Excel(エクセル)で合計を出すとき、「SUM関数」を毎回手入力していませんか?
実は、ショートカットキーを使えば、わざわざ数式を入力しなくても一瞬で合計を求めることができます。
ですが、「うまく範囲が選択されない」「思った場所に数式が入らない」「勝手に見出しの数字まで合計されてしまう」といった経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
せっかく便利なショートカットなのに、正しく使えないと逆に手間が増えてしまいます。
SUM関数のショートカットキーを正しく使いこなせるようになると、マウスで操作するよりもずっとスピーディーに集計ができ、作業効率が大幅にアップします。
さらに、範囲選択の方法や他のショートカットキーを組み合わせることで、より正確でミスの少ない操作が可能になります。
そこで今回の記事では、SUM関数のショートカットキーの基本的な使い方から、注意点、さらに一緒に覚えておくと便利なキー操作のテクニックまでをわかりやすく紹介します。
ぜひ参考になさってください。
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SUM関数をショートカットで入力する方法
エクセルで合計を出すときによく使うのが「SUM関数」です。
通常は、「ホーム」タブの「編集」グループにある「オートSUM」ボタンをクリックして使いますが、マウスを動かすのが面倒なときや、少しでも早く作業したいときは、ショートカットキーを使うのが便利です。
ショートカットキーでSUM関数を入力する方法
ショートカットキーは
「Shift」+「Alt」+「=(イコール)」キー
を同時に押します。
この3つのキーを押すと、自動的に「=SUM()」という数式が入力され、上または左にある数値の範囲を自動で選択してくれます。
選択範囲が合っていれば、そのまま「Enter」キーを押すだけで合計が出せます。
実際の手順
- 合計を表示したいセル(例:セル【A6】)をクリックします。
- キーボードで 「Shift」+「Alt」+「=」 を同時に押します。
- エクセルが自動で計算範囲を選んでくれるので、範囲が正しければそのまま「Enter」キーを押します。
- 合計がセル【A6】に表示されます。
もし範囲が違っていた場合は?
自動で選ばれた範囲が間違っている場合は、マウスで正しい範囲をドラッグして選び直してください。
選び直したあとに「Enter」キーを押せば、正しい範囲の合計が表示されます。
アクセスキーを使った方法
ショートカットキー以外にも、「アクセスキー」を使ってSUM関数を挿入する方法があります。
アクセスキーとは、キーボードの「Alt」キーを押したあとに、順番に文字キーを押してメニューを操作する方法です。
マウスを使わずにタブやボタンを開けるので、キーボードだけで作業したいときに便利です。
ショートカットキーとの違い
ショートカットキーは、複数のキーを同時に押す操作です(例:「Shift」+「Alt」+「=」)。
それに対してアクセスキーは、順番に押すのが特徴です。
「Alt」を押すと、画面上にアルファベットのガイドが表示され、その文字を順に押すことで操作を進められます。
SUM関数をアクセスキーで挿入する手順
SUM関数のアクセスキーは、次のとおりです。
■方法①
「Alt」→「M」→「U」→「S」
それぞれの意味は以下の通りです。
- 「M」:[数式]タブを開く
- 「U」:[オートSUM]メニューを開く
- 「S」:[SUM](合計)を選ぶ
つまり、「Alt」キーを押したあとに、「M」→「U」→「S」の順で押すと「SUM関数」が挿入されます。
この操作は、「ホーム」タブからでも行うことができ、次のように押す方法もあります。
■方法②
「Alt」→「H」→「U」→「S」
- 「H」:[ホーム]タブを開く
- 「U」:[オートSUM]メニューを開く
- 「S」:[SUM](合計)を選ぶ
どちらの方法でも同じ結果になりますが、「MUS」は「SUM(サム)」の逆になっているので、覚えやすいという人も多いです。
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範囲選択をしてからショートカットキー
SUM関数のショートカットキー「Shift」+「Alt」+「=」は、セルを選択してから使うことで、一度に複数の合計を出すこともできます。
通常は1か所ずつ合計を出しますが、範囲を先に選んでからショートカットキーを押すと、選んだ範囲内の空白セルに自動で合計を表示できます。
