
Excel(エクセル)で「二乗の計算をしたいのに、どう入力すればいいの?」「2×2ならできるけど、もっと大きい数やセルの値を使う場合はどうすればいいの?」と困ったことはありませんか?
実際、エクセルに慣れていない方にとって、「二乗」や「三乗」といった計算は少し難しく感じるものです。
掛け算を繰り返しても結果は出ますが、数が大きくなると入力の手間が増えたり、どんな計算をしているのか分かりにくくなったりしてしまいます。
しかし、エクセルには「乗数」を簡単に計算できる便利な方法が用意されています。
これを知っておけば、面倒な繰り返し計算を自動で行うことができ、作業の効率がぐんと上がります。
しかも、入力ミスの防止や、見た目の分かりやすさにもつながります。
そこで今回の記事では、エクセルで二乗を計算する2つの方法(POWER関数とキャレット記号)を中心に、セルに二乗を「表示」する方法までをわかりやすく紹介します。
ぜひ参考になさってください。
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そもそも乗数とは何か
「乗数」というと難しそうに聞こえますが、実はとてもシンプルです。
乗数とは要するに「同じ数を何回か掛け合わせるか」を表すものです。
言葉よりも例を見ると分かりやすいので、まずは具体例を見ましょう。
- 2の2乗 → 2 × 2 = 4
(「2を2回かける」=2を自分自身と掛ける) - 5の3乗 → 5 × 5 × 5 = 125
(「5を3回かける」=5を3つ掛け合わせる) - 10の2乗 → 10 × 10 = 100
よく出てくる名前としては「二乗」と「三乗」があります。
「二乗」はその数を自分自身と一度掛けること(例:3の二乗=3×3=9)、「三乗」はさらにもう一回掛けて3つ掛け合わせること(例:2の三乗=2×2×2=8)です。
記号で表すと「底^指数」の形になります。
例えば a^b は「aをb回かける」という意味です。
日常のイメージだとこんな使い方があります。
- 正方形:一辺が3の正方形の面積は 3の二乗=3×3=9(平方の計算)
- 立方体:一辺が2の立方体の体積は 2の三乗=2×2×2=8(体積の計算)
まとめると、乗数は「同じ数を何度掛けるか」を表す仕組みです。
学校で習った「×」を何度も繰り返す作業を、短くまとめて書くための便利な考え方だと思うとわかりやすいですね。
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掛け算で二乗の計算はできないの?
もちろん、単純に同じ数を掛け算すれば、二乗や三乗の計算はできます。
たとえば、エクセルのセル【A1】に次のように入力すると、二乗や三乗を求めることができます。
- 二乗の例:「=2*2」→ 結果は【4】
- 三乗の例:「=2*2*2」→ 結果は【8】
このように「*(アスタリスク)」を使って同じ数を掛ければ、二乗(三乗)などの計算は可能です。
ただし、この方法にはいくつか問題があります。
たとえば「2の10乗」を計算したい場合、「=2*2*2*2*2*2*2*2*2*2」と10回も入力しなければなりません。
入力の手間がかかるうえ、途中で数字を修正したいときにも、すべての式を打ち直す必要があります。
さらに、「=2*2*2*2*2*2*2*2*2*2」という式を見ても、パッと見ただけでは「2の10乗」だと分かりにくいですよね。
このように、掛け算を繰り返す方法は単純ではありますが、数が大きくなると効率が悪く、ミスもしやすくなります。
そこで便利なのが「累乗(るいじょう)」を表す計算方法です。
エクセルで簡単に二乗や三乗を計算できる「べき乗の記号」や「関数」を使った方法を紹介します。
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エクセルで二乗の計算をする方法
エクセルで二乗や三乗などの乗数を計算するには、主に 2つの方法 があります。
それが「POWER関数」と「キャレット(^)を使う方法」です。
どちらも同じ結果が得られますが、使い方や見た目に少し違いがあります。
| 方法 | 特徴 |
| POWER関数 | 関数を使って計算する方法。構文が分かりやすく、関数の形で整理されて見やすい。 |
| キャレット(^) | 数式の中に直接「^」を入力して計算する方法。短く書けるが、キャレットの記号を知らない人にはわかりづらい可能性も。 |
POWER関数でべき乗を計算する
POWER関数とは、「指定した数を、指定した回数だけ掛ける」ための関数です。
エクセルで二乗・三乗・四乗などを求めるときに使います。
構文は、
=POWER(数値, 指数)
このようになっています。
各引数の意味は、
- 数値:かけ合わせる元の数(底)を指定します。例:セル【A1】の値など。
- 指数:何回掛けるか(指数)を指定します。例:2なら二乗、3なら三乗。
というようになっています。
例:セル【A1】の数を二乗にする場合
セル【B2】に「5」が入力されているとします。
その場合、次のように入力します。
=POWER(B2, 2)
結果は「25」と表示されます(5×5=25)。
【操作手順】
- 計算結果を表示したいセル(例:セル【C2】)をクリックします。
- 数式バーに「=POWER(B2, 2)」と入力します。
- 「Enter」キーを押します。
- セル【C2】に二乗の結果が表示されます。
このようにPOWER関数を使えば、どんな数でも簡単に二乗や三乗を計算できます。
