上司によって行動が変わると思った瞬間|社員時代最も楽しかった時期

上司によって部下の行動は変わる。

これが私の実体験です。

初の転勤の後に出会った衝撃

入社3年目で転勤しました。

今思えば、その時に多くの芽が出てきた時かもしれません。

独立したいと思い始めてきたのもそのころです。

以前の上司の事は嫌いではありませんでした。

社会人としてのモラルを教えてくださいました。

今となっては感謝です。

ですが、仕事面に関してはあまり記憶がありません。

基本的には「言われたことを必要最低限にする」というが私の働くスタイルでした。

ですが、新しくいった店舗での上司と出会ってから私は変わりました。

私の良さを引っ張ってくれた

当初接客が苦手でした。

苦手と言うか、接客自体は出来るのですが「プラスワン販売」とか「高額商品を販売」といった接客テクニックは全くありませんでした。

ただ、お客さんが来られたら言われるがままに販売すると言うだけです。

その様子を見て言われたのが「とりあえず声だけ大きくしてみたら?」とだけ言われました。

今でこそ、声が大きいと言われる事も多くなりましたが、昔は「ボソボソ」と何を話しているのかわからない位の声で接客していました。

声を小さくしたいというわけでもなく。

私が思っていたのは

「接客=丁寧=声は小さく」

という勝手な概念がありました。

なので自然と声が小さくなっていたようです。

そのアドバイスに違和感を覚えながらも、「声を大きくするくらいならやれるか」と思って、大きな声で接客することにしました。

そしたら、不思議とお客さんが笑顔になってくれることが多くなってきました。

笑顔になってきたら、お客さんが勝手に「他にも欲しいのがあるんだけど」とか言われるケースも出てきました。

「不思議な事だ」と思っていました。

声を大きくして接客できるようになった次に言われたこと

常に声が大きく接客できるようになってきたころに言われたのが

「売れなくても良いから、靴を勧めてみろ」と言われました。

靴。。。

確かにスーツ屋さんなんで、靴も置いています。

なので、靴を勧めるのは出来るのですが「靴を欲しいとも言っていない人に勧めるのって普通に考えておかしくない?」と思っていました。

上司からの命令なので、逆らうわけにもいかず、とりあえずやってみる事にしました。

そしたら、全員では無いですが、聞いてくれることに気が付きました。

勧めると言っても、適当に進めるわけにもいかないので、何か勧める理由はないかをあれこれ考えていきました。

これがなかなか難しい。

そうすると上司が「もっと聞いてみたら?」と言われました。

その時に話をしてお客さんの事を聞き出すというを知りました。

今思えば、その当時やっていたレベルは現在の聞き出しには程遠いお話です。

電車通勤しているという事を聞き出したので、「替えが必要ですよね」と勧める。

そんなレベルの聞き出しやオススメでした。

ですが。

「人から聞いた情報を元にしてお勧めすると物が売れる」というのを知ったのはこの時です。

上司のアドバイスに素直に耳を傾けるようになった

上司のアドバイスがズバリ当たってくるので、素直に耳を傾けるようになりました。

ですが、言われたのは

「声を大きくする」

「靴を勧める」

それだけです。

他のアドバイスは特にありませんでした。

ですが、それだけで変わるもんなんだと、驚いたので、もっと聞きたいと思うようになってきました。

 

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