Excel(エクセル)でマクロが保存されたブックを開いた時に表示される黄色の帯のセキュリティ警告や、赤色の帯の警告メッセージにドキッとしたことはありませんか?
マクロを使いたいけど、これを押してもいいの?消したらいいの?と、エクセル初心者の方や苦手な方は悩まれているのではないかと思います。
そこで今回の記事では、マクロブックを開いた時に表示されるメッセージや、マクロを有効化する方法について詳しく紹介します。
ぜひ参考になさってください。
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Excel(エクセル)でマクロを有効化とは?
「マクロの有効化」は、マクロが埋め込まれているエクセルファイルを開いたとき、そのマクロを実行可能な状態にするための操作です。
セキュリティ上、マクロは初期設定では無効化されているため、エクセルで起動した際、このマクロを「使います(機能を有効にします)」「使いません(無効)」を選択するようになっています。
■マクロとは?
マクロは、エクセルで繰り返しの作業を自動化するための機能です。
VBA(Visual Basic for Applications)というプログラミング言語を使って、エクセルの操作を記録・編集し、自動的に実行できるようにします。
「毎月の売上報告書を自動作成する」「データを自動で並べ替えたり計算する」といった繰り返ししている作業を自動化する際に便利です。
マクロブックを開いた時に表示される警告
マクロが保存されているブックを開いた場合、下記の例のように、数式バーの上に黄色の帯でセキュリティ警告のメッセージが表示されます。
この警告を無視してマクロを実行しようとすると、下記のようなメッセージが表示されます。
要は、「有効化の処理をしていないので、この状態ではマクロは使えませんよ?マクロを使う場合は、もう一度このブックを開き直して、マクロを有効化してからマクロを使ってくださいね」という内容です。
つまり、マクロを使うなら警告のメッセージを無視してはいけないということです。
Excel(エクセル)でマクロを有効化する方法
マクロが保存されたファイルを開くと、数式バーの上に、セキュリティ警告のメッセージが表示されます。
「マクロが無効にされました」という文字の右側に「コンテンツの有効化」というボタンが表示されています。
このボタンを押すことで有効化の処理に進むことができます。
セキュリティ警告の「コンテンツの有効化」ボタンをクリックします。
「このファイルを信頼済みドキュメントにしますか?」のメッセージが出た場合は「はい」をクリックします。
これでセキュリティ警告がなくなり、マクロが使えるようになりました。
セキュリティ警告のメッセージは2回目以降には表示されない
基本的に、一度マクロ有効化にしたブックは、2回目以降に開いた場合、セキュリティ警告は表示されません。
ただし、下記のような場合は、2回目以降もセキュリティ警告が表示される可能性があります。
【信頼済みの場所に保存されていない場合】
エクセルでは、信頼できる場所(フォルダやネットワークドライブ)に保存されていないファイルに対して、毎回セキュリティ警告を表示します。
【信頼済みの発行元として登録されていない場合】
マクロを含むファイルが信頼済みの発行元として登録されていない場合、毎回警告が表示されます。
【ファイルがダウンロード済みとして扱われている場合】
ダウンロードしたファイルや、メールに添付されたファイルは、「インターネット経由」と判断され、セキュリティ警告が出ます。
【セキュリティ設定が高い場合】
セキュリティレベルが「高」や「非常に高」に設定されていると、常に警告が表示されます。
毎回表示がされてもその都度、マクロを有効化すれば保存されているマクロを使用することができます。
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警告が表示されない場合にマクロを有効化する方法
マクロブックを開いたのに、警告が表示されない…という場合があります。
この状態でマクロを実行しようとすると、下記のようなメッセージが表示されます。
【セキュリティ警告が表示されないマクロブックのマクロを有効化する手順】
- 「ファイル」タブをクリックする
- 「オプション」をクリックする
- メニューの一覧から「トラストセンター」を選択する
- 「トラストセンターの設定」をクリックする
- メニューから「マクロの設定」をクリックする
- 「マクロの設定」一覧から「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」を選択する
