マック(Mac)

MacBook|ウイルス対策って必要?感染時の症状とやるべき対策

2025年12月5日

MacBookのウイルス対策

Macを使っていて、「突然謎の警告画面が出て不安になった」「アプリをインストールしたいけれど、安全かどうか自信がない」「ウイルス対策は必要なのか分からない」など、セキュリティ面で不安を感じていませんか?

Macはもともと安全性が高いと言われていますが、近年はMacを狙ったウイルスや詐欺的な広告も増えており、正しい知識がないまま使い続けると、思わぬトラブルにつながることもあります。

しかし、基本的なポイントを押さえておくだけで、Macの安全性はぐっと高まり、日々の作業も安心して効率よく進められるようになります。

OSやアプリの更新、信頼できるサイトからのダウンロード、パスワード管理、メールや広告への注意など、難しい操作はほとんどありません。

正しい使い方さえ知っていれば、初心者の方でも今日からできる対策ばかりです。

そこで今回の記事では、Macを安全に使うために押さえておきたいポイントや、ウイルス対策ソフトの選び方などを分かりやすくまとめました。

ウイルスの感染が疑われる時にやるべき対応も紹介します。

セキュリティの不安をなくし、安心してMacを使いこなすための基礎として、ぜひ参考にしてください。


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MacBook ウイルス対策は本当に必要なの?

結論、ウイルス対策ソフトは必要です。

必須ではありませんが、対策としては有効と言えます。

MacBookを使っている人の中で、

  • インターネットを使っていない
  • Webページの閲覧やメールの送受信などをしていない
  • USBなどの外部メモリを接続しない

などの使い方をしている場合はウイルス感染のリスクは極めて低いと思いますが、Macをはじめパソコンを使っている人の多くは、インターネットを使ってWebページを閲覧したり、メールの送受信を行っている場合がほどんどでしょう。

そのため、ウイルス感染のリスクは誰にでもあると言えます。

なぜMacもウイルス対策が必要なのか

「Macはウイルスに強い」とよく言われますが、これは “Windowsに比べると攻撃が少なかった” というだけで、絶対に感染しないわけではありません。

近年はサイバー攻撃の手口が多様化し、Macを狙ったマルウェアも確実に増えています。

さらに、「Macは安全だから何もしなくていい」という誤解が、逆にリスクを高めてしまうこともあります。

たとえば、不審なファイルを開いてしまったり、怪しいサイトにアクセスしてしまったりと、ユーザーの行動によっては簡単に被害につながってしまいます。

そのため、ウイルス対策ソフトを導入しておくことは、安心して使うための保険のようなもの。

安全にMacを利用するためには、最低限の対策を取っておくことが重要です。

ウイルス感染の実態

実際のところ、Macの感染事例は以下のようなケースが見られます。

  • 無料アプリのインストールに紛れてマルウェアが入り込む
  • 広告を装った偽サイトに誘導される
  • “ウイルスがあります”という偽の警告表示で不正アプリを入れさせられる

また、Appleはセキュリティアップデートを定期的に公開していますが、これを放置すると、既知の脆弱性を突かれて攻撃される可能性が高まります。

アップデートを怠らず、常に最新の状態に保つことが感染予防に非常に重要です。


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ウイルス感染はどこから?主な経路

メールやSNSからの感染

ウイルス感染の入り口として最も多いのが、メールやSNSのメッセージです。

一見すると普通の連絡に見えても、実は不正なリンクや添付ファイルが仕込まれていることがあります

特に「知っている人から届いたメールだから安心」と思い込みがちですが、送信元アカウント自体が乗っ取られている場合もあるため、必ず内容をよく確認することが大切です。

不審なリンクは絶対にクリックせず、添付ファイルを開く前には必ずウイルススキャンを行いましょう。

日頃から慎重にチェックすることで、感染のリスクを大幅に減らすことができます。

不正なソフトウェアのダウンロード

無料アプリや便利ツールを探していると、つい非公式サイトからダウンロードしてしまうことがあります。

しかし、こうしたサイトにはウイルスが紛れ込んでいることもあり、感染の大きな原因になります。

このようなリスクを避けるためにも、ソフトウェアは、公式サイトやApp Storeからダウンロードするようにしましょう。

また、事前にレビューや評価を確認しておくと、安全性の判断材料になります。

インストールの際にも、よくわからないオプションが自動でチェックされていることがあるため、内容を確認し、不要なものは外しておくことがトラブル防止につながります。

USBメモリや外部デバイスのリスク

USBメモリや外付けHDDなどの外部デバイスも、ウイルス感染経路としてよくあるパターンです。

特に、複数のパソコンで同じUSBを使い回している場合、知らないうちにウイルスが仕込まれていることがあります。

使用するデバイスは、できるだけ信頼できるものに限定し、接続後はウイルススキャンを行って安全を確認しましょう。

また、見覚えのないUSBメモリや、誰から受け取ったかわからないデバイスは絶対に接続しないことが大事です。

日頃から慎重に扱うことで、感染リスクをしっかり避けることができます。


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ウイルスに感染したときの症状とは?

