MOS2013の難易度はどのくらい?MOS現役講師が徹底解説

更新日:



こんにちは!
誰よりもパソコンができなかったパソコン講師、しかっちです!

「MOSを受けるならどのバージョンが一番いいだろう…?」

MOSを受験することは決めているのに、どのバージョンを受けたらいいのかわからなくてお悩みの方、とてもいらっしゃいます。

正直、実践力で選ぶなら最新バージョンのMOS2016で受けることをオススメするのですが…。

実際の受験状況を見ているとMOS2013で受験している方が大多数です。

そして、たまにインターネット上で、「MOS2013が難易度的にも実践力的にも一番受け得」のようなお話を見つけることがあるんですね。

今日は、MOS2013が受け得なのかどうかについて少しお話をしていきます。

この記事に書いてある内容は...

MOS2013の難易度は判断しにくい

MOS2013の大きな特徴は「作成型」という点です。

一から作り上げるのです。

MOS2010やMOS2016は、一から作るのではなく、ある程度できている問題に追加すると言う感じです。

それに対してMOS2013は一から作り上げるのです。

MOS2013は1問分らないと5~6問解けない可能性がある

MOS2013は作り上げていく問題なので、1つ分らないと後に尾を引く可能性があります。

例えば、グラフの作り方がわからない

となった場合、その後のグラフの大きさを変えるとか、書式を変えるといったこと全部が出来なくなります。

そういった点では、点数は落としやすいものといえるでしょう。

その為か、問題の1つ1つは他のバージョンに比べて簡単な印象です。

どちらを優先するかは人によるでしょう。

マイクロソフト オフィス2013とMOS 2013の特徴とは?

2010の次にマイクロソフト オフィスの機能が更新されたのは2013年のことでした。名前も「マイクロソフト オフィス2013」になって、より多彩なことができるようになったのです。

そしてMOSもマイクロソフト オフィスに合わせて2013となったのですが、ひとつ大きく変わったことがあります。それは試験問題の出題形式です。

MOS2010はクイズのように1問ずつ答えていく「一問一答形式」だったのに対して、MOS2013は、試験で1つのファイルを完成させる「ファイル完成型」になりました。

これは例えるなら障害物競走で、ファイルの完成というゴールを目指して、途中のさまざまな障害=問題を解いて進んでいく(ファイルを作っていく)というもの。

これは私たちが普段パソコンでやっている作業に近いので、MOS2010よりもマイクロソフト オフィスの操作技術をより実践的にはかる試験になったと言えます。

MOS 2013でワード2013はどんな問題が出題されるのか

それでは、MOS2013の具体的な内容を見ていきましょう。

まず文書作成ソフトのワードですが、2010と同じく基本的な操作をはかる「スペシャリスト」と、応用の操作をはかる上級レベルの「エキスパート」の2コースが用意されています。

