を知っていない人が多いです。
スマホの操作に慣れているため、「ファイル」や「フォルダ」の概念を知りません。
その段階を教えてあげる必要があります。
また、他の層に比べて「スマホ」や「ゲーム」の下地があるので、理解力があります。
とは言っても、苦手な方なので、ゆっくり教えてあげてください。
パソコンが苦手な40代への教え方|得意になる方法を教えます!
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「30~50代」で事務職希望の女性の方の初心者の場合
パソコンが使えないけど、パソコンが必須の事務職に就きたいという方です。
不思議な理由だと思われると思います。
この世代は、学校でパソコンを学んでいない世代です。
また、女性は特にパソコンが苦手な方が多いです。
このくらいの年代の方は、色々な理由がありますが「子育てがひと段落ついた方」や「自分の時間が出来たという方」が仕事をしたい時に出てくる理由です。
子育てなどひと段落ついてはいますが、土日は家庭の用事があり、平日夜も家事がある。
なので、デイタイムで働きたいのですが、そうなってくると「オフィスワーク」や「工場」などに限られます。
工場でも良いのですが、年を重ねてくると「立ち仕事」がしんどいと言われる方が多く、座った仕事となると「オフィスワーク」に絞られるわけです。
ですが、自分はパソコンが使えないので先に進まないのです。
そこでパソコンを覚えようという事になっているのをご理解ください。
その方には「オフィス」で行う作業を中心にお伝えしてあげると良いですね。
新入社員の時と似ていますが、女性はパソコンが苦手という方が多いので、その部分のエッセンスを加える必要があります。
子供(小学生)にパソコンを教える方法|楽しんでマスターが一番!
「40歳以上」で今までパソコンを使ったことが無い管理職の男性の場合
今まで現場で働いてきて、頑張りが認められて出世したケースです。
なんとか、パソコンから逃げてきましたが、どうにもこうにもならない状況になられています。
男性なので、パソコンが得意そうに見えますが、苦手な方も多いです。
またこの世代は「ゲーム」も知っている世代なので、理解力はありそうに思えます。
ですが、この世代の男性で、パソコンが苦手という事は、そもそもゲームもあまり好きではありません。
そういう機械系がそもそも苦手なんです。
なので、ある意味、今まで出てきた方々よりも、教えるのが大変だと思います。
そもそも、身近にあったのだけど、拒否してきたという方です。
相当パソコンが嫌いなのです。
その方が必要なのは、やはりオフィスのソフトの使い方になります。
パソコンが大嫌いという事を加味して教える必要がありますので、基本中の基本を徹底して伝える事が重要です。
子どもへの教え方
子どもへの教え方は「教える」と言うよりも「遊ばせる」という事です。
子どもは遊ぶことが大好きです。
逆に勉強は嫌いです。
パソコンを勉強しようなんて言っても勉強しません。
パソコンで遊ばせるようにするのが一番です。
詳しくは別記事に書きました。
パソコンが全くわからない・使えない人|苦手を得意にさせる方法
あなたの常識は全く通じません
パソコンが苦手な人には自分が常識だと考えている内容でも全く通じませんので、注意が必要です。
パソコンを使える方であれば、伝わる内容でも使えない人に話をすると全く伝わりません。
その為、自分が普通だと思っている事でも相手にとっては全く普通の事ではないので、自分の常識は通じないと考えている方が良いでしょう。
パソコンが使えない人は、簡単なパソコンの内容の話であっても理解して頂くことは出来ませんので、注意が必要です。
こちらの記事では、パソコンが使えない人の特徴と、克服させるための方法を公開しています。
特徴としては複数あります。普段からパソコンに触れていない場合があります。
この場合は、簡単なことから慣れていくことが大切です。
なにもしていないのに壊れるから嫌だ、機械が苦手という場合もあります。
パソコンは簡単には壊れないことを分かってもらえるようにしましょう。
難しい、怖いと感じてしまうと、成長を妨げてしまいます。
以下の項目と合わせて参考にしてください。
話の前提を合わせることから始める(インターネットでさえ常識ではありません)
パソコンが苦手な人に話をする時には、話の前提を合わせて話をすることが大切です。
誰でも知っているインターネットでも相手にはわからない可能性があります。
相手がどこまでの知識を持っているか確認をしてすり合わせを行うことが大切です。
話の前提を合わせることが出来ないと、内容を理解して頂くことも出来ませんので、相手のレベルに応じた話し合いをする必要があります。
理解度を上げるためにも話の前提をきちんと合わせるようにしましょう。
全く何も知らない人だと思って話をし始める
自分が知っていることでも相手は全く知らない事が多いので、話をする時には全く何も知らない人だと考えて話をすることが大切です。
全く何も知らない人にでも分かるように話をすることが出来るようになれば、相手にも内容を伝えることが出来るようになります。
基本的な知識を持っている前提で話をしてしまうと内容を上手く伝えることができませんので、注意が必要です。
誰にでも理解することが出来るレベルの内容で話をすると良いでしょう。
「その部分って私も難しいと感じました」と共感してあげてください
相手が自分の話に興味を持ってくれて、難しいと感じる部分には出来るだけ共感をする様にしましょう。