数値が変わっても自動的に再計算されるので、手動で式を書き換える必要がありません。
実務で計算を何度も使う場合にも、とても便利です。
キャレット記号を使った計算方法
もう一つの方法が、キャレット(^) を使った計算です。
キャレットは「べき乗(累乗)」を表す記号で、POWER関数と同じように二乗や三乗を求めることができます。
見慣れない記号かもしれませんが、慣れると簡単に使える方法です。
キャレット(^)は、数値を「何乗するか」を表す記号です。
たとえば「2^3」と書くと、「2を3回かける(2×2×2=8)」という意味になります。
このキャレットは、キーボードの「へ」のキー にあります。
入力するときは、「へ」キーを押すと「^」が入力できます。
入力する時は、
=数値 ^ べき乗
この順番で入力します。
例:セル【A1】の数を二乗にする場合
セル【A1】に「5」が入力されているとき、次のように入力します。
=A1^2
結果は「25」と表示されます(5×5=25)。
キャレット記号を使う方法は、POWER関数よりも短くて入力が簡単です。
たとえば三乗なら「=A1^3」、四乗なら「=A1^4」と入力するだけです。
ただし、数式を見慣れていない人には少し分かりづらいことがあります。
どちらの方法を使っても結果は同じなので、関数の形で見やすくしたい場合はPOWER関数、短く入力したい場合はキャレットを使う、というように使い分けるのもおすすめです。
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エクセルでセルに二乗を表示する方法
計算結果ではなく、「セルに二乗の文字(例:10²)」のように見た目として二乗を表示したい場合もあります。
この場合、エクセルでは数式を使わずに「表示上だけで二乗を付ける」ことができます。
ここでは、次の2つの方法を紹介します。
- セルの書式設定で上付き文字にする方法
- 特殊文字を使う方法
セルの書式設定で上付き文字にする方法
まずは「上付き文字」に設定して二乗を表示する方法です。
たとえば「10²」と表示したい場合、次の手順で行います。
手順
- 表示したいセル(例:セル【A1】)をクリックします。
- 先頭に シングルクォーテーション(') を入力します。
(例:'10 2 と入力)
※この「'」を入れることで、文字列として扱われるようになります。
これを付けずに上付きに設定しても、数値として認識されて自動で元に戻ってしまいます。 - 「10²」のように表示したい部分のうち、指数の「2」だけをマウスで選択します。
- 「ホーム」タブ → 「フォント」グループ → 右下の 「フォントの設定」(小さな斜め矢印のボタン)をクリックします。
- 表示された「セルの書式設定」ダイアログで、「上付き」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
これで、セル内に「10²」と上付き文字で表示されます。
緑色の三角マーク(エラー表示)を消す方法
シングルクォーテーションを付けたことで、セルが「文字列」として扱われます。
すると、左上に緑色の三角マークが表示されることがあります。
この場合は、次のように対処します。
- 緑色の三角マークのあるセルをクリックします。
- 黄色い警告アイコン(!)をクリックします。
- 表示されたメニューから「エラーを無視する」を選択します。
これで、警告マークは非表示になります。
特殊文字を使う方法
もう1つの方法は、二乗や三乗の記号(²、³)を直接入力する方法です。
これは「表示だけ二乗を付けたい」場合に手軽で便利です。
手順
- 表示したいセル(例:セル【A1】)をクリックします。
- 「10²」と表示したい場合、まず「10」と入力します。
- 続けて、「挿入」タブ → 「記号」 → 「その他の記号」 → 「上付きの2(²)」を選択
- 挿入すると、セル内に「10²」と表示されます。
■注意点
特殊文字の「²」「³」はあくまで文字として扱われます。
そのため、計算には使えません。
見た目として二乗を表示したいときだけに使いましょう。
二乗を理解して計算をスムーズに
いかがでしたか?
エクセルで二乗を計算する方法は、実はとてもシンプルです。
今回紹介したように、「POWER関数」と「キャレット(^)」のどちらを使っても同じ結果が得られます。
それぞれに特徴があり、関数の形で整理しておきたい場合はPOWER関数、短く素早く入力したい場合はキャレットを使うと良いでしょう。
どちらの方法も一度覚えてしまえば、二乗や三乗といった乗数の計算をすばやく行えるようになります。
また、数式だけでなく、「セルに10²のように表示したい」といった見た目を整える方法も大切です。
上付き文字に設定する方法や、特殊文字(²、³)を使う方法を覚えておくことで、資料や報告書の中でも美しく分かりやすい表現ができます。
特に、エクセルで作った表を印刷して提出する場合や、関数の説明資料を作る場合に役立つテクニックです。
今回の内容を理解しておくと、ただ「計算できるようになる」だけでなく、「目的に合わせて最適な方法を選べる」ようになります。
たとえば、仕事で繰り返し計算をするならPOWER関数で自動化を、ちょっとした確認ならキャレットを使って素早く計算を、見た目を整えたいときは上付き文字で表現する、といったように柔軟に使い分けられます。
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