まず、「スペシャリスト」の出題範囲はというと……。

文書の作成と管理

・文書を作成する
・文書内を移動する
・文書を書式設定する
・文書のオプションと表示をカスタマイズする
・印刷または保存するために文書を設定する

文字、段落、セクションの書式設定

・文字列や段落を挿入する
・文字列や段落を書式設定する
・文字列や段落を並べ替える、グループ化する

表やリストの作成

・表を作成する
・表を変更する
・リストを作成する、変更する

参考資料の適用

・文末脚注、脚注、引用文献を作成する
・図表番号を作成する

オブジェクトの挿入と書式設定

・文書パーツを挿入する、書式設定する
・図形や SmartArt を挿入する、書式設定する
・画像を挿入する、書式設定する

と、基本だけあって「ファイルを新しく作る」から「印刷する」といったワードの基本操作から始まり、そこから少し高度な応用操作に続いています。

MOS2013の出題形式が1つのファイルを完成させる「ファイル完成型」になったので、出題範囲の並び順も実際の作業の順番をイメージしたものに感じられますね。

まずはファイルを作って文字を入力したら、いったん印刷する。

シンプルな文書を作るならこれだけでOKです。そこから段落を作ったり、文字の色や大きさを変えたりして文書の飾り付けをする内容が出てきます。

さらにはワードのファイルの中で、エクセルのように表を作ったり、パワーポイントのようにイラストや写真を貼りつけたり、といった内容が続きます。

スペシャリストだけでもなかなか出題範囲が広いワード2013ですが、上級レベルの「エキスパート」ではさらにこんな内容が出題されます。

文書の管理と共有

・校閲用に文書を準備する

高度な機能を使用した文書のデザイン

・高度な書式設定を適用する
・詳細なスタイルを適用する

高度な機能を使用した参考資料の作成

・フォームフィールドと差し込み印刷を管理する

ユーザー設定の Word 要素の作成

・文書パーツを作成する、変更する
・ユーザー設定のスタイルセットとテンプレートを作成する

文書の管理と共有

・複数の文書を管理する
・文書の変更を管理する

高度な機能を使用した文書のデザイン

・文章の順番を入れ替える、文章をグループ化する

高度な機能を使用した参考資料の作成

・索引を作成する、管理する
・目次や引用情報の一覧を作成する、管理する

ユーザー設定の Word 要素の作成

・ほかの言語やユーザー補助機能に対応した文書を準備する

大まかに説明すると、スペシャリストでは文章の入力や表の作成・画像の挿入といった、何かを入力する操作が出てきました。

それに対してエキスパートでは、校正機能で誤字脱字がないかチェックしたり、ワードというソフトをあらかじめ自分が効率よく使えるように設定したりといった内容が出てきます。

文書を作るだけなら覚えなくても何とかなる機能ではありますが、使えればミスのない文書をサクサク作ることができるようになるでしょう。

ワードは仕事でも使うことが多いソフトなので、会社でワードを毎日使っている人はエキスパートの内容を勉強してみて、決して損はしないはず!

MOS2013で出題されるエクセル2013の機能はコレ!

表計算ソフトのエクセルも、MOS2013には基本レベルの「スペシャリスト」と、上級レベルの「エキスパート」の2コースが用意されています。

ファイルを完成させる操作が試験の出題形式であるMOS2013では、エクセルもワードと同じように基本のスペシャリストの場合、ファイルを新しく作る→数字や計算式を入力する→その数字データをもとにグラフを作るといった、エクセルの基本的な作業の流れをたどる内容になっています。

エクセルのスペシャリストの出題範囲を見てみましょう。

ワークシートやブックの作成と管理

・ワークシートやブックを作成す
・ワークシートやブック内を移動する
・ワークシートやブックの書式を設定する
・ワークシートやブックのオプションと表示をカスタマイズする
・印刷または保存するためにワークシートやブックを設定する

セルやセル範囲の作成

・セルやセル範囲にデータを挿入する
・セルやセル範囲の書式を設定する
・セルやセル範囲を並べ替える、グループ化する

テーブルの作成

・テーブルを作成する
・テーブルを変更する
・テーブルをフィルターする、並べ替える

数式や関数の適用

・数式や関数にセル範囲やセル参照を使用する
・関数を使用してデータを集計する
・関数で条件付き論理を使用する
・文字列操作関数を使用して書式を設定する、文字列を変更する

グラフやオブジェクトの作成

・グラフを作成する
・グラフを書式設定する
・オブジェクトを挿入する、書式設定する

たくさんの項目が並んでいますが、どれもエクセルを使うための必要な操作方法ばかり。

特に「数式や関数の適用」は、複雑な計算をしたり、たくさんあるデータの中から必要なものを見つけ出したりと、エクセルの柱ともいえる出題内容です。

関数とはいろいろな計算や分析を効率よく行うための機能。エクセルには膨大な数の関数が用意されており、「関数を制するものはエクセルを制する」と言っても過言ではありません。MOSの勉強を通して、しっかりチェックしておきたいポイントです。

上級レベルの「エキスパート」では、以下のような内容が出題されます。

ブックの管理と共有

・ブックの変更を管理する

ユーザー設定の書式やレイアウトの適用

・詳細な条件付き書式やフィルターを適用する
・ほかの言語やユーザー補助機能に対応したブックを準備する

高度な機能を使用した数式の作成

・関数を使用してデータを検索する
・高度な日付と時刻の関数を適用する

高度な機能を使用したグラフやテーブルの作成

・高度なグラフ要素を作成する
・ピボットテーブルを作成する、管理する

ブックの管理と共有

・複数のブックを管理する
・校閲用にブックを準備する

ユーザー設定の書式やレイアウトの適用

・ユーザー定義の表示形式をデータに適用する
・ユーザー設定のスタイルやテンプレートを適用する

高度な機能を使用した数式の作成

・数式に関数を適用する
・シナリオを作成する

高度な機能を使用したグラフやテーブルの作成

・ピボットグラフを作成する、管理する

スペシャリストの出題範囲をベースに、より高度で応用的な操作を行うのが、エキスパートの出題内容です。このレベルの機能はかなり複雑なファイルを作るときに使うので、文字通りエクセルのエキスパート向けの試験と言えるでしょう。

パワーポイント2013がMOS2013で扱う範囲をチェック

最後はスライドを作成するパワーポイントについて。MOS2013でも、パワーポイントは基本レベルの「スペシャリスト」のみになっています。出題範囲を見てみましょう。

プレゼンテーションの作成と管理

・プレゼンテーションを作成する
・スライドマスタを使用してプレゼンテーションを書式設定する
・プレゼンテーションのオプションと表示をカスタマイズする
・印刷または保存するためにプレゼンテーションを設定する
・スライドショーを設定する、実行する

