刻々と変化する社会情勢の中で、働き方に対する考え方も以前とは変化してきています。
在宅で勤務を行うという選択肢が登場し、推奨する企業や独立するフリーランスの方も増えてきています。
この記事では、在宅勤務にはどんな仕事内容があるのか、働き方や雇用形態はどんな方法になるのかなど、在宅勤務の仕事内容に関する情報をご紹介します。
在宅勤務を検討されている方、転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
在宅勤務・2つの働き方を知ろう
在宅勤務の仕事を始めるには、どんな働き方があるのか、在宅勤務とはどのような位置づけなのかを知る必要があります。
在宅勤務の定義や2つの働き方についてご紹介します。
在宅勤務とは?
在宅勤務とは読んで字のごとく、オフィスに出勤をせずに自宅やコワーキングスペースなどで仕事を行う勤務形態です。
雇用形態によってオフィスへの出勤の有無や就業時間などが異なり、契約内容に準じた働き方を行います。
1・完全在宅勤務
オフィスに出社することなく、完全に自宅で勤務する方法です。
雇用形態は大きく2つあります。
- 正社員として企業に雇用されているケース
- 個人事業主としてクライアントと業務委託を交わしているケース
正社員として企業に雇用されているケースは、勤務時間の設定や会議への出席、上司への報告など、通常の会社勤務と同じような業務を行います。
個人事業主(フリーランス)として働く場合は、自身で仕事を探し、契約を行い、納期までに業務を遂行するという形式が多くみられます。
2・テレワーク
テレワークとは、正社員として雇用され、オフィス以外の場所で業務を行う形態です。
インターネットを活用した機器を使用し、オフィスに出社せずに勤務します。
企業によっては週に〇日・月に〇日出社が必要とされているケースも。
大手企業やIT関連の企業に多く見られるのが特徴で、リモートワークなどとよばれることもあります。
在宅勤務の仕事内容はどんなものがある?
在宅勤務で行う仕事内容にはさまざまなものがあります。
雇用形態によって異なるため、各ケースによってどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
正社員として雇用されているケース
正社員として雇用されているケースでは以下のような仕事内容があります。
- 事務職(電話対応・カスタマーサービスなど)
- 営業職
- エンジニア・プログラマー
- WEBデザイン
またコールセンターなどの業種では、在宅勤務で各アポインターがリストをもとに架電を行い、アポイントを獲得するケースなども増えてきています。
個人事業主として独立しているケース
自分自身のスキルを活かして、企業と業務委託契約を結び、フリーランスとして活動する形態です。
- デザイナー系
- ライター系
- エンジニア系
ライター系の中でも実際に記事の執筆を行うライターや編集者、翻訳、コピーライターなど職種はさまざまです。
在宅勤務の仕事・メリットやデメリットは?
在宅勤務と聞くと、「本当に家で仕事ができるのか?」「出社する雇用形態よりも稼げないのではないか?」といった不安を持つ人も少なくないでしょう。
在宅勤務にはメリットとデメリットがあります。
双方を理解した上で、検討することが大切なポイントです。
在宅勤務のメリット
在宅勤務のメリットとしては、大きく3つ挙げることができます。
時間を有効に使える
何といっても通勤時間がないこと=今まで通勤に使っていた時間を業務時間に充てることができます。
メールチェックなどの業務準備を始業前に終わらせることも可能。
終業時間後は面倒な満員電車に乗ることもなく、1日の時間を有効に使えます。
出勤しなくても働くこと(収入を得ること)ができる
「働く=オフィスに出勤しなくてはいけない」という概念を壊したのが在宅勤務のメリット。
育児や介護、体調などの諸事情で出勤はできないけれど、自宅で仕事ができるという人には最適な働き方です。
在宅勤務であれば、出社をしなくても収入を得ることができます。
人間関係のわずらわしさが少ない
仕事について回る人間関係のわずらわしさは格段に少なくなります。
他人とのコミュニケーションが減り、寂しいと感じることもありますが、変なプレッシャーや軋轢を極力減らして働くことが可能です。
在宅勤務のデメリット
良い事尽くしのように思える在宅勤務にも、それなりのデメリットがあります。
デメリットも考えた上で選択するようにしましょう。
自己管理が難しい
自宅で仕事をするという環境で、最大の課題は自己管理です。
自宅にいるとどうしても集中できない・自分に甘えてのんびりしてしまう・つい家事や育児に時間を取られてしまうということも少なくありません。
スケジューリングをしっかりと行い、厳しく自己管理を行う必要があります。
家族の理解が得難い
「家にいる=時間がある」と家族に思われがちなのもデメリットの1つ。
自分がどんなスケジュールで仕事を行っているのか、どんな仕事をしているのかを理解してもらえないと、忙しさが倍増してしまう怖れがあります。
リアルタイムの相談が難しくなる
仕事の相談をすぐにできる人が少なくなるのもデメリットといえるでしょう。
オフィスであれば、同僚や先輩・後輩、上司などにリアルタイムで相談ができます。
在宅勤務の場合、ツールを利用してもリアルタイムで相談に乗ってもらうことは難しくなります。
在宅勤務を始めるために必要なものは?
在宅勤務をしてみようと検討したとき、一体どんなものや環境が必要になるのでしょうか?
インターネット環境
在宅勤務を行う上では、インターネットの環境は不可欠です。
データの送受信や遠隔での連絡にはインターネット環境が必要になります。
自宅にインターネット環境が整っていない人は、在宅勤務を行う前に準備をしておくことをおすすめします。
パソコンなどのデバイス
パソコンやスマートフォンなど、作業に使用するデバイスも絶対に必要になります。
オフィスでは当たり前にパソコンを使用しているという人がほとんどでしょう。
ハイスペックの物でなくても、最低限Officeが利用できるパソコンは必須です。
まとめ
在宅勤務にはさまざまな仕事内容や雇用形態があります。
どのような働き方をするのかは、自分の持っているスキルや希望する報酬額によって異なってくるでしょう。
今まで出勤することが難しい状況であった人でも、在宅勤務であれば収入を得ることができます。
在宅で勤務できる求人のサイト、フリーランスの人向けのクラウドソーシングなどを利用し、ぜひ最適な在宅勤務を探してみてください。