スマホ(スマートフォン)の所有率が高まり、老若男女問わず所有・利用する時代になりました。
当たり前のように簡単にスマホを操作する人がいる一方で、スマホを持っているけど使い方がよくわからないという人も多いです。
また、スマホへの苦手意識があり、ガラケーからスマホに切り替えることに抵抗を感じている人もいるでしょう。
今回の記事では、スマホが苦手な原因とその解決方法について紹介します。
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スマホが苦手な原因とは?若者にもいる?
スマホが苦手と感じる世代の多くはシニア世代ですが、各年齢層で一定数、苦手に感じている人はいます。
若い世代の方の中にも、スマホを苦手と感じる人はいますが、40代以上になるとだんだんとその割合も多くなってきます。
スマホが苦手と感じる原因に
- 機能が多すぎて使い方が不明
- スマホならではの操作が苦手
- 画面が小さく使いづらい
- 専門用語がわからない
- 操作を間違えたら壊れるかもしれない不安感
ここら辺が挙げられます。
また、身近な人に使い方などを聞いてみたものの1回ではよくわからず、何回も聞いたら嫌な顔されたり、ケンカになってしまって聞きづらい…という環境も、スマホの苦手を加速させている要因になっている場合もあります。
デジタルが苦手という人も多い
スマホが苦手な人は、パソコンなどのデジタル機器も苦手という場合が少なくありません。
ご家庭にあるもので言うと、パソコンやテレビ、Blu-rayなどのレコーダー、あるいはWi-Fiの機器など、細かい設定や備わっている機能などを使いこなせていない…という人も多いと思います。
いずれの場合も、どこに何があるのか、そもそも何のための機能なのかなど、把握・理解ができずに、「難しい」「苦手」という状況になり、決まった操作しかしないということがほとんどです。
スマホが苦手な人は克服するべきなのか?
結論で言うと、使う本人が克服の必要性を感じなければ無理に使えるようになる必要はありません。
しかし例えば、「仕事で連絡を取るのに使わないといけない」「調べ物をするために使う必要がある」「家族との連絡手段として必須」というように、仕事や生活で使わなければならない…と必要に迫られて使えないといけない状況であれば克服する必要があります。
あるいは「みんなが楽しそうに使っているから私もやりたい」「家族や友人をコミュニケーションを取りたい」「便利なことは知っているから使えるようになりたい」といった場合も苦手を克服する必要があります。
では、スマホの苦手を克服するために何をすればいいのでしょうか。
スマホの苦手を解決するためにやるべきこと
まず「苦手」を「得意」にするという考え方はしない方が良いでしょう。
「使いこなす」とかそういう目標はさておき、まずは「慣れる」というのが重要です。
注意したいのは、最初に大きな目標を立てるのではなく、コツコツ続けられる小さな目標を立てるのがポイントです。
全部一気に覚える、知るのではなく、自分に必要なこと、楽しめることから少しずつ慣れていくことが大切です。
スマホが苦手な方に試していただきたい内容は下記になります。
スマホに毎日触れる
まずは、苦手なスマホを毎日触りましょう。
苦手なものは必要にならないと触りません。
電話がかかってきたから仕方なく触る、家族や友人に送ったから見てと言われたから仕方なく触る…というように仕方なく触る状況では、スマホに触れる機会がかなり少なくなってしまいます。
なので、基本的には毎日少なくても1日1回、または朝昼晩などのタイミングで触るなど、スマホに触れることを身近なことにするようにしましょう。
では、スマホに触れて何をするのか、苦手な人におすすめな内容を紹介します。
すべて実行するのではなく、自分の興味のある内容から、できる内容から始めてみてください。
スマホが苦手な人におすすめの使い方
- 天気予報を確認する
- ニュースを見て情報を得る
- インターネットでWeb サイトを検索する
- YouTubeで動画を楽しむ
- メモ帳にメモをする
- カメラで写真を撮る
- 電話やメールなど家族や友人とコミュニケーションを取る
- 寝る前にアラームの設定をする
- 日記を記録する
- 健康管理に活用する
まずは、この中からできることを3つほど試してみましょう。
日常生活の中にスマホを使うことを取り入れることによって、習慣化することができます。
意識的に朝は今日の天気を見る、昼はニュースを見る、夜はアラームを設定するなど自分に合った方法で取り入れてみましょう。
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スマホ操作 画面の見方のポイント
スマホに慣れていない場合、Webページや何かしらのアプリなどを使った時に、どこに何のボタンがあるのかわからなくて、操作に戸惑うことがあります。
しかし、自分が使いたい機能のボタンのマークや基本となる配置がわかると、意外とスマホも使いやすいものです。
ホームボタン
画面に「ホーム」という文字や「家のマーク」があれば、それを押すことで最初の画面(ホーム画面)に戻ることができます。
閉じるボタン
今見ているページや、画面上に出てきた広告を閉じたい時に便利です。
基本は、閉じたいものの右上に「×」が表示されています。
