お客さんの悩みを1000個書き出すと言われても「何に役立つのか?」と思われるかと思います。
ですが、これが出来ないと売上を取る事は出来ないと言われています。
この「悩みを書き出せた数」×1万円=「あなたのお店の売上」と言われています。
何のためにお客様の悩みを書きだすのか書いていきます。
「商売」は「お客様の悩み」を解決する為にある
基本的に「商売」と言うものは「悩み解決」です。
これが「商売の原理原則」です。
これを知らずに商売をすると「売り手目線」となり、商品を売るのは非常に厳しくなります。
「お客さんは悩んでいる」
↓
「悩みを解決したいと思っている」
↓
「解決する方法を探している」
と言う感じです。
どんな業界でも一緒です。
- 「飲食」→「空腹を満たしたい」
- 「交通関係」→「目的地にたどり着きたい」
- 「美容関係」→「綺麗になりたい」
- 「文具」→「字を書きたい」
などなど、基本的には悩みがあるのです。
「悩み」と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、突き詰めていくとこうなります。
悩みもたくさんある
ただ、何でもかんでも上記に当てはまるかと言うとそうでもありません。
例えば「飲食」で言うと「空腹を満たしたい」以外にもたくさんあります。
「おいしいものを食べたい」
「接待を受けたい」
「雰囲気の良いところで食事したい」
「大切な人との商談をまとめたい」
などなど、「飲食」と言えど、目的が変わってきます。
パソコン教室に通う人の悩みは何か?
パソコン教室に通いたいと思っている人の悩みは何なんでしょうか?
まずは「パソコン教室に来てほしいと思うターゲット」を決める事です。
決めたら、そのターゲットが「何に悩んでいるのか?」を考えると良いです。
考えていくと、なかなか難しいので、この辺が悩みだろうなって事を、「箇条書き」で良いので、どんどん書きだしていきます。
あまり深くなくても良いです。
ライトなもので十分です。
私の場合は「パソコンが苦手な主婦」と言うターゲットを決めました。
「ターゲット」は複数でも構いません。
ですが、複数立てた場合は、それぞれ1000個書き出すのが良いです。
先ほどの「パソコンが苦手な主婦」であれば
- 復職したいけどパソコンが使えない
- 旦那さんに馬鹿にされる
- 周囲の人に聞きにくい
- ネットで調べても答えが出てこない
- スマホもよくわからない
- 早口で説明されるのが苦手
などなど。
何でも良いので書き出していきます。
単に
- パソコンが使えない
- エクセルが使えない
と言うのではなく、その生活シーンを思い出しながら書くと良いです。
- エクセルの起動の仕方がわからない
- エクセルのスタートページで止まってしまう
- 「セル」って何?
- 「関数」って何?
- 横文字が苦手
などなど。
エクセルだけでも100個くらいは出てくるかと思います。
そのくらい細かに書きだしていきます。
その悩みを多く書ければ書けるほど、そのターゲットの事を知っているという事になります。
悩みが書きだせるというのは「ターゲット」を理解できているという事
私、昔は全く出てきませんでした。
- パソコンが苦手
- エクセルが苦手
終わり。。。
みたいな^^;
結局、「悩み」を知っていないと
- その人に教える事も出来ない
- 気持を知る事も出来ない
- 共感も出来ない
- 何処で躓いているかもわからない
- 解決策も提案できない
こうなります。
先ほども書きましたが、商売ってその人の「悩み解決」と言う事に気が付きました。
「悩みがある」
↓
「解決したい」
↓
「自分ではできない」
↓
「誰か助けて」
↓
「誰に頼めばよいの?」
こんな流れです。
ここで、「自分で解決することができる」と言うタイプの人だったら、逆に「誰か助けて」まで行きつきにくいです。
その「悩んでいる人の気持ち」がわからないと「どんな気持ちでいるのか?」を探れません。
- いつ悩んでいるのか?
- どんな時に悩むのか?
こういう「今解決したい!」って思った瞬間に「解決策提示」みたいなことができると最高です。
そういう時間を考えて
- ポスティングを入れる
- リスティング広告をかける
- ブログを設置しておく
- SNSで発信する
という導線を引っ張る事が出来ます。
それは悩みを書きだすことで、その人の行動導線を知らないと、絶対にできない事です。
行動導線を知った上で
- あなた今こう思っているでしょう?
- それは辛い事ですよね。気持ちわかります
- でもこうやったら解決できるんですよ
って伝えてあげると「悩んでいる人」は喜ばれます。
どんな気持ちなのかを探れれば
- チラシに書くメッセージ
- ホームページに載せるメッセージ
- SNS発信する時のメッセージ
の言葉が変わってきます。
何も悩みを知らずに広告を作ると「味気ない何処にでもあるような広告」になります。
「お客さんを呼びたい」=「どこまでお客さんの事を考えているか?」
お客さんが呼びたいのであれば、「お客さんのこと」を徹底的に知る必要があります。
お客さんの事を知っていないのであれば、その人を助ける事は出来ません。
助ける事が出来ないのであれば、来店は見込めません。
本当に「お客さんに来てほしい」と思うのなら「お客さんのこと」を考える必要があります。
それで最も手っ取り早いのが「悩みの書き出し」です。
もしも、この段階で躓いているようであれば、お客さんを呼びよせることはできません。
今は、書き出せなくても、徐々に増やしていくというのでも良いです。
どんな広告を出すにしても、この「お客さんの悩み」を知っていないと、「良い広告」を出すことはできません。
そのために、「お客さんの悩み」を掘り下げる事が大切です。
気軽にやってみると良いと思います。
それが自分の財産になります。
お客さんの悩みを手っ取り早く集める方法
最も簡単な方法が、「周囲の人」や「生徒さん」に直接聞くという方法です。
自分の頭で考えるよりも、「ターゲットとする人」や「生徒さん」に聞いていくのが一番です。
そうすれば、あっという間に出てきます。
それとにらめっこしていたら、
- チラシのキャッチコピー
- ホームページのキャッチコピー
とかスムーズに出てくるようになります。
お店作りをする為には、「どんなお客さんをターゲットにするのか?」を決める事から始めると良いです。