パソコン教室コラム

Canvaの操作方法を解説|画面構成・基本手順・コツ・注意点まで図解付きで紹介

2024年5月16日

パソコン

「Canvaに登録してみたけど、どうやって操作すればいいの?」

そんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

Canvaは、プロ向けのデザインツールのように見えて、実は誰でも直感的に操作できるのが大きな魅力。

マウス操作やスマホのタップだけで、チラシやSNS投稿、プレゼン資料などがあっという間に作れます。

この記事では、Canvaの基本的な操作方法を初心者にもわかりやすくステップごとに解説します。


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Canva 操作方法 画面構成

Canvaの画面構成

まずは、Canvaの画面構成を紹介します。画面構成は上記のようになります。

最初から細かい機能の配置を覚える必要はありませんが、まずはCanvaを使うにあたり、基本的な画面の構成を理解しておきましょう。

画面の各場所によって、置かれている機能が異なります。

ザックリと何をするための場所なのか、どんな時にその場所を使うのかということを理解しておくと操作もスムーズになります。

どんな機能があるのかは、作業をしながら慣れていくのが良いですね。

画面左側:テンプレート・素材・フォントなど

Canva画面構成

画面の左側にある黒い部分に、

  • テンプレート
  • 素材(図形・グラフィック・ステッカー・写真・動画・オーディオ・グラフ・表など)
  • テキスト
  • アップロード(自分でアップロードした素材)
  • お絵描き(ペン・マーカーなど)

これらが置かれています。

何かを追加したい時に使う部分になります。

画面上部:書式の設定や効果など

Canva画面構成

画面上部には、選択した対象(フォント・図形・画像など)に適用する書式や効果を設定することができます。

  • 図形の変更
  • 図形の塗りつぶしの色
  • 図形の枠線の色
  • 図形の枠線の種類・太さ
  • フォントの種類
  • フォントの大きさ
  • フォントの色
  • 太字・斜体・下線・取り消し線
  • 大文字
  • 文字の配置(右揃え・中央揃え・左揃え)
  • 箇条書き
  • 文字間隔・行間隔
  • 縦書き・横書き
  • エフェクト(文字の効果)
  • アニメート(文字のアニメーション)
  • 配置
  • 透明度
  • 書式のコピー

などが配置されており、左側にある素材などを挿入したものの見た目を変更したい時に使う部分になります。

選択した対象によって、表示される機能のメニューが異なります。

画面中央:キャンバス

Canvaの画面構成

画面の一番広いスペースがキャンバスになっています。

パワーポイントのように、キャンバス自体に背景色を設定することもできます。

このキャンバスの上に写真や図形やテキストなどを挿入して、デザインを作成します。

また、キャンバスの右上にあるボタンを使って、「ページを複製」したり、「ページを追加」することも可能です。


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Canva 操作方法 新規デザイン

■デザインの選択ボタン

デザインの選択ができる場所はトップ画面に複数あります。

  • 右上の「デザインを作成」ボタン
  • 中央の「カテゴリ」ボタン
  • 「カテゴリ」ボタンの下の「各デザイン」ボタン

また、検索ボックスに作りたいデザインを入力して検索も可能です。

Canvaの使い方

 

右上の「デザインを作成」ボタンをクリックすると、デザインの一例が表示されます。

ここから作成したいデザインを検索または選択することができます。

Canvaの使い方

 

デザインの「カテゴリ」ボタンをクリックすると、それぞれのカテゴリの中で作成できるデザインが下に表示されます。

下記の例は、「SNS」ボタンをクリックした時の例です。

InstagramやFacebookなどのデザインが表示されます。

作成したいデザインをクリックすると、新規でキャンバスが表示されます。

Canvaの使い方

 

デザインのテンプレートの選択方法

今回の例では、Instagram投稿(正方形)を選択しています。

■デザインのテンプレートを選択する

画面左側の機能から「デザイン」をクリックします。

検索ボックスに作成したいデザインのキーワードを入力して検索してみましょう。

今回は「プレゼント」と入力しています。

すると、検索結果のテンプレートが表示されます。

Canvaの使い方

 