特に広告などは突然出てくることでパニックになってしまいますが、焦らず「×マーク」を探してみましょう。
検索ボタン
画面に虫眼鏡のマークや「検索」の文字があればそれを押してみましょう。
入力欄に調べたい文字を入力することで、結果が表示されます。
メニューボタン
メニューボタンは四角の中に三本線が書かれています。
それを押すと、そのウェブページでできる事、見れることの一覧が表示されます。
★ポイント★
- ホーム
- メニュー
- ログイン
- 検索
- 共有
- 戻る
などの操作に関係するボタンは、スマホの画面の上下(画面の端)に配置されていることがほとんどです。
端っこ以外は、Webページの内容の部分になりますので、そこら辺を理解しておくと操作もしやすくなります。
スマホが苦手な人のための対策
日常的にスマホを触ることを取り入れようにも、そもそもそれが難しい!という方もおられると思います。
- 画面を見ても何を使ったらいいのかわからない
- スマホの操作が難しい
- スマホに関連する言葉の意味が分からない
このような原因でスマホを触る習慣を作ることも大変な場合があります。
そういった場合は、誰かに頼るというのも方法の1つです。
家族や詳しい人にサポートしてもらう
可能であれば、家族や友人、職場の人などスマホの使い方に詳しい、あるいはよく使っている人に教えてもらうと良いでしょう。
まずは、スマホの画面の触り方などのスマホ操作を教えてもらいましょう。
スマホの触り方を教えてもらったら、続いて、自分が使いたい機能を伝えて、その使い方を教えてもらいましょう。
最初からたくさん教えてもらうのではなく、基本の操作方法、自分が使いたいアプリの必要最低限の操作方法を教えてもらい、触りながら慣れていきましょう。
家族や身近な人ができるサポートとポイント
スマホのアプリの整理整頓は自分では難しいです。
よく使うアプリだけ、見える場所に配置してあげましょう。
したいことがあるけど、どこにあるかわからないストレスがスマホを苦手にさせてしまいます。
使いたいアプリの場所をまとめておくことで、そのストレスが軽減されます。
色々なパターンを教えるのではなく、基本となる操作だけ教えてあげましょう。
「Aを押す→Bを押す→Cを押す」というシンプルな手順です。
「もし」とか「ちなみに」というお話はせず、基本的な操作のみを伝えるのがポイントです。
購入前の場合は、家族がiPhoneであればiPhone、AndroidならAndroidをいうように揃えると教えやすくなります。
分かりやすい使い方の本を購入する
本屋さんに行くと、様々なスマホの使い方の本が販売されています。
本を買う場合は、その中から初めての人向けの本を選びましょう。
購入前に中身を確認して、写真など図解でわかりやすく、見やすい本を選ぶようにします。
「見やすい」ということを優先に選びましょう。
色々書いてある、詳しく書いてある本は初心者の方には難しく、なかなか進まない可能性があります。
家族などに教えてもらう場合にも、本が1冊あるだけでスムーズに教えてもらうことができます。
携帯電話会社のスマホ教室で教えてもらう
家族がスマホの使い方を教える時間がない、職場の人に聞くのも申し訳ないなどの理由で、周囲の方に聞くことが難しい場合は、お近くの携帯電話ショップで行われているスマホ教室に参加してみましょう。
ショップによって実施している内容や時間なども異なります。
一度、問い合わせてみてやりたいことを伝えてみましょう。
基本的にスマホ教室は無料で行われています。
基本操作以外のアプリの使い方などは一部有料で行われている場合があります。
スマホ教室は、契約している携帯電話会社問わず、他社のスマホをお持ちの方でも受講できますし、契約している携帯電話会社であれば、料金プランなどの相談も併せて行うことができるので、様々な角度からサポートしてくれます。
スマホ教室も、初心者の方向けに行われているものが多いので、気軽に相談してみると良いですね。
パソコン教室で教えてもらう
スマホを学べる場所は、携帯電話ショップのスマホ教室だけではありません。
お近くのパソコン教室で実施している場所があればそこで学ぶのも一つの手です。
スマホ教室でも学べることは多いですが、テキストに沿って決まったことだけ…という場合もあります。
スマホ教室で教えてもらうことが難しく感じた場合は、お近くのパソコン教室に相談してみるのもおすすめです。
パソコン教室の多くは、生徒さん一人ひとりが自分のペースで学ぶことができる個別指導形式のレッスンが行われていることが多く、スマホも周りのペースを気にすることなく落ち着いて学ぶことができるという教室もあります。
また、自分のペースで学ぶことができるので、わからない時はすぐに質問ができる、自分に合ったカリキュラムで教えてもらえるなどもメリットもあります。
スマホ教室とは違い、受講料がかかってしまいますが、自分のペースでしっかりと学びたい方にはオススメの方法です。
シニアだけじゃない スマホ苦手意識
冒頭にお伝えしたように、シニア世代だけでなくシニア世代以外の若い世代にもスマホが苦手という方がいます。
若い世代の人が「スマホが苦手」と感じる原因は、
- スマホ操作などの機械的な要因
- 心理的な要因
が考えられます。
シニア以外のスマホ教室はある?
