今回は、「テーマ:商業オファー。」と書かれたメールの対処法についてお話します。
その対応方法をまとめました。
結論は「内容は無視して問題ない」です
結論から言うと、そのメール自体の内容は放置して問題ないです。
これですが、どこかのサイトからの情報が流出しています。
パスワードがメール本文内に書いてあるケースと書いていないケースがあります。
とりあえずは放置していただいて問題ないです。
そもそもなぜこんなことが起こっているの?
3年くらい前にとある企業でメールアドレスとパスワードが流出したというニュースがありました。
それが原因だと思われます。
そのメールアドレスを入手した人が定期的にこのようなメールを送られていると思われます。
ただ、メールに書いていあるような事実はないのでご安心ください。
そもそもどんなメールか?内容を公開
どんなメールなのか全文を載せます。
2021年1月19日確認「SOSセキュリティ通知」
こんにちは、お世話になっております。
貴方のアカウントに最近メールをお送りしましたが、お気づきになられたでしょうか?
そうです。私は貴方のデバイスに完全にアクセスできるのです。
数ヶ月前から拝見しております。
どうすればそんなことが可能なのか疑問に思っておられますか?これは、WiFi-Bluetoothに付属するマルウェアに感染しているためです。あまりご存知ないかもしれないので、ご説明いたします。
トロイの木馬ウイルスにより、私は貴方のパソコンや他のデバイスに完全にアクセスが可能です。
これは、貴方のスクリーンに搭載されたカメラやマイクをオンにするだけで、貴方が気づくことなく、私が好きな時に貴方を見ることが可能となることを意味します。その上.私はまた、あなたの電話のすべての会話、すべてのソーシャルネットワークおよび電子メールの連絡先にアクセスする権限を持っています。
「自分のパソコンにはウイルス対策ソフトを入れているのに、なぜそれが可能なのか?なぜ何の通知も今まで受信しなかったのか?」とお考えかもしれませんね。その答えは単純です。
私のマルウェアはドライバーを使用し4時間毎に署名を更新するため、ウイルス対策ソフトでは検出不可能なので通知が送られないのです。
左側のスクリーンで貴方がマスタベーションを行い、右側のスクリーンでは貴方が自分を弄っている間に閲覧していた動画が再生されるビデオを私は所有しています。
これからどんな悪いことが起きるのか心配ですか?私がマウスを1度クリックするだけで、この動画は貴方のソーシャルネットワークやメールの連絡先全てへと送信されます。
また、ご利用のメールの返信やメッセンジャーにもアクセスして動画を共有することだって可能です。
この状況を回避するために出来ることは 、$1000相当のBitcoinを私のBitcoinアドレスへと送金するだけです(方法が不明な場合は、ブラウザを開け「Bitcoinを購入」と検索するだけで分かります)。
私のbitcoinアドレス(BTCウォレット) は下記の通りです。: 英語と数字の羅列
お支払いの確認が取れ次第動画をすぐに削除し、もう2度と私から連絡を取ることはありません。
この取引が完了するまでに2日(48時間)の猶予がございます。
このメールが開封されると同時に私は通知を受信し、タイマーが始動します。
このメールと私のBitcoinのIDは追跡不可能なため、苦情を申し立てようとしても何も起こりません。
非常に長い間この件に取り組んできたため、 どんな隙も与えませんよ。
このメッセージについて誰かに話したことを私が感知すると、先ほども申し上げた通り、ビデオはすぐに共有されます。
ビットコインを要求
こちらがちょっと間抜けだなと思うのが、ビットコインでの要求をしている点です。
私はビットコイン自体やり取りがした事無いので、そもそもよくわかりません。
やり方がわかったとしても、決して支払ってはいけません。
このルータをハックしその上に悪質なコードを置いた?
置かれていないので、ご安心ください。
保証を持てと言われたら出来ないですが、今回のケースで言うと、単純にどこかの企業が管理していたメールアドレスとパスワードを取得してそれをあなたに送っているだけです。
基本的には乗っ取りなど行なわれていません。
また、このメールに書いてあるような事は物理的に不可能です。
置くとしても、一人一人の個人宅に置くのは非常に労力がかかることであり、それをしたところで何を得られるかというと、個人規模だと大した情報は得られません。
乗っ取りは行われていないのでご安心ください。
トロイの木馬はあなたのデバイスのオペレーティングシステムにインストールされました
トロイの木馬という有名なウイルスがあります。
それをあなたのパソコンにインストールしたと書いてありますが、それも嘘です。
気持ち悪いかもしれませんが、そのパスワードが知られているからと言って、トロイの木馬が設置されたと言う事はありません。
対策方法は?
このメールは今後も来るでしょう。
実際、私のところへも何日かに1回やってきています。
気が済むまでされるのでしょう。
これは放置以外の方法はありません。
パスワードに関しては、その該当企業のパスワードを変更しておいてください。
どこも同じパスワードを使っているのであれば、全て変えてください。
危険なのは二次災害が起こる可能性です。
基本的にのっとられたわけではないのですが、先方が「メールアドレス」と「パスワード」を知っていることには間違いありません。
同じものを使っているのであれば、他の企業のサイトに行って、メールアドレスとパスワードでログインが可能になります。
その辺り注意したほうが良いです。
ログインが出来る状態なのであれば、何をされるかわかりません。
早めに、パスワードを変更してください。
まとめ
今回は、詐欺メールについてお話ししました。
他にも詐欺メールは多発しております。
詐欺メールもそうですが、ウイルス対策はきちんと行っておきたいものです。
ウイルス対策については別記事にまとめました。
下記をご覧ください。
-
パソコン|ウイルス対策ソフトはこれをしておけば安心|パソコン教室講師がやり方教えます
この記事はパソコンのウイルス対策ソフトについて書いたものです。
パソコンを使っている人であれば、ウイルス、フィッシングなどの言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
ウイルス対策おすすめソフトなどを紹介しているので参考にしてみてください。続きを見る