ウイルスに感染したかもしれないときに現れる症状を知っておくことで、素早い対処をすることができます。

動作が遅くなる

MacBookが急に重く感じるようになった場合、ウイルス感染の初期サインである可能性があります。

これまで普通に動いていたアプリが急に起動しづらくなったり、クリックしてから反応するまで時間がかかったりと、システム全体のレスポンスが鈍くなることがあります。

また、アプリが頻繁にフリーズしたり、予期せずクラッシュしたりする場合も注意が必要です。

こうした症状が続く時は、ウイルス対策ソフトでスキャンを行い、原因を確認しておくと安心です。

不審なポップアップや広告

普段は表示されないはずのポップアップが急に増えた場合も、ウイルス感染が疑われます。

特に、知らないサイトから突然表示されるポップアップや、通常のブラウジング中に異常に多くの広告が出てくる状況は危険信号です。

こうした挙動を見かけたら、すぐにスキャンを実施し、必要に応じてブラウザの設定を見直して対処しましょう。

不明なアプリやファイルの出現

自分でインストールした覚えのないアプリがMacに入っていたり、デスクトップやフォルダ内に見覚えのないファイルが増えている場合も、ウイルス感染が疑われる重要なサインです。

特に、不明なアプリが勝手に起動したり、動作が不安定になっている場合は危険度が高まります。

こうした怪しいアプリやファイルは放置せず、ウイルス対策ソフトでチェックを行い、必要に応じて削除しておくことが大切です。


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ウイルス感染するとどんな被害がある?

個人情報の漏洩

ウイルスに感染すると、MacBookに保存されている個人情報が外部に流出してしまう危険があります。

特に狙われやすいのは、クレジットカード番号やログイン情報など、悪用されやすいデータです。

不正アクセスやアカウント乗っ取りにつながるケースもあります。

また、最近増えている フィッシング詐欺 では、偽のログイン画面に誘導し、ユーザーが入力した情報を盗み取る手口が使われます。

怪しいリンクはクリックしない、送信元が不明なメールは開かないなどの注意が必要です。

さらに、パスワードを複数のサイトで使い回すことも大きなリスクになります。定期的に変更し、安全なパスワード管理を心がけることが大切です。

データの損失や破損

ウイルス感染によって、保存しているデータが消えてしまったり、ファイルが開けなくなるといったトラブルが発生することがあります。

仕事で使うファイルや大切な写真が失われる可能性もあるため、対策が欠かせません。

こうした被害を防ぐためには、定期的なバックアップがとても重要です。

外付けHDDに保存するのはもちろん、iCloudなどのクラウドストレージを活用すれば、万が一の時でもデータを復元しやすくなります。

バックアップを自動化できるツールもあるため、手間を減らしながら安全性を高めることができます。

システムの不安定化

ウイルスは、MacBookそのものの動作に悪影響を与えることもあります。

動作が遅くなったり、アプリが急に停止したりと、普段なら起きないトラブルが続く場合は要注意です。

こうした症状はウイルスがバックグラウンドで動き続けていることで、システムが不安定になっている可能性があります。

信頼できる セキュリティソフトを導入し、定期的にスキャンを行うことで、ウイルスを早期に発見し、被害を最小限に抑えることができます。

感染したかもしれない時の対処法

Macが「いつもより動作が遅い」「知らない広告が急に増えた」「勝手にアプリが開く」など、普段と違う挙動を見せると不安になりますよね。

そんなときは、まず落ち着いて、以下の手順で対処してみましょう。

早めの対処によって、情報漏洩やさらなる被害を防ぐことができます。

ネットワークから切断する

ウイルス感染の疑いがある場合は、まずインターネット接続を切ることが重要です。

不正な通信が行われるのを防げるほか、個人情報の流出を抑えることにもつながります。

Wi-Fiをオフにする、LANケーブルを抜くなど、すぐに実行できる方法で構いません。

ウイルススキャンを実行する

次に、セキュリティソフトでフルスキャンを行いましょう。

有害ファイルや不審なプログラムを検出し、安全に駆除することができます。

また、アクティビティモニタでCPU使用率が異常に高いプロセスがないか確認する、最近追加されたアプリやブラウザ拡張機能をチェックするなど、Macの状態を一度見直してみるのも効果的です。