機械操作が苦手…という若い世代にとって、デジタル社会はなかなか厳しい物でしょう。
しかし、スマホ教室の多くは、シニア向け、あるいはキッズ向けである場合、若い世代はどうやって使い方を教えてもらうと良いのでしょうか…
まずは携帯ショップに問い合わせてみて、教えてもらえるのかを聞いてみるのがおすすめですが、例えば、教えてもらえるけど、シニアの方と一緒…など抵抗を感じる場合は、パソコン教室に相談してみると良いです。
パソコン教室のレッスンスタイルには、
- 周りの人を気にすることなく自分のペースで学べる個別指導
- 他の生徒さんと一緒に学ぶグループレッスン
- インストラクターと完全1対1のマンツーマンレッスン
から選ぶことができます。
自分に合ったスタイルを選択しましょう。
スマホが使えない、パソコンも苦手な場合
「スマホは使えないけど、パソコンは使える」という場合は、スマホが使えるようになれば、仕事で困ることも少なくなります。
しかし、デジタル機器そのものが苦手という場合は、「スマホもパソコンも苦手」という人も多いです。
そういった方は特に、スマホを学んだ流れでそのままパソコンを学ぶという方法もおすすめです。
これを機にデジタルアレルギーを克服するのも良いですね。
パソコン教室を選ぶ際は、初心者向けの教室を選ぶと良いでしょう。
やりとりのプレッシャーや面倒くささが苦手の原因になることも
スマホを使うことはできるけど、「スマホが苦手」と感じる原因として、相手とのやりとりの「プレッシャー」が挙げられます。
例えば
- LINEが来たらすぐ返さないといけない
- グループLINEに乗り遅れないようにしないといけない
- SNSで「いいね」などの反応をしないといけない
など、機械的な苦手ではなく、繋がりとしての「苦手」です。
メッセージを確認したら「既読」が付いてしまう、無視したと思われるといけないから早く返信しないと…など、そういったプレッシャーで「苦手」と感じる若者も多いのです。
スマホやSNSに疲れて、使い方を考えるという人も増えています。
スマホ疲れ・SNS疲れを起こさないために
楽しむために使い始めたスマホがいつの間にか悪い影響を与えてしまっている…ということがないように、老若男女問わず、適切なスマホの使い方が必要です。
スマホを連続して長時間使用すれば、目の疲れや姿勢が悪くなることにより、頭や腰などが痛くなったり、身体への影響もあります。
また、スマホを持つことによって24時間何かしらの繋がりがある状態がストレスに感じてしまう、早く返信しないといけないという気持ちに疲れてしまう、SNSで充実している人を見ると気持ちが疲れてしまう…といった精神的な影響もあります。
このような心身への悪影響を軽減させるためにも
- スマホを使用する時間を決める
- 急ぎの要件については電話にしてもらう
などの対策も必要です。
スマホは一つのコミュニケーションツールとして活用しつつ、近くにいる家族や友人など直接コミュニケーションが取れる場合はそちらを楽しむなどバランスが大切です。
自分に負担がないように、上手にスマホを活用するようにしましょう。
もちろん、スマホにわずらわしさを感じるばかりで、利便性を感じない様であれば、ガラケーに戻すというのも選択肢の一つです。
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