表示されるテンプレートの右下に「王冠マーク」が付いているものがあります。

これは、有料プランでのみ使用できることを表しています。

選択することはできますが、選択するとまず有料プランのトライアルの画面が表示されます。

無料プランで使用する場合は、王冠マークが付いていないテンプレートを選択しましょう。

Canvaの使い方

 

テンプレートをクリックすると、キャンバスに反映されます。

大きく表示したときにイメージと違っている場合は、別のテンプレートを選択し直すことができますので、そのまま別のテンプレートをクリックします。

選択するテンプレートによっては、「テンプレートを新しいページとして追加しますか?」というメッセージが表示されます。

  • 現在のページと差し替える:その前に選んでいたテンプレートが今選んでいるテンプレートに置き換わります。
  • 新しいページとして追加:次のページ(2ページ目)に追加されます。

Canvaの使い方

 

覚えておくべき基本操作 戻る・進む・削除・コピー

■「操作を1つ戻る」・「1つ進む」ボタンと「キーボード操作」

操作を1つ戻る、やり直す場合は、画面左上にある左向きの矢印ボタンをクリックします。

操作を戻りすぎた場合は、反対の右向きの矢印ボタンをクリックすると1つ操作を進むことができます。

また、キーボードでの操作も可能です。

キーボードで行う場合は、

  • 1つ戻る:「Ctrl」+「Z」
  • 1つ進む:「Ctrl」+「Y」

こちらでも操作が可能です。

Canvaの基本操作

 

■「コピー」・「削除」ボタンと「キーボード操作」

キャンバスに配置されている素材やテキストなどをコピーしたい場合や削除したい場合は、選択したオブジェクトの上または下に表示されるアイコンから操作が可能です。

  • プラスマークのアイコン:コピー
  • ゴミ箱アイコン:削除

となります。

こちらもキーボードでの操作も可能です。

キーボードで行う場合は、

  • コピー:「Ctrl」+「C」
  • 削除:「Delete」または「BackSpace」

こちらでも操作が可能です。

Canvaの基本操作

 

図形の挿入~大きさ・位置・色の変更方法

■図形の挿入方法

画面左側の機能から「素材」をクリックします。

今回は、「図形」から「円」を挿入します。

「図形」の「すべて表示」をクリックすると、挿入できる図形の一覧も表示されます。

Canvaの使い方

 

挿入したい図形を1回クリックすると、キャンバスに追加されます。

Canvaの使い方

 

■図形の移動方法

図形の移動は、ドラッグ操作で移動させることができます。

図形の真ん中を掴んで移動させるイメージで操作するとやりやすいでしょう。

Canvaの使い方

Canvaの使い方

 

■図形の大きさの変更方法

図形は、大きさを変更することができます。

図形の周りに表示されている丸印や青い線をドラッグすると大きさや形を変えることができます。

「円」の場合、青い線をドラッグすると楕円になってしまうので、丸印を使ってサイズを変更します。

※四角形の場合は、丸印を使ってドラッグしても縦横の比率が変わってしまいます。

比率が変わってしまう場合は、「Shift」キーを押しながらサイズ変更をすると縦横の比率を維持したままサイズの変更が可能です。

Canvaの使い方

 

■図形の色の変更方法

塗りつぶしの色を変更したい図形を選択します。

画面上部の図形の右隣にある色のついたボタンをクリックします。

左側にカラーパレットが表示されます。

下にスクロールすると設定されているカラーが並んでいますが、一覧に使用したい色がない場合は、自分で色を選択することも可能です。

パレットに無い色を使用したい場合は、左上のプラスが表示された色のアイコンをクリックします。

ここで、自分の好きな色を選択することができ、選択した色はその都度、図形に反映されるので、好みの色を見つけましょう。

使いたい色が決まったら、その位置でクリックすればOKです。

Canvaの使い方

 

図形の複製(コピー)方法

図形をクリックすると、図形の上または下にアイコンが表示されます。

プラスのマークが付いたアイコンをクリックすると、選択した図形がコピーされます。

ボタンを使った複製の方法以外にも、

  1. 図形を選択する
  2. 「Ctrl」+「C」でコピーする
  3. 「Ctrl」+「V」で貼り付けをする

この手順でもコピペが可能です。

Canvaの使い方

Canvaの使い方

 

