
「私、本当に覚えが悪いんです。」
パソコンを始められる方から、この言葉を聞くことがあります。
- 「昨日教えてもらったのに、もう忘れてしまいました。」
- 「何回聞いても覚えられません。」
- 「年齢のせいでしょうか。」
そんなふうに、ご自身を責めてしまう方も少なくありません。
ですが、本当にそうなのでしょうか。
もしかすると、覚えられないのではなく、学ぶ順番が合っていないだけかもしれません。
学校とパソコンでは、学び方が違います

私たちは子どもの頃から、
「覚えてから使う」
という学び方に慣れています。
- 漢字もそうです。
- 英単語もそうです。
- 歴史の年号もそうです。
まず覚えて、それからテストを受けます。
だから、パソコンも同じように考えてしまいます。
- 「まず全部覚えよう。」
- 「忘れないようにメモしよう。」
- 「理解してから操作しよう。」
ですが、ここに大きな違いがあります。
パソコンは「知識」より「経験」が大切です

例えば、自転車に乗れる人は、
乗り方を説明できますか。
- ペダルをどのタイミングで踏み、
- ハンドルをどれくらい動かし、
- どこでバランスを取っているか。
詳しく説明できる人は、意外と少ないでしょう。
それでも乗れます。
なぜなら、
体が覚えているからです。
パソコンもよく似ています。
- 保存。
- コピー。
- 貼り付け。
- 印刷。
最初は分からなくても、何度か使ううちに自然と手が動くようになります。
「忘れること」は悪いことではありません

「昨日覚えたのに忘れてしまいました。」
そんなとき、
「また最初からだ。」
と思ってしまう方がいます。
ですが、人は忘れる生き物です。
実際には、一度忘れたように感じても、
もう一度やると、
「あ、見たことがあります。」
という感覚になることがあります。
これは、一度経験しているからです。
つまり、
忘れているようで、少しずつ積み重なっているのです。
覚えようとするほど、苦しくなります

「絶対に覚えなければ。」
そう思えば思うほど、
プレッシャーは大きくなります。
すると、
画面を見るだけで緊張し、
操作する前から疲れてしまいます。
一方で、
「今日は少し慣れればいい。」
そう考えるだけで、
気持ちはずいぶん楽になります。
覚えることを目的にするのではなく、
慣れることを目的にする。
その方が、結果として覚えられることが多いのです。
小さな成功が、次の一歩になります

- 初めて保存ができた。
- 写真を送れた。
- 印刷できた。
一つひとつは小さなことかもしれません。
ですが、その積み重ねが、
「次もやってみよう。」
という気持ちを育てます。
パソコンは、
一気に上達するものではありません。
少しずつ慣れ、
少しずつ自信がついていくものです。
あなたは覚えられない人ではありません

もし、
「私は覚えが悪い。」
そう思い込んでいるのであれば、
一度だけ考え方を変えてみてください。
覚えられないのではなく、
覚えることから始めてしまっているだけかもしれません。
- まずは触ってみる。
- 分からなくても大丈夫。
- 少し慣れる。
その積み重ねが、
気が付けば
「前よりできる。」
という自信につながっていきます。
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この記事では、「なぜパソコンが苦手だと感じるのか」についてお話ししました。
では、どうすれば苦手意識は変わるのでしょうか。
私たちが15年以上、パソコンが苦手な方と向き合う中でたどり着いた答えを、こちらのページにまとめています。
「覚えられない」のではなく、順番が違うだけかもしれません。
そんな考え方に共感していただけた方は、ぜひ続けてご覧ください。
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