パソコンに関心を持っていると、「Word(ワード)」という言葉をよく耳にするでしょう。

「Word」は、「Microsoft Word」の略。米国・Microsoft社が開発したソフトウェア「Microsoft Office」の1つで、文書を作成するのに適した機能を備えています。

日本で開発されたワープロソフトもさまざまあり、1980年代以降「一太郎」が大きくシェアを広げていましたが、「Word」が日本語機能を高め、現在では主流となっています。使い方は簡単。文書、案内状、チラシ、ハガキなど、思いのままに作成することができますよ。さっそく、文書作りにチャレンジしてみましょう。


【1】「Word」のバージョン(版)による違い

「Word」は1-3年ごとに改良版が発売されています。

ここ数年では「2003」「2007」「2010」「2013」と続き、最新版は2015年9月発売の「Word 2016」です(2016年10月現在)。版ごとに機能が新しくなり、画面の表示が多少変わりますが、基本的な使い方は同じです。

「Word 2007」前後での互換性

注意が必要なのは、「2003」以前「2007」以降の互換性です。分かりやすくするために「旧バージョン」と「新バージョン」とします。
新バージョンで、旧バージョンで作ったファイルを開くことはできる。
旧バージョンでは、新バージョンで作ったファイルを開くことができない。

もしもお手元のパソコンが、以前に購入したものであったり、不要となったものを譲り受けた場合などには、バージョンをチェックしておきましょう。できるだけ新しいバージョンの方が、今後使いやすいと思います。

【2】文書作成その1:下準備をしましょう

さあ、それでは早速、簡単な文書を作ってみましょう。ここでは、「新年会の案内チラシ」をA4サイズの用紙で作成してみます。

1)「Word」を立ち上げる

デスクトップに「Microsoft Word」アイコンが表示されていれば、クリックするだけでOKです。もしも表示がなければ、次の手順で見付けましょう。

① 画面下の左端の「スタート」ボタン(青色の丸いボタン)をクリックする。
② スタートメニューに「Microsoft Office Word」の表示があれば、クリック。
スタートメニューになければ、「すべてのプログラム」をクリックすると一覧が表示される。「Microsoft Office」→「Microsoft Word」をクリック。

 

2)新しい文書を開く

新しい文書を作ることを「新規作成」と言います。2003から2013の各バージョンについて見てみましょう。

● 2003版:画面左上の白い用紙のイラスト「新規作成」をクリック
● 2007版:画面左上の「Office」ボタンをクリック →「新規作成」→「白紙の文書」
● 2010版:「Word」を立ち上げると、新規文書が開く
● 2013版:「Word 2013 Preview」→「白紙の文書」

3)サイズを選ぶ

今回は「B5」を選びましょう。
画面上の「ページレイアウト」タブをクリック → 「サイズ」 → 「B5」にする。

【3】 文書作成その2:文字を書きましょう

準備ができたら、いよいよ文字の入力です。

1)「ひらがな入力」にする

キーボード左上の「半角/全角 漢字」を押して「ひらがな入力」を設定しましょう。

2)「ローマ字」入力にする

キーボードの下側の「Alt」キーを押したまま、右側にある「カタカナ ひらがな ローマ字」を押すと、設定を切り替えられます。

3)文字を入力する

下の雛形を参考に、入力していきましょう。「①②③」など青文字は、解説のためにつけているので省いて下さい。文字の入力の際によく使うキーは次の2つです。
●「Enter」:キーボードの右端の大きなキー。決定改行に使う。
●「スペース」:キーボード下段の横長の白いキー。変換スペースを空けるときに使う。

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「SINNNENNKAINO」「スペース」(変換)「Enter」(決定)
「OSIRASE」「スペース」(変換)「Enter」(決定)→「Enter」「Enter」(2回改行)
ローマ字入力なので、「新年会」は「SINNNENNKAI」となります。短い区切りごとに「Enter」キーを押して決定しておくと、確実に入力できますし、ミスした場合の訂正も簡単です。

「AKEMASITE」「スペース」(変換)「Enter」(決定)
「OMEDETOUGOZAIMASU」「。」「Enter」(改行) ※ひらがなだけなので「変換」は必要なし
「ATARASIITOSINO」「スペース」(変換)「Enter」(決定)
「SIAWASEWO」「スペース」(変換)「Enter」(決定)
「NEGAI」「、」「スペース」(変換)「Enter」(決定)
あとは同様に入力していきます。

③「:」は「Enter」の2つ左にあります。
「( )」は、「Shift」を押しながら「8」「9」を押せばOKです。

【4】文書作成その3:体裁を整えましょう

それでは最後に、下のように体裁を整えていきましょう。

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1)書体・大きさを変える

まず、文書全体をドラッグして選択します。ドラッグの方法は、一番上にカーソルを合わせて、マウスの左ボタンをクリックしたまま下まで引っ張るだけです。選択範囲がグレーになります。書体、大きさを変えるには、上部にある横長の窓を使います。それぞれの矢印をクリックし、書体は「MS 明朝」、文字の大きさは「12ポイント」にしましょう。

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全体を12ポイントにした後、①の「新年会のお知らせ」だけをドラッグして、「16ポイント」に変えましょう。

 

2)配置を変える

配置を変えるには、画面上部のバーコードを横にしたようなボタンを使います。

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● ①の「新年会のお知らせ」を「中央寄せ」にしましょう。方法は次の2通りです。
「新年会のお知らせ」のはじめにカーソルを合わせて、「中央寄せ」ボタンを押す
「新年会のお知らせ」をドラッグして、「中央寄せ」ボタンを押す

● ②の「明けまして…」と「新しい年の…」の前に、空白を1文字分入れましょう。
「スペース」キーを1回押す

● ③の3行の前にそれぞれ、空白を5文字分入れましょう。
「スペース」キーを5回押す

 

3)ファイルを保存する

ファイルを保存する場所は、さまざまありますが、ここでは、「ライブラリ」内の「ドキュメント」に「新年会」の名前で保存してみましょう。どのバージョンでも、同様の手順で保存できます。

「ファイル」タブをクリック

「名前を付けて保存」

「ライブラリ」

「ドキュメント」

「ファイル名」に「新年会」と入力

「保存」


「Word」の操作は、いかがでしたか。「思っていたより簡単だった」と身近に感じていただけたら幸いです。習うより慣れろで、使っているうちに、さまざまな機能を使いこなせるようになりますよ。同じ書類でも、作る人によって見やすさや雰囲気は変わってきます。文字の書体や大きさ、改行等を工夫して、あなただけの作品を作ってみて下さいね。是非皆さんも読みながら作ってみてください。すぐに覚えられますよ。この手のものは読んでわかるようになる傾向があるので、実際に操作しながら作りましょう。

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