新しいオフィスが発表になりました。
Office2021です。
Officeが出たときに毎回発表されるのが「MOS試験」です。
MOS2021はいつ発表されるのでしょうか?
MOS2021に関することをまとめました。
MOSのどのバージョンが良いのかは別記事に書きました。
MOSの種類は?バージョンどれがいい?2019・2016・2013|選び方と違い
名称がMOS2021ではなく「MOS 365」
名称はMOS2021ではなく「MOS 365」となりました。
Microsoft 365 Appsをベースとした試験です。
MOS 365 は2023年春以降順次開始予定
MOS試験の公式ページを見ると2023年春以降順次開催予定と記載があります。
MOSが出てくるときの今までの傾向で見ると一度にすべての試験がリリースされることはありませんでした。
Excelが発表され、次にWordという感じで、1つずつ出てくる傾向があります。
今回のMOS365がどのようにリリースされるかはまだわかりません。
MOS 365 の出題形式
MOS2016以降の試験は「マルチプロジェクト形式」といって、1つのファイルに対して、5問から7問程度出題される形式になりました。
MOS2016とMOS2019はこの「マルティプロジェクト形式」となっております。
MOS 365 も同じように「マルチプロジェクト形式」での試験となります。
下記が過去の出題形式一覧となります。
- MOS365:マルチプロジェクト形式
- MOS2019:マルチプロジェクト形式
- MOS2016:マルチプロジェクト形式
- MOS2013:ファイル完成型形式
- MOS2010:一問一答形式
- MOS2007:一問一答形式
- MOS2003:一問一答形式
このような流れになっております。
MOS2010までは一問一答形式でした。
しかしながら、実務に適した試験にしたいという方針からファイル完成型形式に変わりました。
それを更にやりやすい形にしたのがマルチプロジェクト形式です。
MOS365もマルチプロジェクト形式で継続となりました。
MOS 365 の資格体系
一般レベル(アソシエイト)と上級レベル(エキスパート)の2つに分かれます。
一般レベル(アソシエイト)
- Excel
- Word
- PowerPoint
- Outlook
この4科目の記載がありました。
上級レベル|Expert(エキスパート)
- Excel Expert
- Word Expert
この2つの記載がありました。
MOS 365 ではAccessの試験はなくなった
MOS 365 ではAccessの試験はなくなったとの記載がありました。
Expert(エキスパート)認定・Associate(アソシエイト)認定
MOS2019から出てきたAssociate(アソシエイト)認定は今回も継続されるようです。
またExpert(エキスパート)認定も継続されます。
Associate(アソシエイト)認定
Excel、Word、PowerPoint、Outlookの中から3科目取得するとAssociate(アソシエイト)認定となります。
Expert(エキスパート)認定
Associate(アソシエイト)認定を取得し、尚且つExpert(エキスパート)の2科目に合格するとExpert(エキスパート)認定となります。
下記は以前書いていたMOS2021に関する予測記事となります
MOS2021に関する予測その1 大体はOffice発表後の1年後以降に出ることが多い
いつも、Officeソフトが発売されてから、1年経過後にMOSも発表されることが多いです。
最新版である「MOS365&2019」のケースで見てみましょう。
- Office2019発売日:2019年1月頃
- MOS Excel 365&2019試験開始:2020年4月頃
- MOS Word 365&2019試験開始:2020年5月頃
- MOS PowerPoint 365&2019試験開始:2020年9月頃
- MOS Access 365&2019試験開始:2020年12月頃
- MOS Outlook 365&2019:2021年6月頃
実は、MOS資格というのは、一度に全部の試験を同時発表するのではなく、1つずつリリースされていきます。
人気の高い、Excelからスタートし、Word、PowerPointという感じで順々にリリースされていきます。
最短で発表された「MOSExcel365&2019」でも「Office2019」の発表から1年3か月後になっております。
出る場合は、1年経過後に発表される可能性が高いです。
そのルールに基づくなら「Office2021が発売されたのが2021年10月5日」となるので「2022年10月以降」もしくは「2023年1月頃」と予想されます。
MOS2021に関する予測その2 Officeの周期は3年おき
基本的にOfficeソフトの発売の周期は3年おきです。
過去のOfficeを遡ってみましょう。
- Office2021(前回との差2年)
- Office2019(前回との差3年)
- Office2016(前回との差3年)
- Office2013(前回との差3年)
- Office2010(前回との差3年)
- Office2007(前回との差3年)
- Office2003(前回との差4年)
- Office2000(前回との差3年)
Office2003とOffice2007の時だけ、4年後の発表でしたが、基本的には、3年おきに発表されています。
今回のOffice2021に関しては、2年の差となります。
この差がどう出るのかが気になります。
MOS資格自体もOfficeソフトに沿う形で1年経過後に発表されます。
ただ、Office2019が発表されたのが「2019年1月」なのに対して、Office2021が発表されたのが「2021年10月」です。
2021年といっても終わりに近いので、「2022年」ともいえるでしょう。
そう考えると、そこまで大きさ差もなく、「約3年後」と考えてよいのかもしれません。
なぜこのようなことになったかというと「Windows11」が発表されたことによります。
Windows11発表と同時期にOfficeも変わることが多いです。
Windows10が出た当初は、「これ以上のバージョンアップは行われない」と言われていましたが、諸般の事情によりバージョンアップが行われました。それに伴い、Officeも同時に出されたようです。
MOS365の公式テキストはいつ発売されるのか?
MOS資格が出る時に気になるのが「公式テキスト」の発売です。
多くの方がMOS365公式テキストで学習されることが多いことでしょう。
人気が高いのが「FOM出版」や「日経BP社」です。
これらのテキストも、MOSが発表されてから発売されることが多いです。
同時に発売されることもありますが、1ヵ月か2ヵ月くらい遅れて発売されることもあります。
まとめ 「MOS2021」ではなく「MOS365」で2023年春以降順次発表
MOS2021に関する情報を書いてきました。
現段階では「MOS365」という名称で2023年春以降に出るとのことでした。