相手も自分と同じ様な経験をしている事を伝えることで、意欲的に話をきいて貰うことが出来るようになります。
共感をすることで、相手も気分良く話を聞いて貰う事が出来るようになりますし、パソコンの話にも興味を更に持って頂くことが出来るようになるのでおすすめです。
共感する姿勢を見せずに話を進めないように注意が必要です。
「ページタブを押してください → ×」「ページって書いてある所を押してください → 〇」
パソコンを教える際には専門用語を使わない様にする事が大切です。
- 「ページタブを押してください」
- 「ページって書いてあるところを押してください」
一見同じように見えますが、パソコンが苦手な方にとっては大きく異なります。
1は「ページタブ」というものが当たり前になっています。
それを知っていて当たり前なんですね。
なので、パソコンが苦手な方は「それって何だろう?」って疑問に思い、不安に思います。
では、2番はどうでしょうか。
2番は「ページって書いてあるところ」なので、「ページ」という文字を押せばよいと思われます。
「ページタブ」とは書いていないので、それは「専門用語」だと認識されます。
でも「ページ」って書いてあるのは単純に「日本語」なので専門用語には思われません。
苦手な方にとって全く異なる表現です。
専門用語を使ってしまうと相手に内容が伝わりませんし、萎縮させてしまうことにもなります。
出来るだけ専門用語を使わずに誰にでもわかるような話し方をするようにして下さい。
誰にでもわかる様な説明ができるようになると、パソコンがわからない人でも徐々にパソコンの事を理解してくれるようになります。
専門用語を使って説明をすると途中で諦めてしまう方も出てくるので注意が必要です。
上から目線ではなく同じ目線に立ってあげる
いまの時代は、日常的にパソコンを使いこなしていくことで物事がスムーズにできることが多いです。
自分の趣味としてもお仕事にもパソコンを上手に使いこなすことが求められる場合が多いものですが、操作の仕方がわからない人や上手に使いこなすことが難しいという人もなかにはいるはずです。
このような場合には、電源の付け方や文字の入力の方法など初歩の初歩から教えてあげることが大切で同じ目線で基本的なことができるまで繰り返すことが大切です。
「バカにしているのでは?」と思えるくらい、かなりゆっくり話をする
パソコン操作が不慣れな人は、エクセルやポワーポイントなどの言葉は聞いたことがあっても具体的にどのようなことができるものなのかがわからない場合も多いです。
初心者の人が途中でできなくならないようにゆっくりと話をすることでひとつひとつの事項を確認しながら教えてあげることが大切です。
パソコン操作は途中でわからなくなると、先に進めなくなったりエラーが出てくるなどの不都合もあるため、十分に理解ができた段階で次へ進むのが良いでしょう。
専門用語を絶対に使わない(クリックは「カチ」ダブルクリックは「カチカチ」)
パソコンには、パソコン用語と言われているいくつもの専門用語がありますが、仕事などでもパソコンを使う場合には担当者などから専門用語が出る場合もあります。
このような時にパソコンの初心者の人はダブルクリックをして下さいと言われても、どのように操作を進めていくのかがわからないという人もいるはずです。
パソコンを教える場合には、ある程度の操作が慣れるまではクリックの操作をする場合にはカチ、ダブルクリックの場合はカチカチなどのわかりやすい指導も良いはずです。
小学生に教えるようにお話してあげる
パソコン初心者の人は、小学生などの子どもからシニアの世代の方まで幅広くいるものですが、教える場合にはどのような世代の方にも親しみを込めて教えてあげるということも必要な場合があるはずです。
このように、パソコン教室にはあらゆる世代の方がいるものですが生徒ということでは何歳の人であっても基本的には変わらないよいうことが言えます。
また、どの世代の人であっても小学校などで学校で勉強をした経験もあることで小学生に教えるようにゆっくりとわかりやすく話すということも大切です。
少しでも出来たら「難しいのにすごいですね!」って褒めてあげてください
どのようなことでも今までできなかったことができるようになるということは、進歩しているという意味で大きな飛躍です。
パソコン初心者の人は最初はできないのが当たり前のことですが、操作を教えることで自分でやってみてできるようになることは上達をしたことになります。
このような場合にはすごいと褒めてあげることも大切で、褒められることでさらに次のことも覚えようという気持ちになったりやる気が起きる場合も多いはずです。
解説動画|パソコンが苦手な方が得意になった方法
まとめ
今回は、パソコン初心者への教え方についてまとめました。
パソコンが普及し、仕事でもプライベートでも使うようになりました。
この記事を読んでいる方も、職場で教えを請われることや、知り合いから頼まれて教える機会が増えたのではないでしょうか。
しかし、教えることに慣れていないとイライラしてしまうことがあります。
パソコン初心者に「教えて」と言われて「うざい」と思った時の対処法もありますので、参考にしてください。
プロに任せるという方法もあります。パソコン教室を紹介してあげてもよいでしょう。
パソコン教室のメリットは?|通う事によって得られる事を調べてみた
こちらの記事では、パソコン教室に通うメリットについてまとめています。
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