複製した図形の色を変更します。

複製した図形が選択されていることを確認し、画面上部の「図形」の右側のカラーボタンをクリックし、カラーパレットから好きな色を選択します。

Canvaの使い方

 

図形の前後の配置 変更方法

コピした図形は、コピー元の図形の上に表示されます。

図形の前後の位置を入れ替えたい場合は、

  1. 図形をクリックする
  2. 画面上部の「配置」ボタンをクリックする
  3. 左側のメニューから「背面へ」をクリックして、前後の位置関係を調整する。

※「最背面へ」をクリックすると、図形が全く見えなくなってしまいます。
テンプレートはすでに複数のオブジェクトが重なっている場合が多く、最背面にすると、どこにあるのかわからなくなってしまうので、「背面へ」のボタンでコピー元の図形の下になるように調整しましょう。

Canvaの使い方

Canvaの使い方

 

テキストの挿入~文字の大きさ・フォントの種類の変更方法

■テキストの挿入方法

画面左側の機能から「テキスト」をクリックします。

  • 見出しを追加
  • 小見出しを追加
  • 本文を追加

の中から好みの物を選びます。

今回は「見出しを追加」を選択しています。

選ぶものによって、フォントの大きさやフォントの種類が異なります。

いずれかのボタンをクリックすると、キャンバスの中央に押したボタンと同じ文字のテキストが挿入されます。

テキスト挿入直後はそのまま文字の入力が可能です。

今回は「Tap」と入力します。

入力が出来たら、円形の図形の上に移動させます。

Canvaの使い方

Canvaの使い方

 

■テキストのフォントの種類の変更方法

Canvaには、無料で使えるフォントも色々あります。

テキストを選択し、上部にあるフォントをクリックすると、左側のサイドバーにフォントの一覧が表示されます。

ここから使用したいフォントを選択します。

Canvaの使い方

 

■テキストのサイズの変更方法

テキストのサイズの変更方法は2つあります。

  • 画面上部の「フォントサイズ」
  • テキストに表示される丸印

画面上部のフォントサイズを使う場合は、「プラス(+)」または「マイナス(-)」のボタンを押して変更するか、直接数値を入力してサイズを指定することも可能です。

テキストに表示される丸印を使った方法では、四隅に表示されている丸印を斜め方向に動かすことで、テキストの大きさを変更することができます。

Canvaの使い方

Canvaの使い方

 

文字の効果と色の変更方法

■文字の効果の変更方法

すでにテンプレートのデザインで配置されている文字は変更することも可能です。

変更したいテキストを2回クリックします。

ちなみに・・・

  • 1回目のクリック:オブジェクト(テキスト)の選択
  • 2回目のクリック:テキストの編集

このようになります。

今回は、「Present Campaign」という文字を「Special Thanks」に変更し、フォントの種類も変更しました。

テキストの編集をしても、適用されている効果は残ってしまいます。

Canvaの使い方

Canvaの使い方

 

■文字の効果の変更方法

文字の効果の編集をしたいテキストをクリックします。

画面上部の「エフェクト」をクリックします。

左のサイドバーにエフェクトの一覧が表示されます。

今回は、文字に「湾曲」が適用されているので、「図形」の「なし」をクリックします。

Canvaの使い方

 

■フォントの色の変更方法

文字の色を変えたいテキストを選択します。

画面上部の「A」のボタンをクリックします。

左のサイドバーにカラーパレットが表示されます。

ここから好きな色を選択することができます。

Canvaの使い方

 

グラフィックの挿入方法

画面左側の機能の一覧から「素材」をクリックします。

今回は「タップ」のグラフィックを使いたいので、検索ボックスに「タップ」と入力します。

検索結果が表示されたら「グラフィック」の「すべて表示」をクリックします。

Canvaの使い方

 

有料素材を含めた様々なグラフィック素材が表示されます。

表示されるグラフィック素材には、動いている素材と、動いている素材があります。

使いたい素材をクリックすると、キャンバスに挿入されます。

Canvaの使い方

 