図形やスライドの挿入と書式設定

・スライドを挿入する、書式設定する
・図形を挿入する、書式設定する
・図形またはスライドを並べ替える、グループ化する

スライドコンテンツの作成

・テキストを挿入する、書式設定する
・表を挿入する、書式設定する
・グラフを挿入する、書式設定する
・SmartArt を挿入する、書式設定する
・図を挿入する、書式設定する
・メディアを挿入する、書式設定する

画面切り替えやアニメーションの適用

・スライドに画面切り替えを適用する
・スライドのコンテンツにアニメーションを設定する
・画面切り替えとアニメーションのタイミングを設定する

複数のプレゼンテーションの管理

・複数のプレゼンテーションからコンテンツを結合する
・変更履歴を校閲する
・プレゼンテーションを保護する、共有する

やはり、パワーポイントも新しいファイルを用意する→スライドに文字やイラスト、写真などを配置していく→音やアニメーション効果を着けて仕上げる、といった、ファイル作成の基本的な流れをたどる出題範囲ですね。

パワーポイントは、発表したい内容をいろいろな手段で表現するためのソフトです。

そのため、ひとつひとつの操作はワードやエクセルに比べて比較的シンプルなものばかり。

そのため、どちらかというと操作する人間が「どんなことを、どんな形で表現したいか」というアイデアの方が重要と言えるでしょう。ただ、それを形にするにはパワーポイントの操作をしっかりマスターしておく必要があります。

ワードやエクセルにはないパワーポイントの機能のひとつが「アニメーション」です。これは配置した文字やイラスト、写真を動かすことができる機能です。

アニメーションを演出に使うと、見ている人に大きなインパクトを与えることができます。むやみに使うのではなく、「ここが重要なポイント!」と強調したいところに使うと、大きな効果を出すことができるでしょう。

資格は最新のものを取るべき

パソコンやIT関係の資格は、最新バージョンのものを取得した方がいいと思っています。というのも、この分野は技術の進歩が早く、古いバージョンのテクニックが通用しなくなるのも早いからです。

パソコン資格の中には、

「バージョン1.03以前の資格は無効になります。新しいバージョンの受験料の割引サービスがありますので、再取得をしてください」

「今回取得した資格の有効期限は、取得日から1年です。更新する場合は、合格者向けサイト内のマイアカウントから再試験の受験をお願いします」

と、明記しているケースも多くあります。

「この資格を持っています」というには、常に最新のバージョンに対応していなければ「使える」とは言えないという空気感があるんですね。

詳しくは別記事で書きました。下記をご覧下さい。

MOSどれを受けるべきか?あなたにピッタリのMOS資格バージョンは?

いきなりエキスパートレベルを受けても大丈夫?

スキルがある方であれば、問題ないですが、スペシャリストから取得することをお勧めします。

というのもエキスパートレベルは、スペシャリストを網羅しているというよりは、全く別の知識を問われる問題になります。

よって、エキスパートを受けておけば、スペシャリストを覚えたという事にはならないからです。

詳しくは別記事に書きました。下記をご覧下さい。

MOS試験|いきなりエキスパートは大丈夫?スペシャリストとの違いは?

職場で多く使われているオフィスのバージョンは…

MOSのバージョンの中に自分が使っているバージョンがある場合は、それを受けることでスキルアップに繋げることができます。

最新の試験を受けることで技術が古くなることを防げますが、使い慣れているバージョンで受けることで、丁寧な作業をより素早くこなすテクニックをつけることができるのです。

そこで、職場で多く使われているオフィスのバージョンなのですが…。

私の感覚としては、バージョン2010、2013が多いのかなという印象です。

というのも、WindowsXPのサポートが終了になる時期に発売されていたWindows7や8に対応しているのがこれらだからです。(ちなみに、人気機種だったWindowsXPのサポート終了は2014年です)

その時期にパソコンを買い換えた事業所は多いでしょうし、買い換えと同時にオフィスのバージョンを新しくしている事業所が大半だと思います。

「インターネットに繋げないパソコンだから」という理由で2010以前のオフィスを使っている可能性もありますが、レアなケースではないでしょうか。

基本レベルの操作ならバージョンに差はない

MOSを就職活動に役立てたいと考えている人なら、「どうせ受けるなら、どの事業所でも通じるソフトで受験したい」と思っているかもしれませんね。

安心してください。基本レベルの操作であるならば、バージョンの差はほとんどありません。

確かに、バージョンごとに画面の表示のされ方や、ボタンの場所の違いはあります。

ただし、基本的な操作をする上で覚えておくべきボタンの配置や画面の見た目はほぼ一緒です。複雑な操作で多少の違いがあったとしても「たしか、こういう操作ができたはずだ」「前はこれができたのだから、今回もできるはずだ」という記憶のヒントから操作がわかることも多いのです。