1つの行にまとめて合計を出す場合
たとえば、表の【6行目】に合計を出したいとします。
その場合は、次のように操作します。
【操作手順】
- 合計を出したい行の範囲をドラッグして選択します。
(例:セル【A6】~【E6】に合計を出したい場合 → セル【A6】~【E6】を選択) - キーボードで 「Shift」+「Alt」+「=」 を同時に押します。
- エクセルが自動で上の数値を計算して、各セルに合計が入力されます。
これで、選択した範囲すべてに合計が一度に表示されます。
1行ずつ関数を入力する手間が省け、とても便利です。
縦と横の合計をまとめて出す場合
表全体の「縦方向」と「横方向」の合計を一気に出すこともできます。
たとえば、数値が入力されている表の右端と下端に合計を出したい場合は、次のように操作します。
【操作手順】
- 数値が入力されたセル範囲と、その右側・下側の合計を出したいセルまでを含めて選択します。
(例:セル【C3】~【E5】まで数値がある場合 → セル【C3】~【F6】を範囲選択) - キーボードで 「Shift」+「Alt」+「=」 を同時に押します。
- エクセルが自動で、行ごとの合計と列ごとの合計を計算して表示します。
これで、縦・横両方の合計を一度に出すことができます。
マウスで1つずつ関数を入れるよりも、はるかに効率的です。
★Point★
- 範囲を選んでから「Shift」+「Alt」+「=」を押すと、まとめて合計を出せる
- 行単位・列単位・縦横同時、どの場合でも使える
- 右端・下端まで範囲に含めておくのがポイント
この使い方を覚えておくと、表全体の合計を一瞬で出せるようになります。
特に請求書や集計表などで多くの合計を扱うときに、とても役立つ操作です。
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SUM関数 ショートカットの注意点
ショートカットキー「Shift」+「Alt」+「=」は便利ですが、自動で選ばれる範囲が意図しないセルまで含まれてしまうことがあります。
特に、見出しの列などに数値が入っている場合は注意が必要です。
見出しに数値があるときは要注意
例えば、【B列】に「社員番号」などの数値が入力されていて、【F列】に合計を出したいとします。
このとき、セル【F6】などでショートカットキーを使うと、エクセルが自動的に見出しの数値(社員番号)まで合計範囲に含めてしまうことがあります。
そのまま「Enter」キーを押して確定すると、正しい合計にならないので注意が必要です。
対処法1:セル範囲を選び直してから確定する
もし、ショートカットキーを押したあとに選ばれた範囲が間違っていたら、マウスで正しい範囲をドラッグして選び直しましょう。
選び直したあとに「Enter」キーを押せば、正しい範囲で合計を計算できます。
対処法2:あらかじめ正しい範囲を選択してから使う
もう一つの方法は、あらかじめ合計を出したい範囲を自分で選択してからショートカットキーを押すことです。
例えば、セル【C3】~【E5】の合計を出したい場合は、先にセル【C3:F5】を選んでから「Shift」+「Alt」+「=」を押します。
こうすると、範囲を自動で判断する必要がなく、間違いのない正確な合計を出せます。
★Point★
- ショートカットキーを使うときは、自動選択される範囲に注意
- 間違っていたらマウスで範囲を選び直す
- もっと確実にしたい場合は、先に範囲を選んでからショートカットキーを押す
自動で選ばれる範囲は便利な反面、思わぬセルを含んでしまうこともあります。
特に「社員番号」や「コード番号」などの数値を扱う場合は、自分で範囲を確認してから確定するようにすると安心です。
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SUM関数に役立つショートカット
SUM関数をショートカットキー「Shift」+「Alt」+「=」で挿入できるようになると、「ほかの操作もマウスを使わずにできたらもっと早いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
エクセルでは、範囲選択やセル移動などもショートカットキーで行うことができます。
ここでは、SUM関数と一緒に覚えておくと便利なショートカットを紹介します。
Ctrl + A
表の中にカーソルを置いた状態で 「Ctrl」+「A」 を押すと、エクセルが自動で「表全体の範囲」を選択してくれます。
