自分の人生の中で「大きな決断だった」と思える事がいくつかあります。
それが後から考えると、結果的にターニングポイントでした。
最も大きかった最初の決断は、やはり独立だと思います。
あの時の決断はかなり悩みました。
独立したかった理由
独立へのあこがれはありました。
なぜやりたいのかと言われたら悩みますが、そもそも人に縛られるのが嫌な性格なんだと思います。
自分で考えたことをやっていくのは大好きですが、人から押し付けられた事や提案されたことは気が進まない事が多いです。
会社でも、「これをやったら業務改善につながるかも!」って思ったら、サービス残業や休日出勤を喜んでやっていました。
ですが、「これやってみたら?」とか「これやっておいて」と言われるものは全くやる気が起きません。
自分で考えてあれこれやるのが性に合っていると思いました。
独立するのに悩んだ理由
単純に「生活が成り立つのか?」と言うのが一番の理由。
今思えば、そのころの想像をはるかに超える苦労がありますが、とは言っても、想像していた苦労はかなりしんどいものでした。
元々心配性なので
- お金が無くなったらどうしよう
- 失敗したらどうしよう
- 借金抱えたらどうしよう
などなど多くの悩みはありました。
基本的に自分はどんくさい人間だと思っているので、何かやっても失敗するもんだという感覚でいたので、中々勇気は出ませんでした。
結果的に、独立したいと思い始めてから、実際に独立するまでに5年以上かかっています。
その間に何か準備をしていたかと言うと、準備らしいものは何もなく。
ただ、「独立したい」とだけ思っていました。
なぜ決断したか?
そんな心配性な私が、今思えば良く決断したなと。
自分で言うのもなんですが、よく頑張って踏み出したと思います。
なんで決断できたんだろう?と思いだしてみると。
心配性ではありましたが負けず嫌いでもありました。
当時いた会社で常に思っていたのが
- 自分の力はこんなものなのだろうか?
- このままやりたくもない仕事をやっていくのが良い事なんだろうか?
と言う気持が強かったです。
今思えば、「その場から逃げたかった」というのが一番かもしれません。
「自分の力を試したい」と言うことを周囲には言っていましたが、実際は「会社で言われてする仕事が嫌だった」というのが本音な気がします。
「独立の不安感」を「今の状況から脱出したい」と言う気持が上回ったんでしょう。
一見マイナスっぽいですが、それって素直な気持ちだと思います。
その後がどうであれ、とりあえずその時の自分の気持ちには素直になれた。
辻褄合わせは後から
素直に生きれば、後から大変な事もやってきます。
ですが、「自分で決めた」と言う事であれば納得が出来て動けます。
人が決めた事だったら、いざと言う時に踏ん張りがききません。
「なぜ今こんなにしんどいんだ?でもこれって自分が選んだ道じゃないか」と思えば、乗り越える事が可能です。
私の場合、本当に後悔したくない事は、誰にも相談せずに自分で決断する傾向にあります。
他の人の意見を聞くとどうしてもバイアスがかかります。
バイアスがかかると私の場合、動けなくなり、多くの方への忖度を考えるようになります。
そうなってくると本当の決断ではないので、最終最後で「あの人が言ったから」と言い訳をするようになります。
どんな理由であれ「自分がやりたい」と思った事は「自分に責任」を持つために自分で決めるのが一番かなと思います。
人間は弱い
人間は弱いので、すぐに逃げたくなります。
なのでその道を断つために、自分で決めてきました。
特に私は弱い人間だと思います。
常に不安と隣り合わせ。
今でも不安はあります。
でもそれを払しょくするためには、自分で責任が取れる状況を作って、逃げ道を無くして後はやるだけのことをやる。
それだけかなと思います。
うまくいこうが、失敗しようが、最終的に自分が選んだ道なら、自分自身の中では十分に成功かなと思います。