今回は「ターゲットを絞る事」によるメリットを書いてきます。
「ターゲット絞った方が売りやすい」というのは、よく言われている事だと思います。
理論で言うと「自分の事?」って思ってもらう事によって「よりターゲットの心に響く」という事です。
私も、当初その辺は「それはそうだ」と思って理解はした(つもり)ではあったのですが、いざ実際にやるとなったら、まあ怖いですよね。
その辺り、どのようにして克服していったのかを書いていきます。
チラシでのターゲットの絞り方
私の昔話です。
例えば、チラシで言うと「エクセルが苦手な人」とと絞ってしまうと、一見「エクセルの人」しか来なくなりそうです。
なので、他の「ワード」や「パワーポイント」などは全部対象外にするという事になります。
他にも「シニア限定」とか絞ると「このパソコン教室は、シニアの方だけしかダメなんだ」とか思われるのではないか?と思ってしまいます。
そうすると、「いやいやもったいないよ!」ってなります。
だったら、やはり「オールマイティなパソコン教室、エクセル、ワード、パワーポイント、ホームページ、シニアも子供も、学生さんも、主婦の方も誰でもOKです」ってチラシを出した方が「幅広い」ので「より多くの人」がターゲットになって、「たくさん来てもらえそう」って思っていました。
チラシでの意外な結果
頭では、理解できているものの、実際に「チラシを出す勇気」が出なかったのですが、思い切って最初に出した時にビックリしました。
特別に実際のチラシを添付します。
「シニア向けに趣味としてパソコンでもしませんか?」という趣旨でポスティングを実施しました。
結果としてご来店されたのが
「40代の主婦の方で仕事でパソコンを使いたい」と言う方でした。
衝撃的な来店理由とは?
何もかも当たっていない「全部的が外れた人」が実際にやってきました。
ビックリして、私は、その人に聞きました。
「お仕事でパソコンを使いませんか?と書いていないのですがなぜ来たんですか?」と素直に聞きいてみました。
その時の返答です。
「私パソコンが苦手なんです。でも65歳の人でもできるんだったら、私でも出来るかなと思いました。」
と言われました。
その時に腑に落ちました。
「ターゲットを絞る」というのはそう言う事かと。
「チラシを出す側」としては「その人しか来ない」って思いますが「受け取る側はそこまで考えていない」
そんなもんだなと思いました。
それ以来、「ターゲットを絞る」と言う事に関しては、あまり深く考えなくなりました。
ターゲットを絞る事に関しては、深く考えますが「絞ったことによりお客さんが来なくなる」という事に関しては全く考えなくなりました。
まとめ
今回は、「ターゲットを絞る」と言う事に関して書いてきました。
ターゲットを絞る事によって
・売上が下がる
・反応が低くなる
・集客の幅が狭くなる
こういうことはありません。
ターゲットを絞って、悩みが深い人に向けて広告を出すことにより、その人だけでなく周辺の人たちもやってくるという結果になります。