最近インストールしたアプリを確認する

感染の原因として多いのが、信頼性の低いアプリのインストールです。

身に覚えのないアプリや、無料ソフトと一緒に入った怪しいツールは、早めに削除しましょう。

パスワードを変更する

もしウイルス感染の疑いがある場合、パスワードの変更は必須です。特に重要なのは以下のサービスです。

  • Apple ID
  • メールアカウント
  • SNS
  • インターネットバンキング
  • オンラインショッピングのアカウント

同じパスワードを使い回している場合は、被害が連鎖しやすくなるため、この機会にすべて異なるものへ変更しておきましょう。

バックアップからの復元も検討

ウイルス感染が深刻で、通常の方法では改善が難しい場合は、バックアップからの復元も1つの方法です。

Macの「Time Machine」を使っていれば、感染前の安全な状態に戻すことができます。

復元前には、保存しているバックアップが感染していない日付かどうか確認するのがおすすめです。

Macをウイルスから守るための対策とは

OSやアプリの定期的なアップデート

Macを安全に保つために欠かせないのが、OS(macOS)やアプリを最新の状態に保つことです。

アップデートには、機能追加だけでなく「セキュリティの修正」が含まれており、ウイルスが悪用しやすい弱点(脆弱性)をふさぐ役割があります。

もしアップデートを長期間放置してしまうと、攻撃者に狙われやすい状態になってしまい、感染のリスクが大幅に高まります。

特にmacOSのセキュリティアップデートは非常に重要です。

Macではアップデートを自動でインストールする設定も用意されているので、オンにしておくと安心です。

アプリもApp Storeからのアップデート通知が届いたら、こまめに更新する習慣をつけておきましょう。

信頼できるソースからのダウンロード

Macを安全に使うためには、アプリやソフトを必ず信頼できる場所から入手することがとても重要です。

特に、非公式サイトや不明な配布元からダウンロードすると、ウイルスが紛れ込んでいる可能性があります。

基本的には、

  • Mac App Store
  • 公式サイト(開発元のサイト)

のどちらかからダウンロードするのが安心です。

無料ツールを探していると、つい便利そうなサイトに誘導されることがありますが、レビューや評価を事前に確認し、少しでも怪しいと感じたらダウンロードしないようにしましょう。