例えば、旅先で初めて入るドラッグストアでも、普段使っている全国チェーンの系列店なら、どの商品がどこに売られているのかや、どんな商品があるのかを想像して品物を探すことができますよね。

大手ドラッグストアで共通点があり、それを知っているからできることですが、オフィスソフトでも同じことができるのです。

MOS資格を勉強したいけど、どんな方法がある?

MOS2013の難易度についてお話をしてきました。

実際に取得するにはどうしたら良いのでしょうか?

基本的には「本」を使っての独学か、パソコン教室での学習を行なうのが良いでしょう。

あなたのパソコンスキルがどのくらいあるのか?によって、オススメは変わります。

パソコンが比較的得意だと思われる方は独学が良いでしょう。

合格する為の学習方法があります。詳しくは別記事で書きました。

MOS資格独学勉強法|パソコン初心者が99%合格した秘密を講師が公開

あなたが、パソコンは苦手だと思われるようであれば、パソコン教室に通われるほうが良いでしょう。

実は、本当のオススメは独学よりも、パソコン教室に通うことです。

確かに独学でも勉強すれば合格できるのですが、あくまでも合格できるという結果しか残りません。

本来の資格取得の目的は何でしょうか?

「履歴書に書ける」というのも一つの目的かもしれませんが、最も大切なのは「使いこなす」という事ではないでしょうか?その為にMOS資格を取得されるかと思います。

本当の意味でMOS資格の習得を目指したい方は、別記事に書きましたので下記をご覧下さい。

MOS資格取得の為にパソコン教室で学んだ方がよいと言える5つの理由

そもそもMOS資格って何?全体像を知りたい方は下記をご覧下さい

MOS資格というのは、正式には「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト」と言います。

いわゆる、会社などで使う「エクセル」「ワード」「パワーポイント」と言ったオフィスソフトが正しく使いこなせるか?というスキルレベルを証明する為の資格試験です。

全世界で、実施が行なわれており、パソコンの資格の中で最もメジャーな資格になります。

MOS試験について詳しく知りたい方は別記事に詳しくまとめました。下記をご覧下さい。

MOS資格とは?|就職・転職に有利なMOS試験の概要を全て徹底解説

まとめ

オフィスソフトの基本操作+今すぐ業務に役立つテクニック程度なら、どのバージョンを受けても差は感じられないですよというお話でした。

「MOS2016は試験が始まったばかり、MOS2010は資格としては少し古い感じがする…」
「難易度情報などがまだ出回っていないMOS2016を受験するのは不安がある…」

という理由で、MOS2013を受験する人が多いですが、難易度という話をすると、どのバージョンもそれぞれに難しいので、MOS2013が取りやすいということもありません。

自分が受験するバージョンに悩むなら、会社で使っているものと同じバージョンを選ぶか、今後のことを考えて最新バージョンを受験するかのどちらかがいいかと思います。

もちろん、受験対策としてパソコン教室に通われるのでしたら、そこの講師に最適なバージョンを相談するのが一番ですよ!

MOSでお悩みの方の関連記事はこちら

MOS資格取得の為にパソコン教室で学んだ方がよいと言える5つの理由

MOSを詳しく知りたい方必見「MOS資格の全体像」を徹底解説

MOS試験でおすすめのテキスト・本・参考書はこれ|MOS講師公認

MOS資格独学勉強法|パソコン初心者が99%合格した秘密を講師が公開

人気MOS資格は就活に有利と言える5つの理由|就職に役立つパソコン資格

MOS2016の難易度と合格点を詳しく解説|MOSの他バージョンとの比較

ブログを書いている講師紹介(初心者の気持ちが日本で唯一わかるパソコンが苦手だった講師)

森分 然(もりわけ しかり)ミスターしかっち

パソコンが大の苦手だったところから、パソコンを覚えてきた経験を元にパソコン教室を開講。自身の経験から「専門用語を使わない」「例え話」「初心者の気持ちが唯一わかる講師」で人気。全国対応の遠隔レッスンで多くの問い合わせが殺到。初心者向けに少しでも役に立ちたいと、馴染み易いように始めた動画「ミスターしかっち式動画」が大人気。小学生が見てもわかるような動画を無料で掲載中。「ミスターしかっち」で検索!


-

Copyright© パソコン教室キュリオステーション , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.