【使い方】
- 表のどこかのセル(例:セル【B3】など)をクリックします。
- 「Ctrl」+「A」を押すと、表全体が自動的に選択されます。
- この状態で「Shift」+「Alt」+「=」を押せば、表の下や右端に合計が一気に表示されます。
特に大きな表を扱うときに便利で、マウスでドラッグして範囲を選ぶよりもずっとスムーズです。
Ctrl + Shift + 方向キー / Shift + 方向キー
データがたくさん並んでいるとき、方向キーを使った範囲選択が役立ちます。
マウスを使わずに、必要な範囲をすばやく選べます。
【使い方の手順】
- 「Ctrl」+「Shift」+「↓」:選択したセルから、下方向に連続して入力されたデータを一気に選択
- 「Ctrl」+「Shift」+「→」:右方向に連続して入力されたデータを一気に選択
- この操作でデータのある範囲を選んだあと、さらに「Shift」+「方向キー」で空白のセルまで範囲を1行(または1列)広げることができます。
【使い方の例】
- 合計を出したい表の中のセルを選択します。
- 「Ctrl」+「Shift」+「↓」で下方向のデータ範囲を選択。
- 「Ctrl」+「Shift」+「→」で右方向のデータ範囲を選択。
- 「Shift」+「→」でもう1列広げ、右端の空白セル(合計を出したいセル)まで範囲を選択。
- 「Shift」+「Alt」+「=」を押せば、キーボードだけで合計を出せます。
この操作を覚えると、マウスに触れずに範囲選択とSUM関数の入力が完了します。
キー操作 + マウス操作 もおすすめ
ショートカットだけで範囲を選ぶのが難しい場合は、キー操作とマウス操作を組み合わせる方法がおすすめです。
【使い方】
- 範囲の左上のセルを選択します。
- 「Shift」キーを押しながら、範囲の右下のセルをクリックします。
これで、左上から右下までの連続したセル範囲が一度に選択できます。 - あとはそのまま「Shift」+「Alt」+「=」を押せば、選択した範囲の合計が表示されます。
この方法は、初心者の方にも簡単に正確な範囲を選べるので、ショートカットキー操作に慣れていない方にもおすすめです。
★Point★
- 「Ctrl」+「A」:表全体を一瞬で選択
- 「Ctrl」+「Shift」+方向キー:データがある範囲を一気に選択
- 「Shift」+方向キー:空白セルまで範囲を少し広げる
- 「Shift」+クリック:マウスと組み合わせて正確に範囲指定
これらを組み合わせることで、キーボード操作だけで範囲選択から合計までスムーズに行うことができます。
作業スピードがぐんと上がるので、ぜひSUM関数のショートカットと一緒に覚えておきましょう。
SUM関数のショートカットを使いこなす
いかがでしたか?
SUM関数をショートカットキーで使えるようになると、エクセルの作業スピードがぐんと上がります。
マウスでいちいち「ホーム」タブの「オートSUM」ボタンを探す必要がなく、手をキーボードから離さずに合計を出せるため、入力作業の流れを止めずにスムーズに集計が行えます。
特に「Shift」+「Alt」+「=」のショートカットキーは、最初は慣れが必要ですが、一度覚えてしまえば数字の集計を一瞬で終わらせることができる強力な操作です。
さらに、アクセスキー「Alt」→「M」→「U」→「S」も覚えておくと、メニュー操作をキーボードで完結でき、どちらの方法も状況に応じて使い分けることができます。
また、あらかじめ範囲を選択してからショートカットキーを使えば、意図しないセルを含めてしまうミスを防げます。
特に、見出しなどに数値が入力されている場合には自動選択の範囲がずれることがあるため、「自分で範囲を指定してから操作する」ことを習慣にすると安心です。
加えて、「Ctrl」+「A」や「Ctrl」+「Shift」+方向キーといった範囲選択のショートカットも一緒に覚えると、キーボードだけで表全体を素早く選択できます。
ショートカットキー同士を組み合わせることで、より正確で効率的な操作が可能になります。
マウスを使うよりも正確に範囲を選べるため、特にデータ量が多いシートでその効果を実感できるでしょう。
今回紹介したSUM関数のショートカット操作と範囲選択のコツを身につけておけば、日々の集計作業や表作成が格段にスピーディーになります。
ぜひ実際にショートカット操作を試してみてください。
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