働き方の見直しが進み、在宅で仕事をする人が増えてきています。
中には雇用契約を結ばず、個人事業主やフリーランスとして働く人も…。
育児や介護などの諸事情で、働きたくても働けないという女性の数も多く、自宅で収入を得ることのできる仕事が注目されています。
そこでこの記事では、自宅で開業し収入を得ることができる仕事についてご紹介します。
在宅での仕事や開業を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
自宅で開業できるおすすめの仕事3選
自宅で開業できる仕事はたくさんありますが、資格が必要だったり、準備に莫大な資金がかかったりするものもあります。
ここでは初期費用があまりかからずに稼ぐことができる、おすすめの仕事をご紹介します。
フリーランス系
初期費用がかからずに始められる職種としては、フリーランス系が挙げられます。
ライター・プログラマー・アフィリエイターなど、パソコンがあれば始められるという仕事がおすすめです。
ライターなどは比較的初心者でも始めやすく、ある程度のパソコンスキルがあればクラウドソーシングサービスなどを利用して、仕事を請けることができます。
教室系
主婦の方でも自分の趣味や特技などを活かして、自宅で教室を開業することができます。
料理・ヨガなどの主婦層向けから書道・学習塾・音楽教室などの子供向けがあり、フランチャイズで経営することも可能です。
自宅を使用することから、初期投資を抑えて開業することができるメリットがあります。
ショップ系
個人輸入やハンドメイドなどの服飾・雑貨などを売るショップの開業もおすすめです。
開業にあたって必要な資格も少なく、自分の興味のあるものや得意な分野で開業することができます。
近年ではアプリで自作のアクセサリーなどを販売できるツールも充実しており、店舗を構えなくても販売することも可能になっていることが魅力といえるでしょう。
自宅で開業できる仕事・どんなメリットやデメリットがある?
自宅で開業できる仕事は、メリットだけではなくデメリットもあります。
開業を検討する際には、双方をきちんと理解した上で行うことが重要なポイント。
おすすめの仕事にはどのようなメリットとデメリットがあるのかについて、ご紹介します。
フリーランス系
WEBライターやプログラマー・アフィリエイターなど、フリーランスとして働くという開業方法は近年人気を集めている職種です。
メリット
フリーランス系の最大のメリットは、初期費用を抑えて開業できるということです。
インターネットの環境やパソコンがあれば、特に店舗を構えたり、自宅を改装したりという必要もありません。
デメリット
デメリットとして考えられるのは、プライベートとの切り分けが難しいことです。
空いた時間に仕事ができるというメリットの裏返しともいえます。
家庭との両立を行う主婦の方は、特に家事や育児に追われて、作業時間が確保できないという状況に陥ってしまうことがあります。
教室系
趣味や特技、子供向けの習い事などを自宅で行う教室系も人気があります。
メリット
自宅で教室系の開業をすることは、何といっても自分の好きなことを仕事にできるというメリットがあります。
また自分の時間に合わせてレッスンの日を調整できるため、予定が立てやすいということもメリットとして挙げられるでしょう。
デメリット
教室系開業のデメリットは、顧客(生徒)の確保の難しさです。
どんなに良い内容の教室でも、顧客(生徒)がいなければ収入にはつながりません。
また開業する業種によっては、自宅の改装や什器の購入など、初期費用がかかるというデメリットもあります。
ショップ系
仕入れたものやハンドメイドの品物を売るショップ系は、近年非常に人気の高いビジネスとして注目されています。
メリット
ショップ系の自宅開業のメリットは、自分のお店を持てることです。
店舗を構えなくても、自宅の一部分を使用して開業できることや、自分の好きな物を扱えるのも嬉しいメリットといえるでしょう。
デメリット
ショップ系開業のデメリットは、在庫管理の難しさにあります。
特に仕入れたものを販売する場合には、売れ残ってしまえば収支のバランスが崩れることになります。
発注・販売・発送・入金確認など、最初のうちは自分一人で行わなければいけないこともあり、家庭との両立が難しくなってしまうこともあります。
自宅で開業するときに注意したい3つのポイント
自宅での開業は、諸事情で外に働きに出ることができない主婦の方にとっては、非常に効率の良い仕事になります。
ただし、安易に開業を行うことはさまざまなリスクを負ってしまう可能性があります。
自宅開業をする時に気を付けたいポイントとはどのようなものがあるのでしょうか?
プライベートの公開範囲に注意
自宅で開業をする場合、ネットやDM・ポスターなどで広告を出すことが考えられます。
周知するには宣伝も必要なのですが、自宅開業の場合、あまりにも詳細な地図や個人情報を公開することには注意が必要です。
これは名刺などを作る場合も同様。
どこまで自分のプライベートな情報を公開するのか、始める前に慎重に検討する必要があります。
開業に関わる手続きに注意
自宅で開業する際には、個人事業主としての手続きや届け出が必要になります。
- 屋号での銀行口座開設
- 開業届の提出
- 青色申告の承認申請書の提出
などが主なものですが、従業員を雇う場合にはさらに手続きや届け出が必要になります。
特に開業届は事業開始日から1ヶ月以内に提出する必要があるので、予め準備をしておくと良いでしょう。
インフラの整備に注意
自宅で開業する際には、インフラを整備し見直しを行いましょう。
特にパソコンを多く使用する仕事の場合は、セキュリティ面を強固にしなければいけません。
企業に雇用されていればインフラ整備は企業側が行いますが、自宅開業の場合はすべて自分で行う必要があります。
オフィスと自宅が一緒である以上、プライベートと仕事の区分けも注意したいポイントです。
まとめ
近年では主婦の方でも自宅で開業し、家庭と両立しながら収入を得る人が増えてきています。
ただし、あまりにも安易に考えてしまうと、デメリットやリスクを負ってしまうことになり、継続することが難しくなる…という現状も見られます。
自分に何ができるのか、どんな準備が必要でどの程度の収入が見込めるのか。
準備をしすぎるということはありません。
積極的に情報収集を行い、自分に合った職種で開業できるように進めていきましょう。