パスワードの設定と管理

パスワードはMacを守るための「鍵」の役割を持っています。

弱いパスワードや使い回しは、ウイルスや不正アクセスの被害を拡大させる原因になります。

パスワードを設定する際は、英数字・記号を組み合わせた推測されにくい強力なパスワードを使うことが大切です。

また、同じパスワードを複数のサービスで使い回すのは避けましょう。

もし一つのサービスが漏れた場合、他のアカウントまで乗っ取られてしまう危険があります。

Macに搭載されている「パスワード管理機能」や、信頼できるパスワード管理アプリを利用し、パスワードを安全に保管する習慣を持つことをおすすめします。

広告や警告をむやみにクリックしない

インターネットを閲覧していると、「ウイルスが検出されました」「急いで対処してください」など、緊急性を煽る広告や警告が表示されることがあります。

これらの多くは偽物の警告であり、不正なアプリをインストールさせようとする罠です。

焦ってクリックしてしまうと、ウイルス感染のきっかけになることがあるため、絶対に反応しないようにしましょう。

見慣れない警告が出た場合は、一度ブラウザを閉じて落ち着いて確認し、必要であればセキュリティソフトでスキャンを実行することをおすすめします。

信頼できないメールからのリンクを開かない

ウイルス感染の原因として非常に多いのが、メールに含まれる不正リンクです。

送信者が知らない人の場合はもちろん、知っている相手から届いていても、内容が不自然であれば注意が必要です。

メールの本文に

  • 「パスワードを更新してください」
  • 「アカウントが停止されます」
  • 「請求書を確認してください」

などの文言があり、リンクへ誘導される場合、フィッシング詐欺の可能性があります。

不安なときは、そのメールのリンクを押さずに、公式サイトに自分でアクセスして確認するのが安全です。

怪しいメールは開かずに削除し、感染リスクを避けるようにしましょう。

有料のウイルス対策ソフトを使う

Macの安全性をより確実に高めたい場合は、有料のウイルス対策ソフトを導入することをおすすめします。

無料のソフトでも基本的な保護はできますが、有料版は機能が充実しており、最新の脅威に対してより強力に対処できるのが特徴です。

有料の対策ソフトには、以下のような利点があります。

  • ウイルス・マルウェアの検出精度が高い
  • リアルタイム監視で、危険な動作を即座にブロック
  • フィッシング対策や詐欺サイトのブロック機能がある
  • 外部デバイスやネットワークの監視機能が強化される
  • サポート対応が手厚く、トラブル時に相談できる

特に、パソコン操作に不慣れな方や仕事でMacを使っている方は、トラブル発生時の被害が大きくなりやすいため、有料ソフトの導入が大きな安心につながります。

インストールしたあとは、リアルタイム保護をオンにし、定期的にスキャンを行うことで、日々の使用をより安全にできます。

MacBookウイルス対策ソフトの選び方

機能と性能の比較

ウイルス対策ソフトを選ぶ際には、まずどのような機能が備わっているかを確認することが大切です。

ウイルス検出率が高いのはもちろん、リアルタイム保護、フィッシング詐欺のブロック、外部デバイスの監視、ファイアウォール機能など、備わっている安全機能はソフトによって大きく違います。

また、軽快に動作するかどうかも重要なポイントです。

性能が低いソフトだとMacが重くなり、日常の作業に影響が出てしまう場合があります。

自分の使い方に合う機能が揃っているか、そして快適に利用できるかをしっかり比較しながら選びましょう。

ユーザーレビューの確認

製品の公式説明だけでは分からない使い心地や不具合の有無を知るために、ユーザーレビューのチェックは非常に有効です。

レビューでは、実際の利用者の声を通じて

  • 動作が軽いか
  • 誤検知が多くないか
  • サポート対応はどうか
  • インターフェースは使いやすいか

などの情報が得られます。

特にパソコンが苦手な方の場合、「使いやすさ」は大切なポイントなので、同じようなユーザー層のレビューを参考にすると安心して選ぶことができます。

コストパフォーマンス

ウイルス対策ソフトは無料のものから高機能な有料版までさまざまですが、選ぶときは価格と内容が見合っているか(コスパ)を意識することが重要です。

安いからといって機能が不足していては十分に守れませんし、逆に高機能でも使わない機能ばかりではもったいないケースもあります。

考えるポイントは次の通りです。

  • 本当に必要な機能が入っているか
  • 複数年契約で割引があるか
  • 複数デバイスで使えるか
  • サポートの充実度はどうか

自分の使い方と予算に合ったソフトを選ぶことで、安心とコストのバランスが取れた対策ができます。

MacBookを安全に使い続けるために

いかがでしたか?

Macは比較的安全なデバイスといわれていますが、ウイルスや不正アクセスのリスクがゼロになるわけではありません。

今回紹介してきた兆候や対策、そしてウイルス対策ソフトの選び方を理解しておくことは、Macを長く安心して使うための大きな力になります。

ウイルス感染の初期兆候を早い段階で察知できれば、被害が拡大する前に対処することができ、個人情報の流出やデータ破損といった深刻なトラブルを避けることにもつながります。

また、普段からOSやアプリを最新の状態に保つことや、信頼できるサイトからのみアプリを入手する習慣が身につけば、そもそもウイルスに侵入される可能性を大きく下げられます。

さらに、パスワード管理や怪しいリンクをクリックしないといった基本的なセキュリティ意識も、Macに限らずあらゆるデバイスを利用する上で重要なポイントです。

これらは派手な対策ではありませんが、日常的な行動でリスクを大幅に減らしてくれる強力な防御策になります。

そして、有料のウイルス対策ソフトを導入することで、万が一の侵入にも素早く気づき、被害を最小限にとどめる環境を整えられます。

ソフトの機能や使い勝手、コストパフォーマンスを理解して選ぶことで、より自分に合った安全性を確保できるでしょう。

Macのセキュリティを守るために必要なのは特別な知識ではなく、小さな習慣を積み重ねることと、必要なツールを正しく導入する判断力です。

これらを理解しておくことで、トラブルに巻き込まれる可能性を最小限に抑え、安心してMacを使い続けられる環境を自分自身で作り出すことができます。

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