- 「OK」をクリックする
- ブックを閉じる
- ブックを再度開く
- 「コンテンツの有効化」をクリックする
「ファイル」タブをクリックします。
メニューの一覧から「オプション」をクリックします。
「Excelのオプション」ウィンドウの左側のメニューから「トラストセンター」を選択し、「トラストセンターの設定」をクリックします。
「トラストセンター」ウィンドウの左側のメニューから「マクロの設定」を選択し、「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」を選択し、「OK」をクリックします。
Excelの画面まで戻ったら、一度ブックを閉じます。
再度ブックを開くと、セキュリティ警告が表示されるので、「コンテンツの有効化」をクリックします。
ダウンロードしたマクロブックを有効化する方法
メールやインターネットからダウンロードしたマクロを開くと、下記のように数式バーの上に黄色い帯で「保護ビュー」のメッセージが表示されます。
ここで、「編集を有効にする」をクリックすることでマクロが使えるようになる場合もありますが、使えない状態になることもあります。
「編集を有効にする」をクリックした後に、帯の色が赤くなり「セキュリティリスク」のメッセージが表示される場合があります。
下記のように「このファイルのソースが信頼できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました」というメッセージが表示されます。
このメッセージは、Webページやメールなどで送ってもらったマクロブックで表示されたり、あるいは、自分が作成したマクロブックをメールに添付したものを自分でダウンロードしたとしても表示される場合があります。
全く知らないメールやよくわからないサイト、知らない人から送られたマクロブックを有効にするのはリスクが高いので、有効にはしない方が良いですが、送信元が信頼できる場合やダウンロードしたサイトが信頼できる場合は、有効化の手順を行いましょう。
ダウンロードしたマクロブックを有効化する方法①
マクロブックをダウンロードした際、多くの場合は「ダウンロード」フォルダ内に保存されます。
ダウンロードフォルダ内でマクロブックを開くと、保護ビューメッセージが表示されてセキュリティリスクメッセージが表示されますが、例えば、ダウンロードフォルダからデスクトップにファイルを移動させるとそれだけで「セキュリティ警告」が表示され、「コンテンツの有効化」ボタンをクリックできる状態になります。
必ずしもデスクトップなら可能というわけではないですが、保存場所を変更するだけで通常の警告表示に切り替わることがあります。
「コンテンツの有効化」をクリックしたら、後は通常通り、手順を進めましょう。
ダウンロードしたマクロブックを有効化する方法②
マクロブックの「プロパティ」から有効化することが可能です。
【マクロブックをプロパティから有効化する手順】
- マクロブックを右クリックする
- メニューから「プロパティ」をクリックする
- 「プロパティ」ウィンドウの「セキュリティ」の項目の「許可する」にチェックマークを付ける
- 「OK」をクリックする
ダウンロードしたマクロブックを右クリックし、メニューから「プロパティ」をクリックします。
「全般」タブをクリックし、「プロパティ」ウィンドウの一番下のセキュリティの項目を確認します。
セキュリティの項目の「許可する」をクリックし、チェックマークを付けたら「OK」をクリックします。
これで、マクロブックを開いた時に、「セキュリティ警告」が表示され、マクロの有効化ができるようになります。
信頼できるマクロブックを有効化
いかがでしたか?
マクロブックを開いた時に、黄色や赤の帯で警告が表示されるとちょっとビックリしてしまいますが、「コンテンツの有効化」をクリックすればマクロを使える状態になります。
自分が作成したマクロブックであれば、あまり心配もしなくても良いですが、Webページなどからダウンロードしたマクロブックなどを有効化する場合は、信頼できるサイトや送信元であることを十分に確認した上で、マクロの有効化を行うようにしましょう。
この他にも、「Excel」ブック>「ファイル」タブ>「オプション」>「トラストセンター」>「トラストセンターの設定」>「信頼できる場所」の順に進み、信頼できるフォルダとして新しいフォルダを登録するなどもあります。
Excelの操作に慣れたら、ぜひ試してみてくださいね。
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