追加したグラフィックの大きさと配置の調整をします。

今回は、動くタイプのグラフィックを選択しています。

Canvaの使い方


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デザイン名の変更方法

画面上部にデザイン名が表示されている部分がありますので、デザイン名は必要に応じて変更しておくと良いです。

最初は「名称未設定のデザイン」となっていますが、テキストで見出しを追加すると別の名前に変わります。

特に、完成したデザインをダウンロードする際、デザイン名がそのままファイル名になりますので、先に変更しておく方がオススメです。

また、Canvaのホーム画面で作成したデザインの一覧が表示されますが、ここでのデザインの管理のためにもデザイン名を明確にしておくと管理がしやすいです。

Canvaの使い方

Canvaの使い方

 

デザインをダウンロードする方法

■作成したデザインのダウンロード方法

画面右上にある「共有」のボタンをクリックします。

表示されたメニューから「ダウンロード」をクリックします。

ファイルの種類の表示に切り替わります。

今回は、「タップ」のグラフィックで動くタイプを選択したため、推奨が「MP4形式の動画」となっています。

「ダウンロード」ボタンをクリックすると、パソコンにダウンロードすることができます。

Canvaの使い方

Canvaの使い方

 

■ファイルの種類を選択してダウンロードする方法

ファイルの種類を変更したい場合は、「ファイルの種類」に表示されている現在のファイルの種類をクリックします。

すると、そのほかのファイル形式が表示されます。

動画を含むデザインも「JPG」などの画像としてダウンロードすることが可能です。

ファイルの種類を選択したら、「ダウンロード」ボタンをクリックします。

Canvaの使い方

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ダウンロードをすると、パソコン内に保存されます。

1つのデザインを複数のファイル形式でダウンロードすることもができるため、目的に応じて使い分けもしやすいですね。

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Canvaを利用する時の注意点

無料で使うことができるCanvaですが、利用する上で注意すべき点があります。

  • 商用利用可能だが、無加工の物はNG
  • 商標登録は基本NG
  • 音楽や動画素材の利用範囲に注意

このあたりに注意が必要です。

必ず加工をすること

Canvaでは、種類豊富なテンプレートや素材が提供されていますが、それらを無加工のまま商用利用してはいけません。

また、加工といっても、テンプレートの文字や色だけ変える編集はNGとされています。

なので、複数の図形やグラフィックなどの素材を組み合わせるなどが必要です。

個人利用であっても注意が必要

商用利用ではなく、個人で楽しむ場合でも、有料素材を無加工で印刷することは禁止されています。

※個人で使用する場合に限り、無料素材であれば無加工のまま印刷は可能です。

商標登録やテンプレートの販売は注意が必要

Canvaにはさまざまなテンプレートが用意されていますが、これらを使って作成したロゴの商標登録や、自作テンプレートとして販売することは禁止されています。

もし、ロゴを作成して商標登録がしたい、オリジナルのテンプレートを作りたい場合は、真っ白なキャンバスで一から自分で作成する必要があります。

Canvaのデザインを真似て作成しない

最初から自分でデザインを作成する場合でも、Canvaで提供されているデザインを真似て作成してはいけません。

これは、Canvaに限らずですが、他人のデザインを真似して作成して利用するのはNGです。

音楽や動画には利用範囲の制限がある

Canvaでは、音楽や動画の素材も多いですが、これらを使用する際にはその利用範囲に注意が必要です。

基本的に

  • SNS広告はOK
  • テレビやラジオなどのCMはNG

となっています。

商用利用の例としては、「SNSの投稿」「イベントの広告チラシ」「ホームページの画像やバナー」「Tシャツやマグカップなどのグッズ作成・販売」などです。
まずは、利用規約をしっかりと確認し、判断に迷ったら、検索をしてみると良いでしょう。
それでも解決しない場合は、カスタマーサポートに問い合わせをして、正しくCanvaを利用するようにしましょう。

商用利用などについては、下記の記事で詳しく解説していますので、参考になさってください。

Canvaは商用利用が可能!でも意外と知られていない禁止事項について解説

Canvaの危険性とは?個人情報の管理と著作権などルールの注意点を解説

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Canvaはかなり奥が深く、知識を得ただけは操作が身に付きにくいものです。

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