最近、英語とプログラミングが習い事で1,2を争う人気となっております。
どちらを優先して学ばせたほうが良いのでしょうか?
その事を書いてみました。
プログラミングと英語はどちらのほうが習得するのが難しいのか?
これからの時代に必要とされるスキルの代表格として名前があがるのが、「プログラミング」と「英語」の二つでしょう。
これらをある程度の年齢のうちに基礎だけでも身につけさせたいと思う方も多いことと思われます。
簡単な方から習わせよう、というのは誰もが思うことですが、では「どちらのほうが習得が難しい(簡単)か」というのは実は一概には答えられない問題です。
何故かというとそれぞれに難しさが違ううえに、実はこの両者はお互いに関係があるからです。
「英語の習得」と「プログラミング」の意外な関係
一般に、英語は語学でありプログラミングはPCの理系の学問というイメージがあって「別物」と考えている方も多いでしょう。
たしかに大きく見ればそうなのですが、プログラムの用語やコードのほとんどは実は英語で書かれているため(英語圏で開発されている関係で)、英語が出来たほうがスムーズに習得できるのです。
ペラペラのネイティブのような会話力までは必要としませんが、文法や単語力などの基礎的な英語力があればプログラミング習得にも大いに役立ちます。
「英語」と「プログラミング」どちらを優先して学ぶべきか?
では、英語とプログラミングはどちらを優先して身に付けるべきなのでしょうか。
結論を言うと「並行して両方を学ぶ」のがもっとも効果的です。
もちろん、最初から全力で二つのことを学ぶのは大変ですから適宜軸足をどちらに置くかは変える必要があります。
たとえば、最初のうちは英語重視で単語などをなるべく覚えていくのが良いでしょう。
その後は覚えた単語でプログラミングをしっかり学べば、無理なく両方のスキルを身に付けることが可能です。
プログラミングを学べば、生涯仕事に困らない
両方学ぶのが最良ですが、強いて「どちらが良いか」と言われればプログラミングでしょう。
ITの発達で人間の仕事の何割かは無くなると言われていますが、IT分野の仕組みを作るプログラマーの仕事は需要が多い仕事です。
また、今後も、ITの技術は進化し、プログラミングは各所で必要とされてきます。
プログラミングだけで仕事に困る事は無いというのは大げさな表現ですが、小学生の頃から「論理的思考」を身につけるという点が最も大きなポイントです。
基本的に社会に出てからと言うのは、決断の繰り返しです。
現在の子どもは「大学の受験」を目指した学習を行なっております。
それだと、「ペーパーテストに強い暗記が得意な人」が育つだけです。
実際に必要なのは「記憶力」や「暗記力」ではなく、「実際に行動して決断する力」が社会では役立ちます。
その力さえあれば、いざ困った時でも、自分で困難を切り開いていけるのです。
その意味合いから、「生涯仕事に困らない」という表現を使いました。
なぜプログラミング言語のように英語を習得できないのか?
プログラミングはルールを覚えればどんどんと上達していきますが、英語は必ずしもそうではありません。
プログラミング言語は人工のもので、完全に論理的に組み上げられていますが(そうでないと困るため)、英語はあくまで自然発生的に生まれた言語です。
したがって論理的でない「理由はわからないが昔からこういう言い方をするんだ」といった暗記事項が多いため、どうしても習得に膨大な時間が要ることになります。
とくに理系の頭脳を持った人なら、プログラミングのほうがたやすいと感じるでしょう。
まとめ
今回は、英語とプログラミング、どっちを優先して学ぶべきかについて書いてみました。
プログラミングを学ぶと、「論理的思考」が身につきます。
そのスキルは生涯使える技術となります。
英語との同時学習で双方のスキルが上っていくでしょう。
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